企業経営理論 経営と戦略の全体像 戦略の策定と企業戦略 財務・会計 経営分析 企業経営理論

マネジメントサイクル

 マネジメントサイクルに関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア マネジメントサイクルは1回限りのものではなく、計画・実行したものを評価して見直すことによって次のサイクルにフィードバックされ、繰り返されるものである。〇

イ PDSサイクルは、計画し(Plan)、事業領域を定め(Domain)、評価する(See)というサイクルを繰り返す管理プロセスである。×Do

ウ PDCAサイクルは、計画し(Plan)、実行し(Do)、検討し(Check)、評価する(Assessment)というサイクルを繰り返す管理プロセスである。×

エ 自社の経営計画の実行状況はPDCAサイクルのPによって把握され、自社が目指す中長期のあるべき姿はPDCAサイクルのCによって把握される。×

バランス・スコアカード

 バランス・スコアカードは、4つの基本的視点から多角的な業績評価指標を選定し、それらをバランスよく向上させて企業成長を図るための経営手法である。バランス・スコアカードは戦略そのものを策定するだけでなく、戦略を実現するための具体的な計画を設定、統制することで、組織全体をより戦略的なものに変えるための枠組みを提供する。このバランス・スコアカードの4つの視点として、最も不適切なものはどれか。

ア 財務の視点

イ 顧客の視点

ウ 業務プロセスの視点

エ 有効性の視点〇?

財務の視点

 財務的業績の向上のために、株主に対してどのように行動すべきか

顧客の視点

 戦略を達成するために、顧客に対してどのように行動すべきか

業務プロセスの視点

 株主と顧客を満足させるために、どのような業務プロセスを実施することが求められているか

学習と成長の視点
 戦略を達成するために、どのようにして変化と改善のできる能力や環境を維持するか

 経営戦略

 経営戦略に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア 経営戦略を作成する目的は、企業が外部環境に適応しながらビジョンを達成することである。〇?

イ 企業戦略には、新規事業開拓、撤退、企業買収や合併、提携、組織構造の変革は含まれない。×

ウ 事業戦略は、個別の事業ごとの戦略であり、一般に、企業は企業ごとに競争しているというよりは、むしろ事業ごとに競争している。〇

エ 機能戦略とは、企業内の機能ごとの戦略をいい、例として生産戦略、R&D戦略、マーケティング戦略、人事戦略、財務戦略などが挙げられる。〇R&Dとは自社の事業領域に関する研究や新技術の開発、自社の競争力を高めるために必要な技術調査や技術開発といった活動を行うことで、「Research and Development」の略称

環境分析

 内部環境と外部環境を分析するものにSWOT分析がある。このSWOT分析に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 企業の内部環境において、優秀な技術者が多いというのは人材面の( A )である。また、商品の知名度が低いというのはブランド面の( B )となる。

 企業の外部環境において、新しい顧客ニーズが出てきたというのは( C )となるが、競合が増えてきたというのは( D )となる。


ア A:強み〇 B:弱み〇 C:脅威  D:機会

イ A:強み B:弱み C:機会〇 D:脅威〇

ウ A:機会 B:脅威 C:強み D:弱み

エ A:脅威 B:機会 C:強み D:弱み

競争優位を生み出す戦略のアプローチ

 競争優位を生み出す戦略のアプローチに関する説明として、最も不適切なものはどれか。


ア 競争優位を獲得する上で、ポジショニングベース型の戦略論は比較的に短期的な視点を持ち、リソースベース型の戦略論は比較的に中長期的な視点を持っている。〇

イ ポジショニングベース型の戦略論を提唱している代表的な学者であるポーターは、競争優位を獲得する方法について、外部環境を重視した。〇?

ウ リソースベース型の戦略論を提唱している代表的な学者であるバーニーは、競争優位を獲得する方法について、内部環境を重視した。〇?

エ 現代はポジショニングベース型の戦略論からリソースベース型の戦略論に移行しており、外部環境を考慮することなく経営資源を重視することが求められている。×

ポジショニングベース型の戦略論

 代表的研究者:M.E.ポーター

 環境:外部要因を重視

 競争優位:企業の位置するポジションによって獲得・維持される

 期間:短期的

リソースベース型の戦略論

 代表的研究者: J.B.バー二一

 環境:内部要因を重視

 競争優位:質の高い経営資源によって獲得・維持される

 期間:中長期的

経営資源と競争優位

 経営資源と競争優位に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア 一般に、経営資源には、ヒト、モノ、カネ、情報といったものが挙げられるが、このうち、近年において最も重要であると言われているのはヒトである。×リソースベース型の戦略論では、特に、経営資源のうち、自社固有の能力やノウハウなど、簡単に真似できないものが重要

イ バーニーは、5フォースやバリューチェーンという考え方を提唱し、持続的な競争優位を築くための経営資源の要件を整理した。×ポーター

ウ バーニーによると、経営資源が模倣困難であるほど持続的な競争優位を築くことができるとされる。〇

エ バーニーによると、持続的な競争優位を築くために最も重要なのは、その経営資源が経済的価値を生み出すかという点である。×模倣困難

​VRIO分析

 VRIO分析に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

  1. 企業の強みに稀少性がない状態を競争均衡という。〇?
  2. VRIO分析のVRIOはValue、Rarity、Inimitability、Organizationの頭文字である。〇
  3. 稀少性を有することで、持続的競争優位性を保有することができる。×
  4. 暗黙知の方が形式知より模倣困難性が高い。〇

情報的経営資源

 情報的経営資源に関する説明として、最も適切なものはどれか。

  1. 情報的経営資源とは、企業が社外に発信する情報をいう。×企業が選ばれるための特異性を有している必要
  2. 情報的経営資源は企業努力だけで作り出せるものばかりではない。〇企業内外で醸成
  3. 情報的経営資源は企業の中核的な経営資源で、企業内部でなければ醸成されない。×
  4. 情報的経営資源には企業の外部に蓄積された信用、イメージ、ブランドは含まれない。×

コアコンピタンス

 コアコンピタンスに関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア 顧客に特定の利益をもたらすことのできるものは、コアコンピタンスに該当しない。×

イ 競合他社と比較してわずかに優れた能力では、コアコンピタンスに該当しない。〇

ウ 個別のスキルや技術が対象とされており、事業や製品ごとにしか適用されないものは、コアコンピタンスに該当しない。〇

エ コアコンピタンスに似た用語にケイパビリティがあるが、これは、企業が持つ組織的能力のことである。〇?

コアコンピタンスに該当するためには、次の3つの条件が満たされる必要

顧客価値の向上

 顧客に価値を提供するのに役立つ

独自の競争能力

 他社が真似しにくい

新製品・サービスへの展開力

 様々な用途に広く展開できる

 経営計画の策定と実行 【平成25年 第1問】

経営計画の策定と実行について留意すべき点に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 経営計画策定時に用いられる業績に関する定量的なデータを収集して分析することによって、新機軸の戦略を構築することができる。〇×新機軸の戦略は、これまでにない革新的なものですので、これまでのデータだけでは構築できないからです。また、新機軸の戦略は、当初から業績がいいものはそうはありませんから、業績に関する定量的なデータだけでは、新機軸の戦略を構築することはできません。

イ 経営計画になかった機会や脅威から生まれてくる新規な戦略要素を取り入れていくには、計画遂行プロセスで学習が起こることが重要になる。〇

ウ 経営計画に盛り込まれた戦略ビジョンは、予算計画や下位レベルのアクション・プランと連動させるとコントロール指針として機能するようになり、戦略行動の柔軟性を失わせる。×

エ 経営計画の策定に際して、将来の様々な場合を想定した複数のシナリオを描いて分析することによって、起こりそうな未来を確定することができる。×

オ 経営計画の進行を本社の計画部門と事業部門が双方向的にコントロールすることは、事業の機会や脅威の発見には無効であるが、部門間の齟齬を把握するには有効である。×

ドメイン【令和元年 第1問】

 多角化して複数の事業を営む企業の企業ドメインと事業ドメインの決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 企業ドメインの決定は、個々の事業の定義を足し合わせるのではなく、外部の利害関係者との間のさまざまな相互作用の範囲を反映し、事業の定義を見直す契機となる。〇
  2. 企業ドメインの決定は、新規事業進出分野の中心となる顧客セグメント選択の判断に影響し、競争戦略策定の出発点として差別化の基本方針を提供する。〇×企業ドメイン
  3. 事業ドメインの決定は、将来手がける事業をどう定義するかの決定であり、日常のオペレーションに直接関連し、全社戦略策定の第一歩として競争戦略に結び付ける役割を果たす。×企業ドメイン
  4. 事業ドメインの決定は、多角化の広がりの程度を決め、部門横断的な活動や製品・事業分野との関連性とともに、将来の企業のあるべき姿や経営理念を包含している存続領域を示す。×企業ドメイン
  5. 事業ドメインの決定は、特定市場での競争戦略に影響を受け、将来の事業領域の範囲をどう定義するかについて、企業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定である。〇?×企業ドメイン

企業の強み・弱み、経営資源 【平成23年 第3問】

 企業の強みと弱みに関する分析フレームワークについての記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 経営資源の模倣には直接的な複製だけではなく、競争優位にある企業が保有する経営資源を別の経営資源で代替することによる模倣もある。〇

イ 経営資源やケイパビリティが競争優位を生じさせており、企業の内部者にとって競争優位の源泉との関係が理解できない場合、経路依存性による模倣困難が生じている。〇×?外部者?内部者であれば競争優位の源泉であると認識ができるはずです。なぜなら、経路依存性は競争優位を築くための意識的な試行錯誤であるからです。企業の内部者にとっても競争優位と個々の経営資源の関係が不明確になるのは因果関係不明性

ウ 経営資源やケイパビリティに経済価値があり、他の競合企業や潜在的な競合企業が保持していないものである場合、希少性に基づく競争優位の源泉となりうる。〇

エ 経済価値のない経営資源やケイパビリティしか保持していない企業は、経済価値を有するものを新たに獲得するか、これまで有してきた強みをまったく新しい方法で活用し直すかの選択を迫られる。〇

オ 成功している企業の経営資源を競合企業が模倣する場合にコスト上の不利を被るのであれば、少なくともある一定期間の持続的な競争優位が得られる。〇

経営資源と戦略 【平成20年 第2問】

 経営資源と企業の戦略に関する記述として、最も不適切なものはどれか。


ア ある経営資源を保有しない企業は、すでに保有している企業に比べて、その複製が困難であると、コスト上の不利益を被りやすい。〇〇

イ 企業が特定の経営資源を獲得、開発、活用する能力は、企業の歴史的経緯に依存しているので、先行企業は持続的な競争優位を得やすい。〇〇

ウ 企業の競争優位と個々の経営資源の関係が不明確になるのは、内部者にとってその経営資源があまりに当然なものであったり、経営資源が個別に分離しにくく一体となって競争優位をつくり出しているからである。〇?

エ 競争優位の源泉である特殊な経営資源の外部からの調達可能性が高く、その調達コストが低いほど、それを調達する企業はコスト上優位になり、競争優位性を長期的に維持できる。〇×

オ 保有する経営資源が希少であることは大事であるが、そのような経営資源は特殊であるため、顧客の価値と合致しないことが起こりやすくなるので、これだけでは競争優位にはつながりにくい。〇?

VRIOフレームワーク 【平成29年 第3問】

 企業の経営資源に基づく競争優位性を考察する VRIO フレームワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 外部環境の機会を適切に捉え脅威を無力化する経営資源は、業界内において希少でないときに、企業の一時的な競争優位の源泉となる。×

イ 希少で価値がある経営資源を保有する企業は、他の企業がその経営資源を別の経営資源で代替するコストが小さい場合、持続的な競争優位を確立する。×

ウ 組織内の事務作業を効率化する固有のノウハウは、業界内で希少でない場合、企業の一時的な競争優位の源泉となる。×

エ 独自に長い年月をかけて開発した価値ある経営資源を保有する企業は、その資源が業界内で希少でないとき、資源をいかす組織の方針や体制が整わない中でも持続的な競争優位を確立する。×

オ 予測が困難な環境変化が起きない場合は、希少で価値があり模倣が難しい経営資源は企業の持続的な競争優位の源泉となる。〇

模倣困難性 【平成30年 第3問】

 企業の経営資源に基づく競争優位を考察するVRIOフレームワークにおける模倣困難性は、持続的競争優位を獲得するために必要な条件とされている。この模倣困難性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア A社が、模倣対象のB社が保有する経営資源やケイパビリティと、B社の競争優位の関係を理解しているか否かは、A社がB社の模倣を行う時のコストに影響を与える要因にならない。×模倣困難性の要因

イ C社が、新規事業に必要不可欠な経営資源を、その将来における最大価値を下回るコストで入手した場合、競合会社D社が、C社より相当に高いコストでも同様の経営資源を獲得できる限り、C社の経営資源に模倣困難性はない。×

ウ 最先端の機械Eを使いこなすために熟練技能者同士の協力関係が必要であり、かつ、熟練技能者同士の協力関係の構築に相当な時間とコストを必要とする場合、最先端の機械Eを所有しているだけでは、模倣困難性による持続的競争優位の源泉にはならない。〇

エ 相当な時間を要して獲得したF社のノウハウやネットワークが、優れた製品を生み出すための重要な要素で希少性もあり、また競合会社が短期間で獲得するにはコスト上の不利が働くとしても、F社の模倣困難性を持つ経営資源にはなりえない。×

情報的経営資源 【平成24年 第3問】

 現代の企業において、経営資源の利用と蓄積は、経営戦略の策定と実行にとって重要である。経営資源は、通常、人的資源、物的資源、資金、情報的資源に区別される。情報的資源に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 企業活動における仕事の手順や顧客の特徴のように、情報的資源は日常の企業活動を通じて経験的な効果として蓄積される。〇

イ 企業活動における設計図やマニュアルのように言語や数値化されているような情報は、熟練やノウハウなどよりも模倣困難性が高くない。〇

ウ 企業にとって模倣困難性の低い情報的資源が競争にとって重要ならば、特許や商標のような手段で法的に模倣のコストを高める必要はない。×

エ 企業の特定の事業分野における活動で蓄積された情報的資源の利用は、その事業に補完的な事業分野に限定されない。〇

オ 企業のブランドやノウハウのような情報的資源は、その特殊性が高いほど企業に競争優位をもたらす源泉となる。〇

経営計画の策定と実行 【平成25年 第1問】

経営計画の策定と実行について留意すべき点に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 経営計画策定時に用いられる業績に関する定量的なデータを収集して分析することによって、新機軸の戦略を構築することができる。×

イ 経営計画になかった機会や脅威から生まれてくる新規な戦略要素を取り入れていくには、計画遂行プロセスで学習が起こることが重要になる。〇

ウ 経営計画に盛り込まれた戦略ビジョンは、予算計画や下位レベルのアクション・プランと連動させるとコントロール指針として機能するようになり、戦略行動の柔軟性を失わせる。×

エ 経営計画の策定に際して、将来の様々な場合を想定した複数のシナリオを描いて分析することによって、起こりそうな未来を確定することができる。×

オ 経営計画の進行を本社の計画部門と事業部門が双方向的にコントロールすることは、事業の機会や脅威の発見には無効であるが、部門間の齟齬を把握するには有効である。×

ドメイン【令和元年 第1問】

 多角化して複数の事業を営む企業の企業ドメインと事業ドメインの決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 企業ドメインの決定は、個々の事業の定義を足し合わせるのではなく、外部の利害関係者との間のさまざまな相互作用の範囲を反映し、事業の定義を見直す契機となる。〇
  2. 企業ドメインの決定は、新規事業進出分野の中心となる顧客セグメント選択の判断に影響し、競争戦略策定の出発点として差別化の基本方針を提供する。×事業ドメイン
  3. 事業ドメインの決定は、将来手がける事業をどう定義するかの決定であり、日常のオペレーションに直接関連し、全社戦略策定の第一歩として競争戦略に結び付ける役割を果たす。×企業ドメイン
  4. 事業ドメインの決定は、多角化の広がりの程度を決め、部門横断的な活動や製品・事業分野との関連性とともに、将来の企業のあるべき姿や経営理念を包含している存続領域を示す。×企業ドメイン
  5. 事業ドメインの決定は、特定市場での競争戦略に影響を受け、将来の事業領域の範囲をどう定義するかについて、企業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定である。×企業ドメイン

企業の強み・弱み、経営資源 【平成23年 第3問】

 企業の強みと弱みに関する分析フレームワークについての記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 経営資源の模倣には直接的な複製だけではなく、競争優位にある企業が保有する経営資源を別の経営資源で代替することによる模倣もある。〇

イ 経営資源やケイパビリティが競争優位を生じさせており、企業の内部者にとって競争優位の源泉との関係が理解できない場合、経路依存性による模倣困難が生じている。×因果不明性

ウ 経営資源やケイパビリティに経済価値があり、他の競合企業や潜在的な競合企業が保持していないものである場合、希少性に基づく競争優位の源泉となりうる。〇

エ 経済価値のない経営資源やケイパビリティしか保持していない企業は、経済価値を有するものを新たに獲得するか、これまで有してきた強みをまったく新しい方法で活用し直すかの選択を迫られる。〇

オ 成功している企業の経営資源を競合企業が模倣する場合にコスト上の不利を被るのであれば、少なくともある一定期間の持続的な競争優位が得られる。〇

 経営資源と戦略 【平成20年 第2問】

 経営資源と企業の戦略に関する記述として、最も不適切なものはどれか。


ア ある経営資源を保有しない企業は、すでに保有している企業に比べて、その複製が困難であると、コスト上の不利益を被りやすい。〇

イ 企業が特定の経営資源を獲得、開発、活用する能力は、企業の歴史的経緯に依存しているので、先行企業は持続的な競争優位を得やすい。〇

ウ 企業の競争優位と個々の経営資源の関係が不明確になるのは、内部者にとってその経営資源があまりに当然なものであったり、経営資源が個別に分離しにくく一体となって競争優位をつくり出しているからである。〇

エ 競争優位の源泉である特殊な経営資源の外部からの調達可能性が高く、その調達コストが低いほど、それを調達する企業はコスト上優位になり、競争優位性を長期的に維持できる。×

オ 保有する経営資源が希少であることは大事であるが、そのような経営資源は特殊であるため、顧客の価値と合致しないことが起こりやすくなるので、これだけでは競争優位にはつながりにくい。〇

VRIOフレームワーク 【平成29年 第3問】

 企業の経営資源に基づく競争優位性を考察する VRIO フレームワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 外部環境の機会を適切に捉え脅威を無力化する経営資源は、業界内において希少でないときに、企業の一時的な競争優位の源泉となる。×

イ 希少で価値がある経営資源を保有する企業は、他の企業がその経営資源を別の経営資源で代替するコストが小さい場合、持続的な競争優位を確立する。×

ウ 組織内の事務作業を効率化する固有のノウハウは、業界内で希少でない場合、企業の一時的な競争優位の源泉となる。×

エ 独自に長い年月をかけて開発した価値ある経営資源を保有する企業は、その資源が業界内で希少でないとき、資源をいかす組織の方針や体制が整わない中でも持続的な競争優位を確立する。×

オ 予測が困難な環境変化が起きない場合は、希少で価値があり模倣が難しい経営資源は企業の持続的な競争優位の源泉となる。〇

模倣困難性 【平成30年 第3問】

 企業の経営資源に基づく競争優位を考察するVRIOフレームワークにおける模倣困難性は、持続的競争優位を獲得するために必要な条件とされている。この模倣困難性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア A社が、模倣対象のB社が保有する経営資源やケイパビリティと、B社の競争優位の関係を理解しているか否かは、A社がB社の模倣を行う時のコストに影響を与える要因にならない。×

イ C社が、新規事業に必要不可欠な経営資源を、その将来における最大価値を下回るコストで入手した場合、競合会社D社が、C社より相当に高いコストでも同様の経営資源を獲得できる限り、C社の経営資源に模倣困難性はない。×

ウ 最先端の機械Eを使いこなすために熟練技能者同士の協力関係が必要であり、かつ、熟練技能者同士の協力関係の構築に相当な時間とコストを必要とする場合、最先端の機械Eを所有しているだけでは、模倣困難性による持続的競争優位の源泉にはならない。〇

エ 相当な時間を要して獲得したF社のノウハウやネットワークが、優れた製品を生み出すための重要な要素で希少性もあり、また競合会社が短期間で獲得するにはコスト上の不利が働くとしても、F社の模倣困難性を持つ経営資源にはなりえない。×

情報的経営資源 【平成24年 第3問】

 現代の企業において、経営資源の利用と蓄積は、経営戦略の策定と実行にとって重要である。経営資源は、通常、人的資源、物的資源、資金、情報的資源に区別される。情報的資源に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 企業活動における仕事の手順や顧客の特徴のように、情報的資源は日常の企業活動を通じて経験的な効果として蓄積される。〇

イ 企業活動における設計図やマニュアルのように言語や数値化されているような情報は、熟練やノウハウなどよりも模倣困難性が高くない。〇

ウ 企業にとって模倣困難性の低い情報的資源が競争にとって重要ならば、特許や商標のような手段で法的に模倣のコストを高める必要はない。×

エ 企業の特定の事業分野における活動で蓄積された情報的資源の利用は、その事業に補完的な事業分野に限定されない。〇

オ 企業のブランドやノウハウのような情報的資源は、その特殊性が高いほど企業に競争優位をもたらす源泉となる。〇

経営計画の策定と実行 【平成25年 第1問】

経営計画の策定と実行について留意すべき点に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 経営計画策定時に用いられる業績に関する定量的なデータを収集して分析することによって、新機軸の戦略を構築することができる。×

イ 経営計画になかった機会や脅威から生まれてくる新規な戦略要素を取り入れていくには、計画遂行プロセスで学習が起こることが重要になる。〇

ウ 経営計画に盛り込まれた戦略ビジョンは、予算計画や下位レベルのアクション・プランと連動させるとコントロール指針として機能するようになり、戦略行動の柔軟性を失わせる。×

エ 経営計画の策定に際して、将来の様々な場合を想定した複数のシナリオを描いて分析することによって、起こりそうな未来を確定することができる。×

オ 経営計画の進行を本社の計画部門と事業部門が双方向的にコントロールすることは、事業の機会や脅威の発見には無効であるが、部門間の齟齬を把握するには有効である。×

ドメイン【令和元年 第1問】

 多角化して複数の事業を営む企業の企業ドメインと事業ドメインの決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 企業ドメインの決定は、個々の事業の定義を足し合わせるのではなく、外部の利害関係者との間のさまざまな相互作用の範囲を反映し、事業の定義を見直す契機となる。〇
  2. 企業ドメインの決定は、新規事業進出分野の中心となる顧客セグメント選択の判断に影響し、競争戦略策定の出発点として差別化の基本方針を提供する。×
  3. 事業ドメインの決定は、将来手がける事業をどう定義するかの決定であり、日常のオペレーションに直接関連し、全社戦略策定の第一歩として競争戦略に結び付ける役割を果たす。×
  4. 事業ドメインの決定は、多角化の広がりの程度を決め、部門横断的な活動や製品・事業分野との関連性とともに、将来の企業のあるべき姿や経営理念を包含している存続領域を示す。×
  5. 事業ドメインの決定は、特定市場での競争戦略に影響を受け、将来の事業領域の範囲をどう定義するかについて、企業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定である。×

企業の強み・弱み、経営資源 【平成23年 第3問】

 企業の強みと弱みに関する分析フレームワークについての記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 経営資源の模倣には直接的な複製だけではなく、競争優位にある企業が保有する経営資源を別の経営資源で代替することによる模倣もある。〇

イ 経営資源やケイパビリティが競争優位を生じさせており、企業の内部者にとって競争優位の源泉との関係が理解できない場合、経路依存性による模倣困難が生じている。×

ウ 経営資源やケイパビリティに経済価値があり、他の競合企業や潜在的な競合企業が保持していないものである場合、希少性に基づく競争優位の源泉となりうる。〇

エ 経済価値のない経営資源やケイパビリティしか保持していない企業は、経済価値を有するものを新たに獲得するか、これまで有してきた強みをまったく新しい方法で活用し直すかの選択を迫られる。〇

オ 成功している企業の経営資源を競合企業が模倣する場合にコスト上の不利を被るのであれば、少なくともある一定期間の持続的な競争優位が得られる。〇

経営資源と戦略 【平成20年 第2問】

 経営資源と企業の戦略に関する記述として、最も不適切なものはどれか。


ア ある経営資源を保有しない企業は、すでに保有している企業に比べて、その複製が困難であると、コスト上の不利益を被りやすい。〇

イ 企業が特定の経営資源を獲得、開発、活用する能力は、企業の歴史的経緯に依存しているので、先行企業は持続的な競争優位を得やすい。〇

ウ 企業の競争優位と個々の経営資源の関係が不明確になるのは、内部者にとってその経営資源があまりに当然なものであったり、経営資源が個別に分離しにくく一体となって競争優位をつくり出しているからである。〇

エ 競争優位の源泉である特殊な経営資源の外部からの調達可能性が高く、その調達コストが低いほど、それを調達する企業はコスト上優位になり、競争優位性を長期的に維持できる。×

オ 保有する経営資源が希少であることは大事であるが、そのような経営資源は特殊であるため、顧客の価値と合致しないことが起こりやすくなるので、これだけでは競争優位にはつながりにくい。〇

VRIOフレームワーク 【平成29年 第3問】

 企業の経営資源に基づく競争優位性を考察する VRIO フレームワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 外部環境の機会を適切に捉え脅威を無力化する経営資源は、業界内において希少でないときに、企業の一時的な競争優位の源泉となる。×

イ 希少で価値がある経営資源を保有する企業は、他の企業がその経営資源を別の経営資源で代替するコストが小さい場合、持続的な競争優位を確立する。×

ウ 組織内の事務作業を効率化する固有のノウハウは、業界内で希少でない場合、企業の一時的な競争優位の源泉となる。×

エ 独自に長い年月をかけて開発した価値ある経営資源を保有する企業は、その資源が業界内で希少でないとき、資源をいかす組織の方針や体制が整わない中でも持続的な競争優位を確立する。×

オ 予測が困難な環境変化が起きない場合は、希少で価値があり模倣が難しい経営資源は企業の持続的な競争優位の源泉となる。〇

模倣困難性 【平成30年 第3問】

 企業の経営資源に基づく競争優位を考察するVRIOフレームワークにおける模倣困難性は、持続的競争優位を獲得するために必要な条件とされている。この模倣困難性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア A社が、模倣対象のB社が保有する経営資源やケイパビリティと、B社の競争優位の関係を理解しているか否かは、A社がB社の模倣を行う時のコストに影響を与える要因にならない。×

イ C社が、新規事業に必要不可欠な経営資源を、その将来における最大価値を下回るコストで入手した場合、競合会社D社が、C社より相当に高いコストでも同様の経営資源を獲得できる限り、C社の経営資源に模倣困難性はない。×

ウ 最先端の機械Eを使いこなすために熟練技能者同士の協力関係が必要であり、かつ、熟練技能者同士の協力関係の構築に相当な時間とコストを必要とする場合、最先端の機械Eを所有しているだけでは、模倣困難性による持続的競争優位の源泉にはならない。〇

エ 相当な時間を要して獲得したF社のノウハウやネットワークが、優れた製品を生み出すための重要な要素で希少性もあり、また競合会社が短期間で獲得するにはコスト上の不利が働くとしても、F社の模倣困難性を持つ経営資源にはなりえない。×

情報的経営資源 【平成24年 第3問】

 現代の企業において、経営資源の利用と蓄積は、経営戦略の策定と実行にとって重要である。経営資源は、通常、人的資源、物的資源、資金、情報的資源に区別される。情報的資源に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 企業活動における仕事の手順や顧客の特徴のように、情報的資源は日常の企業活動を通じて経験的な効果として蓄積される。〇

イ 企業活動における設計図やマニュアルのように言語や数値化されているような情報は、熟練やノウハウなどよりも模倣困難性が高くない。〇

ウ 企業にとって模倣困難性の低い情報的資源が競争にとって重要ならば、特許や商標のような手段で法的に模倣のコストを高める必要はない。×

エ 企業の特定の事業分野における活動で蓄積された情報的資源の利用は、その事業に補完的な事業分野に限定されない。〇

オ 企業のブランドやノウハウのような情報的資源は、その特殊性が高いほど企業に競争優位をもたらす源泉となる。〇

ドメインの意義・種類

 ドメインの意義や種類に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア ドメインは、事業を行う領域を表し、具体的には、何を提供するのかを定義することである。〇×誰に、何を、どのように提供するのかを定義するのがドメイン

イ 意思決定を明確にすることがドメインの目的であり、これにより、トップマネジメントをはじめとして従業員全員の迅速な意思決定を図ることができる。〇?×その他に、ドメインを定義する目的として、経営資源を集中できる組織を一体化できるという点

ウ ドメインには、企業全体を表す企業ドメインと、事業単位のものである事業ドメインがある。〇

エ 複数の事業を展開している企業においては、企業全体の統一性を図るために事業ドメインは不要であり、企業ドメインを定義する必要がある。×

ドメインの定義

 ドメインの定義に関する説明として、最も不適切なものはどれか。


ア ドメインを定義する方法には、ドメインをモノとして定義する物理的な定義と、ドメインをコトとして定義する機能的な定義がある。〇?

イ ドメインを定義する際に、市場軸、機能軸、技術軸の3つの軸を切り口として定義するものがある。〇?

ウ 市場軸によってドメインを定義するものは、マーケットの規模によってドメインを定義する方法である。〇?×?市場軸によってドメインを定義するものは、共通の顧客によってドメインを定義する方法です。そのため、顧客軸によるドメイン 市場(顧客)軸は企業が価値を提供する対象

エ ドメインは、ひとたび定義したら変えてはならないものではなく、環境変化に適応して、時代にあわせて変更することが必要である。〇

アンゾフの成長ベクトル

 アンゾフの成長ベクトルに関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア アンゾフは、企業が新しい製品市場分野に参入する場合における、新製品市場分野と旧製品市場分野との間に結合する効果を、成長ベクトルと名付けた。〇?×?企業成長の方向性を成長ベクトル

イ アンゾフは、企業が現行の市場に対して現有の製品を継続しながら売上高や市場占有率の拡大を図っていく戦略を、市場開拓戦略とした。×浸透

ウ アンゾフは、企業が新規の市場に対して現有の製品を投入することで売上高や市場占有率の拡大を図っていく戦略を、市場浸透戦略とした。×開拓

エ アンゾフは、企業が新規市場に対して新製品を投入することで市場を開拓していく戦略を、多角化戦略とした。〇?

シナジー

 シナジーに関する説明として、最も不適切なものはどれか。


ア 販売シナジーとは、流通チャネル、販売管理組織、広告・販売、ブランドなどを共有することにより得られる相乗効果をいう。〇

イ 操業・生産シナジーとは、生産設備、生産要員、原材料の一括大量仕入れなどにより得られる相乗効果や、機械設備、原材料用倉庫などを共有することにより得られる相乗効果をいう。〇

ウ マネジメント・シナジーとは、経営管理ノウハウやスキル、総合的な管理上の制度などを共有することにより得られる相乗効果をいう。〇

エ シナジーは、複数の関連する要素を結びつけて、各要素の持つ力の総和を超えた力を出す相乗効果のことであり、シナジーは常にプラスに働く。×

関連型多角化と水平的多角化

 多角化戦略に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア 関連型多角化では関連性の深い事業への多角化であるため、既存事業と新規事業のシナジー効果が高い収益性をもたらす。〇

イ アンゾフの水平型多角化は現在の顧客と同じタイプの顧客を対象にして、新製品を投入する多角化である。×?〇現在の顧客と同じタイプの顧客を対象にして、新製品を投入する多角化。

ウ アンゾフの集成型多角化はコングロマリット型多角化であり、既存市場、製品とほとんど関連がない市場に新製品を投入する。×〇

エ 非関連多角化は一般性が高い経営管理スキルや財務資源以外、関連性が希薄な多角化であるが、不調な事業の損失を好調な事業の利益が補うシナジーが発揮される。〇×不調な事業の損失を好調な事業が補う効果は相補(コンプリメント)効果であり相乗(シナジー)効果ではありません。

多角化の誘因

多角化の誘因に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア 関連多角化とは、企業が既存の事業と関連のない事業に新たに進出することをいう。×

イ 企業が関連多角化を行う主な目的は、企業全体としてのリスク分散を図るポートフォリオ効果を得るためである。〇?×企業が関連多角化を行う主な目的は、シナジー効果を得るため

ウ 企業が非関連型多角化を行う主な目的は、複数の関連する要素を結びつけて各要素の持つ力の総和を超えた力を出すシナジー効果を得るためである。×ポートフォリオ効果を得るため

エ シナジー効果とは、企業が新しい事業に進出する場合に、新しい事業と既存の事業との間に生じる相乗効果のことであるが、これは常にプラスに働くとは限らない。〇

BCGによるPPM

 BCG(ボストンコンサルティンググループ)によるPPMに関する説明として、最も適切なものはどれか。


ア PPMは、ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源のうち、情報についてみたものである。×カネ

イ PPMの理論によると、「金のなる木」から得られた資金を、将来の「花形」や「金のなる木」に育成するために将来性のある「問題児」に投入することが有効な投資策となる。〇

ウ PPMでは、縦軸に市場成長率をとり、経験曲線効果を前提として横軸に絶対的市場シェアをとって4つのセルに分類されるが、そのうち「問題児」とは低い市場成長率-低い絶対的市場シェアのものをいう。×相対的市場シェア 「問題児」は高い市場成長率であり低い相対的市場シェア

エ PPMは、新規事業開発に関して具体的な戦略を提供することができる分析ツールである。×現在のデータの分析に過ぎないので、将来の事業戦略を策定するのは難しく、新規事業に適用することができない

PPM分析とは? マーケティングの基本戦略策定フレームワークを解説 | ProFutureマーケティングソリューション|MarkeTRUNK

PPMとキャッシュ・フロー

 PPMに関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア PPMの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決定される。〇?×PPMは自社事業の成長性は考慮していませんあくまで市場の成長性

イ 「負け犬」事業からの撤退を進めるためには「花形」からのキャッシュ・フローが重要である。×PPMでは資金供給源は「金のなる木」です。「花形」は市場成長率が高いため、キャッシュ・イン、キャッシュ・アウトとも大きくなるため他の事業へ資金供給することはできません。

ウ 「負け犬」事業からの撤退の検討に加え、資金投入によって成長市場でシェアの拡大が見込める「問題児」の選択が重要である。〇

エ PPMは、外部からの資金調達を考慮していないが、事業の財務面を重視した事業間のシナジーを考慮している。〇?×PPMは財務面においても事業間シナジーは考慮していません。

経験曲線効果と経済性概念

 経験曲線効果と経済性概念に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 企業である製品の累計生産量が2倍になると、1製品あたりのコストが20 %~30 %程度減少するという経験則のことを、( A )という。

 また、生産規模が大きくなるほどコスト面で有利になることを( B )といい、企業が1つの事業を行うよりも、複数の事業を行う方がコスト面で有利になることを( C )という。そして、( D )とは、ある商品やサービスの消費者にとって、自分以外の消費者の数が増えるほど、自分の満足度がより一層高まる効果のことをいう。



A:経験曲線効果〇 B:規模の経済性〇
C:範囲の経済性〇 D:ネットワーク効果〇


A:経験曲線効果 B:範囲の経済性
C:規模の経済性 D:ネットワーク効果


A:規模の経済性 B:経験曲線効果
C:範囲の経済性 D:ネットワーク効果


A:規模の経済性 B:範囲の経済性
C:ネットワーク効果 D:経験曲線効果

M&Aの手法

 M&Aの手法に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア TOBとは、株価と期間を表明して、証券取引所から大量に株式を買い付けることをいう。×

イ MBO(マネジメントバイアウト)とは、現在の経営陣が、自社や事業を買収することをいう。〇

ウ MBI(マネジメントバイイン)とは、企業の外部の経営陣による買収のことをいう。〇

エ LBOとは、買収される企業の資産や将来性を担保に、資金を金融機関から借り入れて、その資金で買収することをいう。〇

垂直的統合

 M&Aのタイプについて、最も不適切なものはどれか。

ア 垂直的統合は、自社の商流における上流や下流の企業を買収することであり、自社が川下企業であれば、川上企業や川中企業を買収することである。〇

イ 垂直的統合では、範囲の経済性が発揮しやすいが、サプライチェーンの管理は困難である。×

ウ 水平的統合とは、同業他社との合併や買収により、市場シェアを高めることを目的としている。〇

エ 水平的統合によって、規模の経済性を得ることができる。〇

MBO(Management Buy Out、マネジメントバイアウト)

 オーナー社長が経営する企業の事業承継の方法として MBO(Management Buy Out)がある。MBO に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア オーナー社長は、外部の投資ファンドに株式を売却し、新たな役員を外部から迎えて経営を引き継がせる。×

イ オーナー社長は、役員ではないが、創業時から勤務する企画部長と営業部長に株式を売却して、経営を引き継がせる。×

ウ オーナー社長は、社外の第三者に株式を売却して、役員ではない従業員に経営を引き継がせる。×

エ 営業担当役員と総務担当役員は、金融機関から融資を受けてオーナー社長から株式を買い取り経営を引き継ぐ。〇

 買収防衛策

 買収防衛策に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 敵対的な買収を防衛するため、様々な買収防衛策がある。既存の株主に、安く株を購入できる権利、すなわち新株予約権をあらかじめ付与しておき、敵対的買収が行われた場合などの条件を満たすと、新株を発行するという買収防衛策を、( A )という。また、買収される企業の持っている魅力的な事業や資産を売却してしまい、買収者の意欲をそぐものを、( B )という。( C )は、取締役の退職金を高額に設定しておくことで、買収者の意欲をそぐという買収防衛策である。敵対的買収を仕掛けられたときに、ほかの友好的な第三者に買収してもらうものは( D )と呼ばれる。



A:ポイズンピル〇 B:クラウンジュエル〇
C:ホワイトナイト D: ゴールデンパラシュート


A:ポイズンピル B:クラウンジュエル
C:ゴールデンパラシュート〇 D:ホワイトナイト〇


A:ゴールデンパラシュート B:クラウンジュエル
C:ポイズンピル D:ホワイトナイト


A:ゴールデンパラシュート B:ホワイトナイト
C:ポイズンピル D:クラウンジュエル

アウトソーシング

アウトソーシングに関する説明として、最も不適切なものはどれか。


ア アウトソーシングとは、企業が自社の業務を外部に委託することをいう。〇

イ アウトソーシングは、近年、経理、人事など間接部門全般、そして物流、開発業務、製造プロセス、電力供給などあらゆる分野に拡大してきている。〇

ウ アウトソーシングの目的のひとつに、自社の得意分野への経営資源を集中することが挙げられる。〇

エ 作業プロセスの設計業務も任せ、自社で行う以上の成果を受け取ることはアウトソーシングとはいわない。×経営手法としてのアウトソーシングは、重要な業務であっても外部企業の専門性に期待して外部化することを含んでいます。

事業の再構築

 事業の再構築に関する次の記述を表す用語として、最も適切なものはどれか。


 事業構造を再構築して経営の仕組みを変革することであり、企業のビジョンを達成するために、事業構造を変革したり、効率的な経営の仕組みをアウトソースしたりすることなどを含めて再検討すること。

ア アライアンス×

イ 会社分割×

ウ リストラクチャリング〇

エ ビジネスプロセスリエンジニアリング×業務プロセスに着目して従来のプロセスを根本的に変革すること

ドメインの意義・種類

 ドメインの意義や種類に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア ドメインは、事業を行う領域を表し、具体的には、何を提供するのかを定義することである。〇×

イ 意思決定を明確にすることがドメインの目的であり、これにより、トップマネジメントをはじめとして従業員全員の迅速な意思決定を図ることができる。×

ウ ドメインには、企業全体を表す企業ドメインと、事業単位のものである事業ドメインがある。〇

エ 複数の事業を展開している企業においては、企業全体の統一性を図るために事業ドメインは不要であり、企業ドメインを定義する必要がある。×

アンゾフの成長ベクトル

 アンゾフの成長ベクトルに関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア アンゾフは、企業が新しい製品市場分野に参入する場合における、新製品市場分野と旧製品市場分野との間に結合する効果を、成長ベクトルと名付けた。×

イ アンゾフは、企業が現行の市場に対して現有の製品を継続しながら売上高や市場占有率の拡大を図っていく戦略を、市場開拓戦略とした。×

ウ アンゾフは、企業が新規の市場に対して現有の製品を投入することで売上高や市場占有率の拡大を図っていく戦略を、市場浸透戦略とした。×

エ アンゾフは、企業が新規市場に対して新製品を投入することで市場を開拓していく戦略を、多角化戦略とした。〇

シナジー

 シナジーに関する説明として、最も不適切なものはどれか。


ア 販売シナジーとは、流通チャネル、販売管理組織、広告・販売、ブランドなどを共有することにより得られる相乗効果をいう。〇

イ 操業・生産シナジーとは、生産設備、生産要員、原材料の一括大量仕入れなどにより得られる相乗効果や、機械設備、原材料用倉庫などを共有することにより得られる相乗効果をいう。〇

ウ マネジメント・シナジーとは、経営管理ノウハウやスキル、総合的な管理上の制度などを共有することにより得られる相乗効果をいう。

エ シナジーは、複数の関連する要素を結びつけて、各要素の持つ力の総和を超えた力を出す相乗効果のことであり、シナジーは常にプラスに働く。×

関連型多角化と水平的多角化

 多角化戦略に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア 関連型多角化では関連性の深い事業への多角化であるため、既存事業と新規事業のシナジー効果が高い収益性をもたらす。〇

イ アンゾフの水平型多角化は現在の顧客と同じタイプの顧客を対象にして、新製品を投入する多角化である。〇?

ウ アンゾフの集成型多角化はコングロマリット型多角化であり、既存市場、製品とほとんど関連がない市場に新製品を投入する。×〇

エ 非関連多角化は一般性が高い経営管理スキルや財務資源以外、関連性が希薄な多角化であるが、不調な事業の損失を好調な事業の利益が補うシナジーが発揮される。×

 多角化の誘因

多角化の誘因に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア 関連多角化とは、企業が既存の事業と関連のない事業に新たに進出することをいう。×

イ 企業が関連多角化を行う主な目的は、企業全体としてのリスク分散を図るポートフォリオ効果を得るためである。×

ウ 企業が非関連型多角化を行う主な目的は、複数の関連する要素を結びつけて各要素の持つ力の総和を超えた力を出すシナジー効果を得るためである。×

エ シナジー効果とは、企業が新しい事業に進出する場合に、新しい事業と既存の事業との間に生じる相乗効果のことであるが、これは常にプラスに働くとは限らない。〇

BCGによるPPM

 BCG(ボストンコンサルティンググループ)によるPPMに関する説明として、最も適切なものはどれか。


ア PPMは、ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源のうち、情報についてみたものである。×

イ PPMの理論によると、「金のなる木」から得られた資金を、将来の「花形」や「金のなる木」に育成するために将来性のある「問題児」に投入することが有効な投資策となる。〇

ウ PPMでは、縦軸に市場成長率をとり、経験曲線効果を前提として横軸に絶対的市場シェアをとって4つのセルに分類されるが、そのうち「問題児」とは低い市場成長率-低い絶対的市場シェアのものをいう。×

エ PPMは、新規事業開発に関して具体的な戦略を提供することができる分析ツールである。×

PPMとキャッシュ・フロー

 PPMに関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア PPMの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決定される。×

イ 「負け犬」事業からの撤退を進めるためには「花形」からのキャッシュ・フローが重要である。×

ウ 「負け犬」事業からの撤退の検討に加え、資金投入によって成長市場でシェアの拡大が見込める「問題児」の選択が重要である。〇

エ PPMは、外部からの資金調達を考慮していないが、事業の財務面を重視した事業間のシナジーを考慮している。×

経験曲線効果と経済性概念

 経験曲線効果と経済性概念に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 企業である製品の累計生産量が2倍になると、1製品あたりのコストが20 %~30 %程度減少するという経験則のことを、( A )という。

 また、生産規模が大きくなるほどコスト面で有利になることを( B )といい、企業が1つの事業を行うよりも、複数の事業を行う方がコスト面で有利になることを( C )という。そして、( D )とは、ある商品やサービスの消費者にとって、自分以外の消費者の数が増えるほど、自分の満足度がより一層高まる効果のことをいう。



A:経験曲線効果〇 B:規模の経済性〇
C:範囲の経済性〇 D:ネットワーク効果〇


A:経験曲線効果 B:範囲の経済性
C:規模の経済性 D:ネットワーク効果


A:規模の経済性 B:経験曲線効果
C:範囲の経済性 D:ネットワーク効果


A:規模の経済性 B:範囲の経済性
C:ネットワーク効果 D:経験曲線効果

M&Aの手法

 M&Aの手法に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア TOBとは、株価と期間を表明して、証券取引所から大量に株式を買い付けることをいう。×

イ MBO(マネジメントバイアウト)とは、現在の経営陣が、自社や事業を買収することをいう。〇

ウ MBI(マネジメントバイイン)とは、企業の外部の経営陣による買収のことをいう。〇

エ LBOとは、買収される企業の資産や将来性を担保に、資金を金融機関から借り入れて、その資金で買収することをいう。〇

垂直的統合

 M&Aのタイプについて、最も不適切なものはどれか。

ア 垂直的統合は、自社の商流における上流や下流の企業を買収することであり、自社が川下企業であれば、川上企業や川中企業を買収することである。〇

イ 垂直的統合では、範囲の経済性が発揮しやすいが、サプライチェーンの管理は困難である。×

ウ 水平的統合とは、同業他社との合併や買収により、市場シェアを高めることを目的としている。〇

エ 水平的統合によって、規模の経済性を得ることができる。〇

MBO(Management Buy Out、マネジメントバイアウト)

 オーナー社長が経営する企業の事業承継の方法として MBO(Management Buy Out)がある。MBO に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア オーナー社長は、外部の投資ファンドに株式を売却し、新たな役員を外部から迎えて経営を引き継がせる。×

イ オーナー社長は、役員ではないが、創業時から勤務する企画部長と営業部長に株式を売却して、経営を引き継がせる。×

ウ オーナー社長は、社外の第三者に株式を売却して、役員ではない従業員に経営を引き継がせる。×

エ 営業担当役員と総務担当役員は、金融機関から融資を受けてオーナー社長から株式を買い取り経営を引き継ぐ。〇

買収防衛策

 買収防衛策に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 敵対的な買収を防衛するため、様々な買収防衛策がある。既存の株主に、安く株を購入できる権利、すなわち新株予約権をあらかじめ付与しておき、敵対的買収が行われた場合などの条件を満たすと、新株を発行するという買収防衛策を、( A )という。また、買収される企業の持っている魅力的な事業や資産を売却してしまい、買収者の意欲をそぐものを、( B )という。( C )は、取締役の退職金を高額に設定しておくことで、買収者の意欲をそぐという買収防衛策である。敵対的買収を仕掛けられたときに、ほかの友好的な第三者に買収してもらうものは( D )と呼ばれる。



A:ポイズンピル B:クラウンジュエル
C:ホワイトナイト D: ゴールデンパラシュート


A:ポイズンピル B:クラウンジュエル
C:ゴールデンパラシュート D:ホワイトナイト〇


A:ゴールデンパラシュート B:クラウンジュエル
C:ポイズンピル D:ホワイトナイト


A:ゴールデンパラシュート B:ホワイトナイト
C:ポイズンピル D:クラウンジュエル

アウトソーシング

アウトソーシングに関する説明として、最も不適切なものはどれか。


ア アウトソーシングとは、企業が自社の業務を外部に委託することをいう。

イ アウトソーシングは、近年、経理、人事など間接部門全般、そして物流、開発業務、製造プロセス、電力供給などあらゆる分野に拡大してきている。

ウ アウトソーシングの目的のひとつに、自社の得意分野への経営資源を集中することが挙げられる。

エ 作業プロセスの設計業務も任せ、自社で行う以上の成果を受け取ることはアウトソーシングとはいわない。×

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