令和元年度 盆栽ワークショップ講師育成事業
講座受講状況報告書(第4回分)
住 所:高松市西の丸町12-15
事業所名:株式会社ネクスインターナショナル
代表者氏名:小笠原 正一
講座受講者:小笠原 正一
令和元年 9月2日開催の盆栽ワークショップ講師育成事業第4回講座を受講しましたので、下記のとおり報告します。
記
1.受講日 令和元年 9月2日
2.受講内容 長寿梅&五葉松
朝9時に集合。花澤明春園の準備された材料を元に、今回の制作である「長寿梅&五葉松」の概要を受講しました。
五葉松の名前の由来は本当に五葉あるところから来ていることを知りました。
また長寿梅と言うものの梅ではなく、木瓜(ボケ)という品種であることも知りました。
日常の殺菌殺虫にはこのようなスプレーが良く、
中でもこのスプレーが良いとのことでした。
ちなみに五葉松は継口で挿し木であり、根は黒松であるとのことで、その理由は宮島五葉松が綺麗だからということです。もっとも接ぎ木はランクが低いとのことでした。
薬剤にはそれぞれ専門性があり、重病の場合は専門薬を使う必要有りとのことです。
盆栽も人間と同じでホッとすると気が緩み枯れるとのことでびっくりしました。
1日2日は水につけっぱなしで旅行に行っても大丈夫とのことです。
月に1回位予防で殺菌殺虫スプレーをかける位がちょうどよい間隔だそうです。
本当の重病の場合は別薬がやはり必要になります。
花芽分化・開花・結実について学びました。
種類によって開花や花芽分化の間隔が異なるため、それに合わせた剪定が必要です。
一般的に長枝は葉を出して栄養を取り、短枝からは実を出すそうです。
枝を伸ばしたい場合は花を諦め、花を咲かせたい場合には増枝はあきらめるのが栄養的な理論です。
バラ科リンゴの受粉には種の異なるリンゴとの受粉が必要です。
植物にも癌があることを知りました。
結実にも種類があり、店頭で売っている姫リンゴ盆栽が翌年結実しない理由が分かりました。
人間と同じで、危機感がないと実を結ばないことに驚きました。
作業ではまず根から土を取り除きます。
受講者の根から癌が発見されました!
トレーの上で余分な土を取り除きます。
ブレンド土の割合です。
水を入れて土を混ぜます。
根を土で覆い、苔で覆って、糸で固定巻きします。
五葉松も余分な土や根を取り除きます。
底辺に網を敷き、針金で固定します。
網の余分をハサミで切りとります。
たこ焼き型・砲丸型に苔玉を作ることも出来ます。
作成後はドブ漬けして水分補給します。
大小色々な鉢を選ぶことが出来ます。
余分な切り取った根を再活用することができます。
鉢に根を土と入れて発芽を促します。
今回3種類完成出来ました。
小鉢を利用して苔玉を回転させて幹を横出しにすると少しカッコイイ感じがします!
以上