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今日で先取り用2020年度コースが使えなくなるということで、充分にやり込めなかったのは残念ですが、明日からの2021年コースは回数を重ねたいと思います。

EUC(エンドユーザ・コンピューティング)に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア EUCの普及によって、エンドユーザが自分でデータ活用することができるようになるが、情報システム部門のシステム開発の負荷は増大する。

イ EUCは、ソフトウェアパッケージを利用せずに、エンドユーザがシステムの構築や運用管理を行うことが特徴である。

ウ EUCを支えるためには、エンドユーザに対してC言語やJavaなどのプログラム言語の教育が重要であり、それは情報システム部門の重要な任務である。

エ EUCを実現するには、エンドユーザに対して市販アプリケーションの教育、簡単に操作できる情報検索ツールの選定・教育などを行うことが重要である。

エンドユーザ・コンピューティングは、業務を行うエンドユーザが、自分自身で情報システムを活用することです。 従来は、ユーザは情報システム部が準備したメインフレームの端末を共有して使っていました。それが、1980年代後半以降になると、パソコンが普及してきたため、エンドユーザが自分のパソコンでデータ活用ができるようになりました。また、エンドユーザが積極的に情報システムの導入に参画することで、情報への要求を満たすようになっていきました。このように、エンドユーザ・コンピューティングが普及していきました。 なお、管理者の意思決定を支援するDSS(意思決定支援システム)は、エンドユーザ・コンピューティングの発展にも支えられてきました。


ア ×:

 EUCの普及によって、エンドユーザが自分でデータ活用することができるようになりますが、情報システム部門のシステム開発の負荷が増大するとは限りません。エンドユーザが情報システム部門に依存せずに自らデータ活用することによって、情報システム部門の負荷が軽減されることもあります。

イ ×:

 EUCでは、エンドユーザがシステムの構築や運用管理に参画することがありますが、ソフトウェアパッケージを利用することもあります。使い勝手のよいソフトウェアパッケージの導入を行うことは、EUCを推進することにつながります。

ウ ×:

 EUCの推進において、情報システム部門が、エンドユーザに対して、情報検索ツールの使い方などを教育することは行われますが、エンドユーザがC言語やJavaなどのプログラミング言語を直接使用することは一般的には行われません。

エ ○:

 正しい記述です。EUCを実現するには、エンドユーザ自身で情報システムを活用できるよう、エンドユーザが使いやすい市販アプリケーションや情報検索ツールの選定・教育を行うことが重要です。

CIO(Chief Information Officer)の役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア 全社的な技術戦略や研究開発方針の立案および実施を担う。

イ 各部門を代表して、自部門のシステム化を立案し、情報システム部門へ提案する。

ウ 全社的な観点から、経営戦略と整合のとれた情報戦略の立案や実行を担う。

エ 豊富な業務経験やリーダシップを持ち、システム構築のプロジェクト運営を管理する。

ア ×:

 CTO(Chief Technology Officer)の役割に関する記述です。CTOは企業の技術戦略や研究開発方針の立案および実施を担います。自社の製品やサービスで起用する技術方針の策定などを行います。

イ ×:

 システムアドミニストレータの役割に関する記述です。システムアドミニストレータは、各部門内のエンドユーザ・コンピューティングを推進するリーダーであり、業務効率化のためのシステムの提案・開発、エンドユーザの教育などを行います。

ウ ○:

 CIOの役割に関する記述であり、適切な記述です。

エ ×:

 プロジェクトマネージャの役割に関する記述です。プロジェクトマネージャは、情報システムに関するプロジェクトの計画と実行において総合的な責任を持ちます。

TCOに関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア TCOは、ハードウェアやソフトウェアの保守費、ユーザ教育やヘルプデスクに要するコストの合計である。

イ TCOは、ハードウェアおよびソフトウェアの導入から教育、運用管理までを含んだコストである。

ウ TCOは、ハードウェアおよびソフトウェアを導入・稼働させるためのコストの合計である。

エ TCOには、システムのアップグレード費用については含まれない。

TCO(Total Cost of Ownership)について問われています。 TCOは、総所有コストのことであり、情報システムの導入と維持にかかる全てのコストを指します。 情報システムを開発する場合、ハードやソフトの費用やシステム開発費といったコストがかかりますが、情報システムを所有するにはこれら以外の隠れたコストもかかっています。隠れたコストには、保守やエンドユーザへの教育にかかる情報システム部の人件費、システムのアップグレードの費用などがあります。これらのコストを含めた総コストがTCOです。 TCOについて理解しておきましょう。


ア ×:

 ランニングコストに関する記述です。ハードウェアの導入やシステム開発に関する費用などが含まれていません。

イ ○:

 正しい記述です。TCOは、情報システムの導入と維持にかかる全てのコストを含みます。

ウ ×:

 イニシャルコストに関する記述です。情報システムの維持に関するコストが含まれていません。

エ ×:

 TCOには、ハードウェアやソフトウェアのアップグレードにかかる費用も含みます。将来的なアップグレード費用なども見込んで、TCOを考慮して、情報システムへの投資効果を評価します。

経済産業省が公表している「情報システムに係る政府調達へのSLA導入ガイドライン」に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア 契約書とは独立した文書として、SLAを締結することが可能である。

イ SLAは提供されるべきサービスの水準等を定めたものであるが、サービスレベルは努力目標として設定されるべきである。

ウ サービスレベルが所定の水準と異なった場合の結果対応として、運用上の対応と契約上の対応をあらかじめ決定してSLAに記載することが必須であるが、財務上の対応については任意である。

エ 落札方式には、「総合評価落札方式」と「最低価格落札方式」とがあり、「最低価格落札方式」の場合にはSLAを仕様書に記載することが必須要件とされていない。

SLAとは、Service Level Agreementの略であり、情報システムを委託する企業と、受託する企業が、提供されるサービスの範囲、内容、品質の水準などを明確に文書にしたものです。SLAは、契約前に受託企業と委託企業の間で文書化し、契約書と一緒にして契約を締結します。 政府機関への情報サービス提供を行う際には、経済産業省が公表している「情報システムに係る政府調達へのSLA導入ガイドライン」に準拠することが求められています。 このガイドラインでは、サービスレベルが所定の水準と異なった場合の結果対応として、「運用上の対応」「財務上の対応」「契約上の対応」のそれぞれについて、あらかじめ対応方法を決定してSLAに記載することが必須となっています。 また、「最低価格落札方式」の場合には、契約書の付属資料として提出する仕様書の中で、SLAを記載することが必須要件とされています。


ア ○:

 ガイドラインの中には、「技術的な問題などから仕様書作成時にSLA の内容を具体的に確定できない場合(例:新規システム開発)もあるため、その場合は、仕様書にはSLA を別途締結する旨を明記し、SLA を契約書とは独立した文書として締結することも可能である」との記述があります。よって、記述は適切です。

イ ×:

 ガイドラインでは、SLAに記載するサービスレベルの項目には、「目標保証型(取り決めたサービスレベルを保証する義務を負う)」と「努力目標型(取り決めたサービスレベルが努力目標にとどまる)」の2種類があり、サービスレベルの項目ごとに、目標保証型であるか努力目標型であるかが決められるとしています。つまり、SLAに記載されるサービスレベルの項目は、全てが目標保証型もしくは努力目標型である場合、目標保証型と努力目標型の両方が含まれる場合があります。

ウ ×:

 サービスレベルが所定の水準と異なった場合の結果対応としては「運用上の対応」「財務上の対応」「契約上の対応」の3種類が定められており、それぞれ、あらかじめ対応方法を決定してSLAに記載することが必須です。

エ ×:

 落札方式には、「総合評価落札方式」と「最低価格落札方式」とがありますが、「最低価格落札方式」の場合にはSLAを仕様書に記載することが必須要件とされています。

ERPに関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア 経営資源の有効活用の観点から企業活動全般を統合的に管理し、経営資源の最適化と経営の効率化を図る。

イ 現行のビジネスプロセスを見直し、業務内容や業務の流れだけではなく、組織の構造等も革新して、企業活動の効率や効果の向上を目指す。

ウ 顧客に関する情報や顧客とのやり取りを一貫して管理し、顧客と接する部門で共有することにより、顧客の利便性と満足度を高め、顧客との良好な関係構築を図る。

エ 従業員個人の知恵や経験、データベース上に蓄積された知識や情報などを、組織全体で共有し、経営資源として活用を図る。

ERP(Enterprise Resource Planning)は、企業の基幹業務を統合的に管理するパッケージです。ERP では、企業の経営資源である人、モノ、金、情報などを、全体最適の視点から適切に計画し、管理します。 ERP では、自社ですべて開発せずに、主にあらかじめ定義されているパッケージの機能を使用するため、開発コストを削減することが期待できます。また、パッケージに組み込まれている、世界的な企業のビジネスプロセスを取り込むことができるため、BPR の実現手段として位置付けられることがあります。 ERPの概要について理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。特に、「企業活動全般を統合的に管理」という部分が、ERPの特徴を表しています。

イ ×:

 BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)に関する記述です。特に、「ビジネスプロセスを見直し」という部分が、BPRの特徴を表しています。BPRを推進する過程でERPを活用することもありますが、ERP自体はパッケージソフトですので、ERPを導入しただけではビジネスプロセスの見直しはできません。

ウ ×:

 CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)に関する記述です。「顧客に関する情報や顧客とのやり取りを一貫して管理」という部分が、CRMの特徴を表しています。

エ ×:

 ナレッジマネジメントに関する記述です。「知識や情報などを、組織全体で共有」という部分が、ナレッジマネジメントの特徴を表しています。

 BI(Business Intelligence)に関する次の文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 基幹系システムで発生したデータを蓄積して、意思決定に活用できるようにしたデータベースを ( A )と呼ぶ。その( A )にある膨大なデータを様々な視点で分析するシステムを ( B )という。

 また、( C )は、企業に蓄積された大量のデータの中から隠れた因果関係やパターンを見つけるためのツールであり、POSデータからどの商品とどの商品が一緒に購買されたかを分析する場合などに使用される。

ア A:データマート B:OLTP C:データマイニング

イ A:データマート B:OLAP C:ドリルダウン

ウ A:データウェアハウス B:OLTP C:ドリルダウンエ A:データウェアハウス B:OLAP C:データマイニング

BI(Business Intelligence)は、企業に蓄積された様々なデータを、意思決定などに活用するための仕組みや情報システムです。BIを実現するには、データウェアハウスやOLAP、データマイニングなどの技術を活用します。 
データウェアハウスは、基幹系システムで発生したデータを蓄積して、意思決定に活用できるようにしたデータベースです。 
OLAP(On-Line Analytical Processing)は、データを様々な視点で分析するシステムであり、データウェアハウスなどに蓄積されたデータをユーザが分析します。 
データマイニングは、データの中から隠れた因果関係やパターンを見つけるためのツールです。 


A:データウェアハウス

 データウェアハウスは、基幹系システムで発生したデータを蓄積して、意思決定に活用できるようにしたデータベースです。
データマートとは、全社のデータが蓄積されたデータウェアハウスから、テーマ別にデータを抽出したものです。データマートを作成することで、特定の部門の情報ニーズに対応しやすくなります。

B:OLAP

 OLAPは、データウェアハウスなどに蓄積されたデータを、ユーザが様々な視点で分析するシステムです。
OLTPとは、On-Line Transaction Processingの略であり、オンライントランザクション処理のことです。ネットワークに接続された複数の端末がホストコンピュータに処理要求を行い、ホストコンピュータが処理要求にもとづいてデータを処理し、処理結果を即座に端末に送り返す処理方式です。

C:データマイニング

 データマイニングは、企業に蓄積された大量のデータの中から隠れた因果関係やパターンを見つけるためのツールで、販売データから関連して売れている商品などを分析できます。
 ドリルダウンとは、OLAPツールの分析機能の1つであり、データを掘り下げる機能のことです。例えば、部門別の売上データにて、ある部門の売上が低い場合は、その部門の詳細を見ることで売上低下の原因を分析できます。このとき、部門をドリルダウンすることにより、部門の下の課のデータを見ることができます。

 EC(電子商取引)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。


ア 株式のオンライントレードは、ECに該当する。

イ 他企業への部品販売などの企業間取引サイトは、「BtoB」にあたる。

ウ 一般消費者が出品するオークションサイトは、「CtoC」にあたる。

エ ×:

 EDI(Electronic Data Interchange)は、企業間で取引のデータを電子的に交換するための仕組みです。EDIでは、受発注や見積もり、決済、入出荷などの取引のデータを、標準化された形式で送受信します。従来は、専用線などを使ってEDIを実現していましたが、近年では、インターネットを使ったEDIが出てきています。

クラウドコンピューティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア クラウドコンピューティングでは、インターネット上にあるリソースを結びつけ、ひとつの複合したコンピュータシステムとしてサービスを提供する。

イ 会計システムは高い機密性が求められるため、クラウドコンピューティングの対象から除外されている。

ウ 企業などの組織がビジネスとして利用するのではなく、個人を対象にソフトウェアを利用できるようにするサービスは、プライベートクラウドと呼ばれる。

エ ソフトウェア開発環境やOSなどをネットワークを通じて利用できるようにしたサービスは、Paas型クラウドコンピューティングである。

ア ×:

 グリッドコンピューティングの説明に関する記述です。

ウ ×:

 プライベートクラウドとは、個人が利用するクラウドコンピューティングという意味ではなく、企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、企業内の部門やグループ会社などに対してサービスを提供する形態のことです。

エ ○:

PaaS(Platform as a Service)とは、ソフトウェアを構築・稼働させるためのプラットフォームをインターネット経由のサービスとして提供するものです。ソフトウェアの機能をインターネット経由で提供することを、SaaS(Software as a Service)と言います。また、サーバーマシンやインフラをネットワーク経由で仮想的に提供することを、IaaS(Infrastructure as a Service)と言います。

クラウドコンピューティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア SaaSとは、インターネット経由でソフトウェアの機能を、ユーザが必要なときだけ利用できるサービスのことである。

イ プライベートクラウドは個人を対象にしたクラウドコンピューティングである。

ウ クラウドコンピューティングの技術を用いて、OSやデータベースなどを組み合わせて、情報システムを開発する環境を提供するサービスは、IaaSと言われる。

エ クラウドサービスを利用する場合、サービス事業者がバックアップ取得しているので、ユーザ企業側でバックアップする必要はない。

ア ○:

 正しい記述です。SaaSでは、ユーザはソフトウェアパッケージをインストールする形態ではなく、インターネット経由で必要なときだけ利用します。

ウ ×:

 PaaSに関する記述です。IaaSは、開発環境を提供するのではなく、CPUやOS、ストレージなどのインフラをインターネット経由で提供するサービスです。

ビッグデータに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ビッグデータの活用で注目される非構造化データとは、顧客情報や販売データといったデータベースに格納することが容易で管理しやすいデータのことである。

イ C2Cの分野については、ビッグデータの活用が注目されているが、B2Cの分野ではビッグデータの活用はあまり期待されていない。

ウ ビッグデータの活用分野として注目されるM2Mとは、センサーなどの機械同士でのデータ通信のことである。

エ ビッグデータを活用して、企業がビジネスチャンスを発見することが期待されており、防災や科学技術分野での活用には向いていない。

ビッグデータには、データベースで管理しやすい構造化データだけでなく、非構造化データも含まれることが一般的です。構造化データは、顧客情報や販売データといった、従来のデータベースに格納することが容易で、整理や検索もしやすいデータのことです。非構造化データとは、従来のデータベースでは管理しにくい、電子メールや画像、動画などのデータのことです。


ア ×:

 顧客情報や販売データといったデータベースに格納することが容易で管理しやすいデータを構造化データと言います。それに対し、従来のデータベースでは管理しにくい、電子メールや画像、動画などのデータのことを非構造化データと言います。

ウ ○:

 M2Mとは、Machine to Machineの略で、インターネットを通した機械間のデータ通信のことです。M2Mによって取得することができる、位置情報や気象情報などのデータ活用が注目されています。

スマートフォンやタブレットの業務利用に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 従業員が個人で所有するスマートフォンやタブレットを業務に利用する場合、従業員にとっては、個人用と業務用の端末を持つ必要がなくなるなどのメリットがあるが、企業にとってのメリットはない。

イ 従業員が個人で所有するスマートフォンやタブレットを業務に利用する場合、情報セキュリティ管理や業務に使用できる機能制限などのためにMDMを利用することが望ましい。

ウ 従業員が会社から貸与されたスマートフォンやタブレットを、自宅に持ち帰って私的に利用することをBYODと言い、情報漏えいなどのセキュリティリスクが増大する。

エ スマートフォンやタブレットは、パソコンと異なる構造であるため、ウィルススキャンをしても効果はない。

イ ○:

 MDMとは、モバイルデバイス管理のことであり、業務で利用するスマートフォンやタブレットなどの端末を一元管理します。具体的には、アプリケーションの利用状況の把握、音楽再生などの特定機能の利用制限、遠隔操作による紛失・盗難時の端末のロックなどが可能です。

ウ ×:

 BYOD(Bring Your Own Device)とは、従業員が個人保有のスマートフォンやタブレットを社内に持ち込んで、業務に利用することを言います。選択肢アで見たように、従業員にとっては、端末を2台ずつ持つ必要がなくなるなどのメリットがあります。企業にとっても、端末購入費などのコストを削減することができます。ただし、会社が端末を支給する場合と比べて、端末の設定や導入するソフトウェアなどをコントロールするのが難しくなり、総じてセキュリティのリスクが高くなります。

近年、使われるようになったIT用語に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ARとは人工知能技術を指し、これを 自動運転自動車などに組み込むことにより、現場のリアルタイムの状況を分析して、衝突回避の予測などが可能となる。

イ IoTとはモノのインターネットと呼ばれ、今後、インターネットは全てこの方式に変更されるので、既存の自社の Web サイトを変更しなくても顧客が自社商品をどのように使っているかをリアルタイムに把握できるようになる。

ウ インダストリー4.0とは、米国政府が 2012 年に発表した、情報技術を活用し生産性の向上やコストの削減を支援する取り組みを指す。

エ ウェアラブルデバイスとは身につけられるデバイスを指し、それを介して顧客の日々の生活、健康、スポーツなどに関わるデータを自社の Web サイトを経由してデータベースに蓄積できれば、顧客の行動分析をより緻密かつリアルタイムにできるようになる。

インダストリー4.0とは、「第4次産業革命」と訳され、もともとは、ドイツの国家プロジェクトとして使われるようになった言葉です。インダストリー4.0では、製造業の競争力の維持や強化を実現するために、工場のスマート化(スマート工場)が必要とされています。スマート工場では、あらゆる設備がネットワークにつながり、それぞれの持つ情報をリアルタイムに可視化することができます。インダストリー4.0は、「IoT化による工場の革新」とも言える内容であり、より柔軟に、より精度の高いものづくりが可能となります。

ウ ×:

 インダストリー4.0は、もともとはドイツの国家プロジェクトとして使われるようになった言葉です。製造業の競争力の維持や強化を実現するために、工場をスマート化(インテリジェンス化)し、様々な情報をリアルタイムに可視化して役立てようとする取り組みです。

電子帳簿保存法(電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律)に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア 原本が手書きの帳簿について、スキャナで読み込めば、電磁的記録のみを保存することができる。

イ 電磁的記録として保存が許されるための要件の1つに、記録事項の訂正および削除の履歴が確保されていることがある。

ウ 電磁的記録では、磁気テープのみが媒体として認められる。

エ 電磁的方式による帳簿書類を法的に有効にするためには、都道府県知事の承認を受ける必要がある。

ア ×:

 元から手書きの帳簿や、取引先から受け取った紙の請求書などについては、紙による保管が義務付けられています。

不正アクセス禁止法に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア 実際に被害が発生しなくても、不正アクセス行為をするだけで不正アクセス禁止法違反となる。

イ 個人が開設しているアクセス制御機能のないWebサイトに対する侵入行為は、不正アクセス禁止法違反となる。

ウ Webサイトで使用している他人のIDとパスワードを第三者に教えるだけでは、不正アクセス禁止法違反にはならない。

エ 不正アクセス禁止法違反となるのは、インターネット経由でアクセスされるものに限られる。

ア ○:

 正しい記述です。被害の有無に関わらず、不正アクセスをしたという事実があれば不正アクセス禁止法違反となります。

イ ×:

 アクセス制御機能を持たないWebサイトへのアクセスは、不正アクセス禁止法における処罰の対象にはなりません。そのため、適切にアクセス制限を行っておく必要があります。

ウ ×:

 Webサイトで使用している他人のIDとパスワードを第三者に教える行為は、間接的に不正アクセスを助長する行為として、不正アクセス禁止法違反になりえます。

エ ×:

 インターネット経由だけでなく、社内ネットワークでの不正アクセス行為なども不正アクセス禁止法違反の対象となります。

ISMSの確立に関して、次のa~cの順序として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。


a 内部監査の実施

b 情報資産に対するリスクの分析と評価

c 情報セキュリティポリシーの策定


ア a → b → c

イ b → c → a

ウ b → a → c

エ c → b → a

ISMS(Information Security Management System:情報セキュリティマネジメントシステム)は、企業が情報を適切に管理し、セキュリティを守るためのマネジメントシステムです。ISMS は、財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)が、企業を認定する制度となっています。 ISMS では、基本方針であるセキュリティポリシーを定め、それに基づいて情報資産とリスクを管理していきます。また、一回きりの対策ではなく、継続的なリスクマネジメントを行うことが重要です。


正解:エ c → b → a

 ISMSでは、PDCAサイクルを運用して、情報セキュリティレベルの向上を図ります。P(Plan)では、情報セキュリティ基本方針(セキュリティーポリシー)の策定などを行います。D(Do)では、組織の情報資産を洗い出し、各情報資産に対するリスクを分析して評価し、リスクを軽減するなどの対策を行います。C(Check)では、監査などを実施して、ISMSが適切に実施されているかどうかについて評価・見直しを行います。A(Action)では、見直しの結果に基づいて、ISMSを改善する処置をとります。よって、c→b→aの順序で実施されます。

情報システムの開発プロセスに関して、次のa~cの順序として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 情報システム導入に必要な要員や費用の見積り

b プログラムの機能や処理内容の設計

c ユーザ・インターフェースの設計

ア a → b → c

イ a → c → b

ウ b → c → a

エ c → a → b

正解:イ a → c → b


aの「情報システム導入に必要な要員や費用の見積り」は、情報システムの開発プロセスの「基本計画」で行われます。bの「プログラムの機能や処理内容の設計」は、プログラム内部の仕様を設計することですから、「内部設計」で行われます。cの「ユーザ・インターフェースの設計」は、「外部設計」で行われます。なお、「外部設計」では、データベースの設計なども含まれます。基本的な流れとしては、外部設計→内部設計の順に行われますので、a→c→bの順序で実施されます。

情報システムの開発手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ウォーターフォール型のシステム開発では、システムの機能や構造を決める内部設計が行われた後に、ユーザ・インターフェースなどを決める外部設計が行われる。

イ RADは、ウォーターフォール型のシステム開発プロセスを、より短期間で実施できることを目的とした手法である。

ウ スパイラル型のシステム開発では、システムの部分単位に開発プロセスを繰り返しながら、徐々にシステムの完成度を高めていく。

エ プロトタイピングでは、プロトタイプが問題ないことをユーザに確認してもらえば、その後に開発する本格的なシステムは問題なく稼働する。

情報システムの開発手法を、開発の手順で大きく分類すると、ウォーターフォール型、プロトタイプ型、スパイラル型の開発手法があります。 
ウォーターフォール型は、上流工程から順番に実施していく方法です。ウォーターフォール型では、基本計画を最初に実行し終了してから、設計に移ります。設計が終了した後に、開発に移り、最後にテストを実行して運用を開始します。 
プロトタイプ型は、プロジェクトの早い段階で、プロトタイプ(試作品)を作成し、それをユーザが確認してから本格的に開発する方法です。 
スパイラル型は、設計、開発、テストという手順を何度もくり返すことで、徐々にシステムを成長させていく開発手法です。 情報システムの開発手法について理解しておきましょう。


ア ×:

 ウォーターフォール型では、外部設計を行ってから、内部設計が行われます。

イ ×:

 RAD(Rapid Application Development)は、プロトタイプ型と同じく試作品を作って開発を進める手法です。プロトタイプを完成イメージに近付けるため、制作と評価を繰り返しながら開発が進められます。

エ ×:

 プロトタイピング(プロトタイプ型)は、プロトタイプが問題ないことをユーザに確認してもらいますが、その後に本格的なシステムを開発するプロセスではテストを行います。

プロジェクト管理の知識体系であるPMBOKに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア PMBOKは、情報システム以外のプロジェクトにも対応している。

イ PMBOKには、プロジェクトを遂行する際の観点として、スコープ、時間、コスト、品質、開発などの知識エリアが定められている。

ウ PMBOKは、米国プロジェクトマネジメント協会(PMI)が策定・改定している。

エ WBSは、成果物を得るために必要な工程や作業について記述する。

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)は、プロジェクト管理の方法を体系的にまとめたものであり、プロジェクト管理の知識に関する国際標準と位置づけられます。 PMBOKには、次の知識エリアが定められています。 2012年に発表されたPMBOK第5版には、これに加えて知識エリアに「ステークホルダーマネジメント」が追加されています。 PMBOKの概要について理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。PMBOKは、情報システムに限らず、プロジェクトマネジメントの遂行に必要な基本的な知識を汎用的な形で体系立てて整理したものです。

イ ×:

 PMBOKでは、プロジェクトを遂行する際の観点として、スコープ、時間、コスト、品質といった知識エリアが定められています。しかし、「開発」という知識エリアは定められていません。

ウ ○:

 正しい記述です。なお、米国プロジェクトマネジメント協会(PMI)では、PMBOKに準拠した国際的な認定制度「PMP」(Project Management Professional)を展開しています。

システム開発プロジェクトの管理に使われるEVMSに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. EVMSでは、プロジェクトの全ての作業を金銭価値に置きなおし、プロジェクトの進捗において、作業の進捗度を金額で表現することで管理する。
  2. EVMSを用いると、進捗状況が明確になるが、計画変更の管理が煩雑になりやすいという問題がある。
  3. EVMSでは、アーンドバリューとベースラインを比較することで、進捗度合いを定量的に把握する。
  4. EVMSは、小規模なプロジェクトでの適用には向いているが、大規模プロジェクトには向かない。
EVMS(Earned Value Management System:出来高管理システム)とは、プロジェクトの進捗管理をする方法であり、作業の進捗度を金額で表現することで管理します。 EVMSでは、プロジェクト計画の際に、WBSの作業を全て金額に換算します。これは、各作業の工数を見積り、それを金額に換算することで計算できます。この計画のことをベースラインと呼びます。また、全ての作業の金額を積み上げたものが、プロジェクトの予算となります。 プロジェクトの実行時には、作業の進捗度合いをアーンドバリューとして金額で表します。これを計画であるベースラインと比較することで、進捗度合いを定量的に把握することができます。 EVMSの概要について理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。EVMSは、作業の工数を金額に換算する点が特徴です。

イ ○:

 EVMSでは、プロジェクトの計画および進捗度合いを金額として表して比較することにより、進捗状況を定量的に把握することができます。ただし、計画変更があった場合、再度、金額に換算する必要があることなどから、計画変更時の管理は煩雑になります。

ウ ○:

アーンドバリューとは、作業の進捗を金額で表したものであり、ベースラインとは、作業の見積もりを金額に換算して計算したものです。

エ ×:

 EVMSは、厳密に管理できる一方で、管理のための手間がかかることから、小規模プロジェクトよりもむしろ大規模プロジェクトに向いています。

情報システムの要件定義に関する記述として、最も不適切なものはどれか。


ア 要件定義では、システムの仕様およびシステム化の範囲と機能を明確にし、利害関係者間で合意する。

イ 数値化していない要件は、それを満たしているか否かの判断基準が人によって異なるため、数値化すべきである。

ウ 要件は漏れなく明確化する必要があるため、未確定な部分があるときは決定を先送りすべきである。

エ 要件定義では、システム利用者のニーズの整理を行う。

 要件定義は、情報システム開発の最初の工程である「基本計画」にて行われます。 要件定義の一般的な流れとしては、最初に経営上解決したい課題を基に、情報システムの目的と業務範囲を決定します。 次に、対象範囲について、現状の業務プロセスや情報システムを分析します。 さらに、ユーザーヒアリングなどにより、現状の業務プロセスの改善点や、新たな要件を洗い出していきます。 要件定義について理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。情報システムの開発における業務要件を定義する目的を表しています。

イ ○:

 正しい記述です。要件定義では、数値化できるものは、極力、数値化します。例えば、「速やかに」と言っても、人によって判断基準はことなります。そのため、障害発生時の復旧について、「速やかに」というような表現ではなく、「1分以内に復旧」とか「1時間以内に復旧」などというように数値化します。
また、数値化されていても誤りはあります。例えば、使用する単位が違えば結果は大きく変わります。単位まで含めて確認し、決めなければなりません。

ウ ×:

 要件は次の工程のインプットになるため、漏れなく明確化する必要がありますが、未確定な部分があるときは先送りすることなく、対象範囲として含めるもしくは含めないなど決定すべきです。

エ ○:

 正しい記述です。要件定義では、ユーザーヒアリングなどにより、システム利用者のニーズを整理して、現状の業務プロセスの改善点や、要件を洗い出していきます。

ユーザ企業がITベンダーに提出する文書に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア RFIとは、システムが提供するサービスの品質保証やペナルティに関する契約内容を明らかにし、ITベンダーと合意する文書をいう。

イ SLAとは、発注先候補のITベンダーに情報提供を依頼する文書をいう。

ウ RFP とは、ITベンダーからの提案を評価・検討し、システム開発を依頼する文書をいう。

エ RFP とは、システムの概要や主要な機能などに関する提案を依頼する文書をいう。

RFI(Request For Information)とは、情報提供依頼書と訳され、情報システムの導入や業務委託を行う際に、発注先候補のシステム開発会社に情報提供を依頼する文書のことです。
 SLA(Service Level Agreement)は、サービス提供者とサービス委託者との間で、提供するサービス内容と範囲、品質に対する水準を定め、それが達成できなかった場合のルールをあらかじめ合意しておく文書・契約のことです。
 RFP(Request For Proposal:提案依頼書)は、ITベンダーなどの業者から具体的な提案をしてもらうために、システムに対する要件を伝えるための文書のことです。

 ITベンダーに提出する文書について理解しておきましょう。

ア ×:

 選択肢の記述の内容は、SLAの説明です。RFIは、情報システムの導入や業務委託を行うにあたり、発注先候補のシステム開発会社に情報提供を依頼するための文書です。

イ ×:

 選択肢の記述の内容は、RFIの説明です。SLAは、サービス提供者とサービス委託者との間で、提供するサービス内容と範囲・品質に対する水準などを、あらかじめ定めておくものです。約束した水準などが達成できなかった場合のルールも、あらかじめ決めておきます。

ウ ×:

 選択肢の記述の内容は、システム開発の発注書の説明です。

エ ○:

 正しい記述です。RFP は、システム開発の発注に先立ち、システムの概要や主要な機能などに関する提案を依頼する文書のことです。

情報システム開発の工数と費用の見積りに関する次の文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。


 情報システムの開発工数を見積る手法の1つとして、システムの持つ機能をもとに、機能ごとの複雑さなどから( A )という点数をつけて評価する方法がある。

 この方法では、まずシステムの機能を洗い出し、機能のタイプごとに機能の数を数えます。次に、機能ごとに複雑さを評価し、( B )段階のタイプに分けます。さらに、各タイプ別の係数を掛けて( A )を計算します。

 これは、詳細なプログラムなどの設計の( C )に行われます。

ア A:ファンクションポイント B:3 C:前

イ A:スコアリングモデル B:4 C:前

ウ A:ファンクションポイント B:4 C:後

エ A:スコアリングモデル B:3 C:後

ファンクションポイント法は、開発工数の見積りの代表的な方法の1つです。ファンクションポイント法は、機能(ファンクション)ごとの複雑さによって点数を付け、その点数を合計することによって工数を見積る方法です。この点数のことを「ファンクションポイント」と呼びます。 ファンクションポイント法では、まずシステムの機能を洗い出し、機能のタイプごとに機能の数を数えます。次に、機能ごとに複雑さを評価し、「簡単」「普通」「複雑」の3段階に分けます。さらに、図の表のような係数を掛けてファンクションポイントを計算します。 ファンクションポイント法について理解しておきましょう。


A:ファンクションポイント

 スコアリングモデルとは、定性的な評価項目を定量化する方法です。定性的な評価項目のそれぞれに対して重み付けをして、一つの数式で表現し定量化します。

B:3

 ファンクションポイント法では、機能ごとに複雑さを評価して、「簡単」「普通」「複雑」の3段階に分けます。

C:前

 このような開発工数の見積もりは、詳細なプログラムを設計する前の「基本設計」のプロセスにて行われます。ファンクションポイント法では、必要な機能が分かった段階で工数と費用の概算見積りを行うことができます。

業務システムの分析・設計に用いられるUMLに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア UMLは、オブジェクト指向によるシステム開発の方法論である。

イ UMLにて、設計図をどのような順序で用いるかは、UML標準で決められている。

ウ ネットワーク図は、オブジェクト間の処理プロセスを表現するUMLのダイアグラムの1つである。

エ ユースケース図は、システムにどのような利用者がいるか、その利用者がどのような操作をするかを表すUMLのダイアグラムの1つである。

UMLは、オブジェクト指向アプローチのシステム開発における、設計図の統一表記法です。 オブジェクト指向アプローチでは、データと処理をカプセル化してオブジェクトにすることで、オブジェクトを部品のように組み合わせて開発をすることができます。 UMLでは、システム開発の様々な段階で使用する、各種の図表が定義されています。UMLの代表的な図表には次のようなものがあります。
ユースケース図 要件定義などの上流工程で、業務の機能を表現するために使われる
クラス図 オブジェクトの「型」を定義する
シーケンス図 オブジェクト間の処理プロセスを表す UMLの基本について理解しておきましょう。


ア ×:

 UMLは、オブジェクト指向アプローチのシステム開発における、設計図の統一表記法です。システム開発に関する方法論は含まれていません。

イ ×:

 UMLは、設計図の種類や書き方を定義したものであり、方法論は含まれていないため、どの設計書をどういう順序で使うかは定められていません。

ウ ×:

 シーケンス図の説明に関する記述です。UMLにネットワーク図というダイアグラムは含まれていません。

エ ○:

 正しい記述です。ユースケース図では、機能をユースケースで表し、機能を利用する人や外部システムをアクターで表して、これらの関係を表現します。

 情報システムの設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア DFDは、プロセス指向アプローチで用いられ、データの流れと時間的情報を記述する手法である。

イ ER図は、データ指向アプローチで用いられる図表であり、データ間の関連を描画する。

ウ STDは、オブジェクト指向アプローチで用いられる、モデリング言語の1つである。

エ DOAでは、システム開発後のデータ構造の変更が必要な際、一部のプログラムへの影響で抑えられやすい。

情報システムの設計アプローチには、POA(プロセス指向アプローチ)DOA(データ指向アプローチ)OOA(オブジェクト指向アプローチ)などがあります。 
POAでは、対象とする業務プロセスに着目します。業務プロセスを、フローチャートDFD(データフローダイアグラム)などの図表を使ってモデリングし、それを基にシステムを開発します。フローチャートは、処理の流れを表した図表であり、処理の順番や条件による処理の分岐などを表します。DFDは、データと処理の流れを表す図表です。 
DOAでは、データ構造に着目するアプローチです。データ構造をE-Rモデルなどの図表を使って表します。E-Rモデルでは、データ構造を、データの集合であるエンティティと、エンティティ間のつながりであるリレーションで表します。 情報システムの設計アプローチについて理解しておきましょう。


ア ×:

 DFDは、データの処理の流れを記述しますが、時間的情報については記述されません。

イ ○:

 正しい記述です。なお、ER図は、ERD(Entity-Relationship Diagram)とも呼ばれます。

ウ ×:

 STDは、状態遷移図とも呼ばれ、システムの状態がイベントによってどのように変わるのかを表した図で、外部設計や内部設計において、主に画面設計の際に用いられます。オブジェクト指向アプローチで用いられるモデリング言語としては、UMLがあります。

エ ×:

 DOAでは、プログラムを追加・変更するときには、データ構造は変更しなくて良いため、システムの変更や拡張に対応しやすいというメリットがあります。一方で、データ構造を変更する場合は、関連するプログラムを全て変更する必要があります。

情報システムの設計に用いられる下記の図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群の中から選べ。

[解答群]

ア データベースをどのように構築したらいいかを示すERDである。

イ 業務とデータの処理の関係を記述したDFDである。

ウ データと処理をセットにしたクラス図である。

エ 図中の「商品ファイル」や「在庫ファイル」は、データマートと呼ばれる。

POA(プロセス指向アプローチ)で用いられる、データと処理の流れを表す図表であるDFD(データフローダイアグラム)は、次のように記述されます。 DOA(データ指向アプローチ)で用いられる、構造を表す図表であるERD(ER図)は、次のように記述されます。 データ構造を、データの集合であるエンティティと、エンティティ間のつながりであるリレーションで表します。 データ構造をE-Rモデルなどの図表を使って表します。E-Rモデルでは、データ構造を、データの集合であるエンティティと、エンティティ間のつながりであるリレーションで表します。 OOA(オブジェクト指向アプローチ)で用いられる、UMLのクラス図は、次のように記述されます。 オブジェクトに含まれるデータの種類や、処理であるメソッドの種類を定義したクラスを表します。 情報システムの設計に用いられる図表について理解しておきましょう。


ア ×:

 図はDFDであるため、記述は不適切です。

イ ○:

 正しい記述です。

ウ ×:

 図はDFDであるため、記述は不適切です。

エ ×:

 図中の「商品ファイル」や「注文ファイル」は、データストアです。データマートとは、全社のデータが蓄積されたデータウェアハウスから、テーマ別にデータを抽出したものであり、BI(Business Intelligence)にて利用されます。

XP(エクストリーム・プログラミング)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア XPはアジャイル開発の手法の1つであり、小規模なシステムの開発に向いている。

イ XPでは、設計・開発・テストを繰り返して、システム開発を進めていく。

ウ XPのプラクティスとして、ビジュアルプログラミングが定められている。

エ XPでは、原理とすべき価値と具体的なプラクティスが定められている。

アジャイル開発プロセスの具体的な手法の1 つに、XP(エクストリーム・プログラミング)があります。 XPでは、プロジェクトを短い期間に区切り、この期間の中で反復的に設計・開発・テストを繰返します。小さな部品単位で動作を確認しながら開発をすることで、後戻りが少なくなるため、開発期間を短縮することができます。 XPの特徴について理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。XPを含め、アジャイル開発は比較的小規模なシステムの開発に向いています。

イ ○:

 アジャイル開発手法では、開発対象を多数の小さな機能に分割し、1つの反復 (イテレーション) で1機能を開発します。 イテレーションのサイクルを継続して行い、機能を追加開発していきます。各イテレーションの中では、設計、開発(コーディング)、テストといった工程を行います。

ウ ×:

 XPには、複数のプラクティスが定められていますが、ビジュアルプログラミングというプラクティスは含まれていません。XPの代表的なプラクティスとして、ペアプログラミングが挙げられます。ペアプログラミングでは、1人がプログラムのコードを書き、隣にいるもう1人が同時にそれをチェックしながら作業を進めます。これにより、集中力を高め、コードのチェックをしながら作業を進行することができます。

エ ○:

 XPでは、原理とすべき価値が定められています。XPの価値とは、「コミュニケーション」、「シンプル」、「フィードバック」、「勇気」、「尊重」です。これらの価値に基づいて、具体的なプラクティス(実践)が定められています。

RAD(Rapid Application Development)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア RADは、比較的長期間のプロジェクトに適用される開発手法である。

イ RADでは、開発サイクルを繰り返すことによって、システムの完成度を高めていく。

ウ RADでは、エンジニアだけでなく、エンドユーザも含めたチームでプロジェクトを進める。

エ RADで用いられるCASEツールは、コーディングやテスト工程の生産を高めるためのものであり、設計工程は対象としていない。

RAD(Rapid Application Development)は、プロトタイプと呼ばれるシステムの完成イメージを何度も制作、評価し、プロトタイプを次第に完成品に近づけてゆく手法です。ウォーターフォールモデルなど従来の手法より迅速に開発を進められます。 システム開発の工程をプロトタイピングやCASEツールなどの手法を用いることで、エンドユーザを含む少人数のチームで担当し、開発期間を短縮します。 RADについて理解しておきましょう。


ア ×:

 RADは、小規模・短期間のプロジェクトに適用される手法です。

イ ×:

 RADは、プロトタイプと呼ばれるシステムの完成イメージを何度も制作、評価し、次第に完成品に近づけていきます。開発サイクルを繰り返すことによって、システムの完成度を高めていくゆく手法は、スパイラルモデルと言います。

ウ ○:

 正しい記述です。RADでは、プロトタイプをエンドユーザが評価・確認しながら、開発を進めていきます。

エ ×:

 CASEツールは、従来は人間の手で行っていた、設計工程や、プログラミングの作業を、コンピュータで支援するためのソフトウェアです。CASE ツールには、設計など上流工程を支援する「上流CASEツール」、プログラミングなどの下流工程を支援する「下流CASEツール」があります。また、これらを統合した「統合CASEツール」もあります。

システムテスト(総合テスト)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア システムテストでは、想定される最大業務負荷に耐えられるかどうかの確認が行われる。

イ システムテストでは、主にモジュールやプログラム間のインターフェースや相互の関連性を検証する。

ウ システムテストでは、適正なデータを用いてテストを行い、例外処理は対象としなくてよい。

エ システムテストは、利用ユーザが中心となって行う。

情報システムのテストでは、単体テスト、結合テスト、システムテスト、検収テストという順番で行われます。 
単体テストは、プログラムの最小単位であるモジュールごとのテストであり、モジュールが仕様どおりに動作するかを確認します。 
結合テストは、複数のモジュールの組み合わせをテストします。 
システムテストは、総合テストとも呼ばれ、情報システム全体の機能や性能などを確認します。 
検収テストは、完成した情報システムを、システム部門からユーザ部門に引き渡す時に行います。検収テストは、受入テストと呼ばれ、ユーザの受入ができるかを確認するという意味があります。 情報システムのテストについて理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。システムテストでは、情報システム全体の性能のテストも行われ、想定される最大業務負荷に耐えられるかどうかの確認が行われます。これを、性能テストや負荷テストとも呼ばれます。

イ ×:

 モジュールやプログラム間のインターフェースや相互の関連性を検証するのは、結合テストです。

ウ ×:

 システムテストでは、正常な処理だけではなく、例外処理についてもテストを行います。これは例外テストとも呼ばれます。

エ ×:

 システムテストは、情報システム部門やソフトウェアハウスなどが中心となって行われます。ちなみに、検収テストは、利用ユーザが中心となって行われます。

ソフトウェア品質レビュー技法のうち、ウォークスルーに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア プログラム作成者、進行まとめ役、記録役、説明役、レビュー役を明確に決めて、厳格なレビューを公式に行う。

イ プログラムを動作させて行う動的テストの1つである。

ウ システム開発者が集まって実施され、プロジェクト責任者は参加が必須である。

エ システム開発の早い時期で、欠陥を発見するために行われる。

ウォークスルーは、ソフトウェア開発の各工程で作成された成果物(設計書やプログラムなど)について、問題点が無いかを集団で検証する作業です。同様の目的で行われる作業にインスペクションがあります。 インスペクションは、各工程の終わりに、関係者が集まって集団で成果物を確認し、欠陥を指摘します。欠陥があった場合は修正するかを判断します。インスペクションは公式なもので、プロジェクト責任者の下で厳密に行います。 ウォークスルーは、インスペクションほど公式・厳密なものではなく、開発者達が運営するものです。 インスペクションおよびウォークスルーの特徴について理解しておきましょう。


ア ×:

 インスペクションに関する記述です。ウォークスルーは公式なレビューではありません。

イ ×:

 ウォークスルーやインスペクションは、プログラムを動作させて行う動的テストではなく、プログラムの動作を伴わない静的テストです。

ウ ×:

 ウォークスルーは、システム開発者が集まって実施されますが、プロジェクト責任者は参加が必須ではありません。必要に応じて、インフォーマルに開発者が集まって実施します。

エ ○:

 正しい記述です。ソフトウェアが完成する前の工程で、問題点を発見して、早期に欠陥を除去するために行われます。

ホワイトボックステストやブラックボックステストに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ホワイトボックステストでは、分岐命令やモジュールの数が増えると、テストデータが急増する。

イ ブラックボックステストでは、テストデータの作成基準として、命令や分岐の網羅率を使用する。

ウ ホワイトボックステストでは、プログラムの入力と出力の関係を注目してテストデータを作成する。

エ ブラックボックステストは、単体テストでのみ実施される。

ホワイトボックステストは、プログラムの内部構造に注目して、プログラムが意図したとおりに動作しているかを確認するテストです。プログラムには、命令文や条件分岐などが含まれますが、それらについて漏れなく網羅的にテストを行います。 
ブラックボックステストは、プログラムの入力と出力に注目して、さまざまな入力に対して、プログラムの仕様どおりの出力が得られるかを確認するテストです。その際、プログラム内部の動作は問題にしません。正常な入力を与えて検証するだけでなく、不正な入力を与えて、例外処理が正しく実行されるかについても検証します。 ホワイトボックステストとブラックボックステストの特徴について理解しておきましょう。


ア ○:

 ホワイトボックステストでは、プログラム中の分岐命令やモジュールなどの数が増えると、テスト対象として、それらの条件分岐やモジュールの組み合わせの数が等比級数的に増加します。

イ ×:

 網羅率とは、ホワイトボックステストを行うときに用いる基準で、プログラムに対して、どの程度テストを実施したかを表すための指標です。プログラム中の処理経路について、漏れなく網羅的にテストを行うことが理想であるが、プログラムのボリュームによっては、すべての処理経路を完全に網羅することは非常に困難です。その際、網羅率に基準を設けて、テストデータを作成しテストを実施します。

ウ ×:

 プログラムの入力と出力の関係を注目してテストデータを作成するのは、ブラックボックステストです。ホワイトボックステストでは、プログラムの内部構造に着目してテストデータを作成します。

エ ×:

 ブラックボックステストは、単体テストだけでなく、結合テストやシステムテスト、検収テストの段階でも行われます。

結合テストに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 結合テストの方法の1つにビッグバンテストがあり、複数のモジュールを一挙に結合して、その動作を検証する。

イ ビッグバンテストでは、結合テスト全体の時間が短縮できるメリットがある一方、バグのある箇所の特定が難しく、かえって時間がかかってしまったり、バグが残りやすくなったりするなどのリスクもある。

ウ 上位のモジュールから順番に結合してテストをしていく手法をトップダウンテストという。また、下位のモジュールから順番に結合してテストをしていく手法のことを、ボトムアップテストという。

エ 上位モジュールと下位モジュールを結合してテストを実施したいが上位モジュールが完成していない場合、スタブと呼ばれるダミーモジュールを作ってテストする。

上位のモジュールから順番に結合してテストをしていく手法をトップダウンテストといいます。上位のモジュールに下位のモジュールを組み合わせる際、まだ下位のモジュールが完成していない場合があります。その際、下位のモジュールのダミーを利用しますが、そのダミーモジュールのことをスタブといいます。 下位のモジュールから順番に結合してテストをしていく手法のことを、ボトムアップテストといいます。下位のモジュールに上位のモジュールを組み合わせる際、まだ上位のモジュールが完成していない場合があります。その際、上位のモジュールのダミーを使いますが、そのダミーモジュールのことをドライバといいます。 結合テストは、組み合わせるモジュールの数を、少しずつ増やしていくことが一般的です。しかし、すべてのモジュールを組み合わせて、一斉に結合テストを実施する方法もあります。この方法をビッグバンテストといいます。ビッグバンテストでは、結合テスト全体の時間が短縮できるメリットがありますが、場合によっては、バグのある箇所の特定が難しく、かえって時間がかかってしまったり、バグが残りやすくなったりするなどのリスクもあります。 結合テストのバリエーションについて、押さえておくようにしましょう。

ア ○:

 ビッグバンテストの内容の説明として、適切です。

イ ○:

 ビッグバンテストの特徴の説明として、適切です。

ウ ○:

 トップダウンテストとボトムアップテストの概要の説明として、適切です。

エ ×:

 スタブとは、下位モジュールが完成していない場合に使われるダミーモジュールのことです。上位モジュールが完成していない場合に使われるダミーモジュールは、ドライバと呼ばれます。

プログラム言語に関する次の文中の空欄に入る語句として、最も適切なものはどれか。

 CPU が理解できる命令は「機械語(マシン語)」というプログラム言語で書かれた命令だが、人間が機械語を理解してプログラミングするのは至難の業である。そのため、機械語の命令を、人間がわかる単語に対応させた( )という言語が考えられた。

 ( )は、機械語の命令と1対1で対応した低水準言語である。

ア C言語

イ アセンブラ言語

ウ PHP 

エ CGI

人間が機械語を理解してプログラミングするのは至難の業であるため、機械語の命令を、人間がわかる単語に対応させたアセンブラ言語という言語が考えられました。 アセンブラ言語は、機械語の命令と1対1で対応した言語です。例えば、機械語で「0101・・・」という命令を、アセンブラ言語では「ADD・・・」(足す)というような命令文で表します。アセンブラ言語で作成したプログラムを、機械語に変換することで、コンピュータが命令を実行できるようになります。 機械語およびアセンブラ言語について理解しておきましょう。


ア ×:

 C言語は、アセンブラ言語よりも人間に分かりやすいプログラム言語である高水準言語の1つです。

イ ○:

 正しい記述です。

ウ ×:

 PHPは、動的にHTMLデータを生成することによって、動的なウェブページを実現することを主な目的としたプログラミング言語であり、高水準言語の1つです。

エ ×:

 CGIは、ウェブサーバ上でユーザプログラムを動作させるための仕組みであり、プログラム言語ではありません。

言語プロセッサに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 言語プロセッサは、ソースプログラムをオブジェクトプログラムに変換する。

イ コンパイラやインタプリタは言語プロセッサの一種である。

ウ コードジェネレータは言語プロセッサの一種であり、入出力条件や処理条件をパラメータで指定する。

エ アセンブラ言語を実行する際には、言語プロセッサは不要である。

言語プロセッサは、プログラムをCPUで実行する際に、プログラムを機械語に変換するソフトウェアです。 人間がプログラム言語で作成したプログラムを「ソースプログラム」と呼びます。ソースプログラムは、元のプログラムと言う意味です。 ソースプログラムを、言語プロセッサで翻訳することで、機械語に変換します。言語プロセッサが作成した翻訳後のプログラムのことを「オブジェクトプログラム」と呼びます。オブジェクトプログラムは、目的のプログラムという意味です。 言語プロセッサには、コンパイラ、インタプリタ、コードジェネレータ、アセンブラなどがあります。 言語プロセッサの概要について理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。

イ ○:

 正しい記述です。コンパイラとインタプリタは、どちらも言語プロセッサですが、翻訳のタイミングがことなります。

ウ ○:

 正しい記述です。コードジェネレータは、入出力条件や処理条件をパラメータで指定することによって、処理内容ごとのプログラムを最適化して生成します。詳細な手続きを記述する必要がないため、プログラムの生成や修正が容易という特徴があります。

エ ×:

 CPUが直接理解できるのは機械語だけであるため、アセンブラ言語を実行する際にも、言語プロセッサが必要です。アセンブラ言語を機械語に翻訳する言語プロセッサをアセンブラと呼びます。

言語プロセッサに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア インタプリタは、プログラムを一行ずつ機械語に翻訳しながら実行する。インタプリタ型のプログラム言語として代表的なものにCOBOLがある。

イ インタプリタは作成中のプログラムでも実行することが可能である。

ウ コンパイラはソースコードをオブジェクトコードに一括変換するのでインタプリタに比べて実行速度は速い。コンパイラ型のプログラム言語として代表的なものにJavaScriptがある。

エ コンパイラ型よりインタプリタ型のプログラム言語の方が、大規模なプログラムの開発に向いている。

コンパイラは、プログラムを一括して機械語に翻訳する言語プロセッサです。 コンパイラは、コンピュータがプログラムを実行する際には、既に機械語となっているため、実行速度が速いというメリットがあります。一方、プログラムの開発や修正のたびに、コンパイルをする必要があるため、プログラムの開発や修正の手間がかかるというデメリットがあります。 インタプリタは、プログラムを一行ずつ機械語に翻訳しながら実行する言語プロセッサです。 インタプリタは、プログラムを翻訳しながら実行するため、実行速度が遅いというデメリットがあります。一方、作成中のプログラムをいつでも実行できるため、プログラム作成や修正作業が簡単というメリットがあります。 コンパイラおよびインタプリタの特徴について理解しておきましょう。


ア ×:

 インタプリタは、プログラムを一行ずつ機械語に翻訳しながら実行しますが、COBOLはコンパイラ型のプログラム言語です。

イ ○:

 インタプリタは、プログラムを一行ずつ機械語に翻訳しながら実行するため、作成中のプログラムでの実行することが可能です。

ウ ×:

 コンパイラはソースコードをオブジェクトコードに一括変換し、インタプリタに比べて実行速度は速くなることについては、記述は適切です。ただし、JavaScriptはインタプリタ型のプログラム言語です。

エ ×:

 コンパイラの方がインタプリタに比べてプログラムの実行速度が速いことから、インタプリタ型よりもコンパイラ型のプログラム言語の方が、大規模なプログラムの開発に向いています。

プログラム言語の手続き型言語に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 手続き型言語には、コンパイラ型とインタプリタ型の言語がある。

イ 代表的な手続き型言語には、COBOL、C言語、FORTRAN、Javaなどがある。

ウ C言語は、事務処理用に広く使われ、主にメインフレームにて使用されてきた。

エ FORTRANは、科学技術計算に用いられるインタプリタ型のプログラム言語である。

手続き型の言語では、処理の順番に沿って1つずつ命令を記述します。 代表的な手続き型言語には、COBOL、C言語、FORTRAN、BASICなどがあります。 COBOLは、事務処理用に広く使われている言語であり、古くからメインフレームで使われています。 C言語は、ISO(国際標準化機構)やJIS(日本工業規格)で標準として採用されている、広く普及している手続き型言語です。UNIXもC言語で記述されています。 FORTRANは、科学技術計算に向いています。 BASICは、初心者向けのインタプリタ型の言語です。 手続き型言語の種類と内容について理解しておきましょう。


ア ○:

 COBOL、C言語、FORTRANはコンパイラ型のプログラム言語であり、BASICはインタプリタ型のプログラム言語です。

イ ×:

 Javaは非手続き型のプログラム言語です。

ウ ×:

 記述はCOBOLについての説明です。

エ ×:

 FORTRANは、科学技術計算に用いられますが、コンパイラ型のプログラム言語です。

プログラム言語の非手続き型言語に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア C++、Java、SQLは、非手続き型のオブジェクト指向言語である。

イ Javaのソースプログラムをコンパイルした後の中間コードは特定のCPUに依存せずに実行できる。

ウ C言語は手続き型、C++は非手続き型であるが、どちらもオブジェクト指向言語である。

エ Javaは、データベースへの問合せなどの操作を行うために開発された言語である。

非手続き型の言語は、細かい処理手順をあまり意識せずに、実現したい機能を中心に記述します。 代表的な非手続き型言語には、「C++」や「Java」などのオブジェクト指向言語があります。 C++は、C言語にオブジェクト指向の特徴を加えた言語です。オブジェクト指向では、データとそれを操作する処理を一体化します。これによって、オブジェクトを部品のように組み合わせて開発することができます。 Javaは、C++で導入されたオブジェクト指向を、さらに強化したオブジェクト指向言語です。Java から派生した様々な技術は、インターネット上のアプリケーションで広く用いられています。 SQL言語は、データベースへの問合せなどの操作を行う言語であり、非手続き型言語に分類されます。 手続き型言語の種類と内容について理解しておきましょう。


ア ×:

 SQLは、非手続き型言語に分類されますが、オブジェクト指向言語ではありません。

イ ○:

 正しい記述です。Javaは特定のOSやCPUに依存しないことが特徴です。

ウ ×:

 C言語は手続き型言語ですが、オブジェクト指向言語ではありません。

エ ×:

 SQLの説明に関する記述です。

プログラム言語に関する次の文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 プログラム言語の第1世代言語は、機械語であり、第2世代言語は( A )である。さらに、( B )は第3世代言語と呼ばれ、第4世代言語の代表例は( C )である。

ア A:アセンブラ言語 B:手続き型言語 C:SQL言語

イ A:アセンブラ言語 B:オブジェクト指向言語 C:非手続き型言語

ウ A:手続き型言語 B:非手続き型言語 C:SQL言語

エ A:手続き型言語 B:SQL言語 C:マークアップ言語

機械語を第1世代アセンブラ言語を第2世代手続き型言語を第3世代の言語と呼ばれます。 そして、第4世代言語は、エンドユーザが対話的に使用できる言語であり、代表例はSQL言語です。第3世代言語まではコンピュータの専門家が使うもので、第4 世代言語はユーザが自分の要求を実行できるという位置付けとなっています。 プログラム言語の「世代」について理解しておきましょう。


A:アセンブラ言語

 第2世代言語は、アセンブラ言語です。

B:手続き型言語

 第3世代言語は、手続き型言語です。機械語やアセンブラ言語に比べて、人間に理解しやすい表現になっています。

C:SQL言語

 第4世代言語は、プログラミング言語のうち、アプリケーションの使用者となるエンドユーザが自ら開発できるように設計されたプログラミング言語の総称です。第4世代言語は「4GL」とも呼ばれます。
 なお、マークアップ言語は、文章の構造や見た目を指定するためのプログラム言語です。代表的なマークアップ言語には、HTMLとXMLがあります。

Webアプリケーションに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア Webサーバとデータベースは、物理的に別々のコンピュータで稼働させる必要がある。

イ 業務処理の変更のたびに、Webアプリケーションを動作させるためのプログラムを配布して、クライアント端末にインストールする必要がある。

ウ 業務処理はサーバ側で実行し,クライアントはHTML文書を読み込み、その結果を画面に表示する。

エ クライアント端末に、WebサーバからのHTTP要求を待ち受けるサービスを常駐させておく必要がある。

 Webアプリケーションは、Web上で実行されるアプリケーションであり、多くの場合、3階層の構成で実行されます。その階層は、Webブラウザ、Webサーバ、データベースです。 Webブラウザは、利用者のコンピュータで実行される、Webページを表示するためのソフトウェアです。 Webサーバでは、Webページの基になるHTML文書を管理します。クライアントのWebブラウザからの要求に応えて、HTML文書を送信します。 データベース層では、各種のデータを一元的に管理し、Webサーバ上のプログラムからの要求に応えて、データの入力や変更、検索などを行います。 Webアプリケーションの構成について理解しておきましょう。

イ ×:

 Webアプリケーションでは、クライアント端末にはWebブラウザが必要ですが、業務処理の変更などに際して、別途プログラムをインストールする必要はありません。

ウ ○:

 正しい記述です。業務処理は、Webサーバ層やデータベース層にて行われます。

エ ×:

 Webサーバ側に、クライアントであるWebブラウザからのHTTP要求を待ち受けるサービスを常駐させておく必要があります。

Webアプリケーションに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア HTMLで記述されたプログラムはWebサーバ上で処理され、その結果がインターネットを経由してクライアントに送り届けられる。

イ JSPは、Javaによるサーバサイドアプリケーションを実現するためのテクノロジである。

ウ ASP(Active Server Pages)は、Webサーバから外部のプログラムを実行する仕組みの1つである。

エ Perlはテキスト処理などに利用されるコンパイラ型のプログラム言語で、Webアプリケーションの作成にも利用される。

プログラムをWebサーバで実行する方法を「サーバサイドアプリケーション」、プログラムをクライアントのWebブラウザで実行する方法を「クライアントサイドアプリケーション」と呼びます。 サーバサイドアプリケーションを作成するには、ASP(Active Server Pages)やJSP(Java Server Pages)といったプログラム言語や、CGI(Common Gateway Interface)というWebサーバから外部のプログラムを実行する仕組みを使用します。 サーバサイドアプリケーションについて理解しておきましょう。


ア ×:

 HTMLで記述されたプログラムはクライアントのWebブラウザにて実行されます。

イ ○:

 正しい記述です。JSPを使用すれば、様々なHTMLを動的に生成するプログラムを開発することができ、これらのプログラムをWebサーバ上で実行することで、Webアプリケーションを実現することができます。

ウ ×:

 CGIの説明に関する記述です。

エ ×:

 Perlはテキスト処理などに利用されるプログラム言語で、Webアプリケーションの作成にも利用されますが、インタプリタ型の言語です。

Webアプリケーションに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア クライアントサイドアプリケーションは、クライアントであるWebブラウザでプログラムを実行する形態であり、Webサーバの負荷を軽減することができる。

イ JavaScriptは、Java言語で作成したプログラムをWebブラウザで実行するものであり、Webサーバ上からダウンロードして、Webブラウザ上で実行される。

ウ Javaアプレットで記述されたプログラムは、Webサーバに格納されており、クライアントからの要求に応じて、Webサーバ上で実行され、処理結果をWebブラウザに送信する。

エ PHPは、クライアントサイドアプリケーションを実現するプログラム言語である。

クライアントサイドアプリケーションは、クライアントであるWebブラウザでプログラムを実行する形態です。 クライアントサイドアプリケーションを作成するには、JavaScriptやJavaアプレットなどの言語を使用します。 JavaScriptは、Webページに動きや機能を埋め込むためのスクリプト言語です。 Javaアプレットは、Java言語で作成したプログラムを、Webブラウザで実行するものです。Webページを表示する際に、Webサーバ上からJavaアプレットがダウンロードされ、ブラウザ上で実行されます。 クライアントサイドアプリケーションについて理解しておきましょう。


ア ○:

 正しい記述です。全てのアプリケーションの処理をサーバーサイドで行うと、頻繁にネットワークの通信が発生するため処理が遅くなるとともに、Webサーバの負荷が高くなるという問題があります。

イ ×:

 Javaアプレットの説明に関する記述です。なお、JavaScriptは、構造はJava 言語に似ていますが、直接Java言語との関係はありません。

ウ ×:

 Javaアプレットは、Webサーバからクライアントにダウンロードされ、ブラウザ上で実行されます。

エ ×:

 PHPは、動的サービスを作成するためのプログラミング言語で、データベースを操作する命令があらかじめ組み込まれているのが特徴です。PHPで作成したプログラムは、Webサーバ上で実行されます。

 マークアップ言語に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア HTMLでは、タグと呼ばれる文字列を記述することで、リンクや色を指定することができる。

イ HTMLで作成した文書は、バイナリ-ファイルであるHTMLファイルとして保存される。

ウ HTMLでは使用できるタグは決められているが、XMLでは独自のタグを作ることができる。

エ XMLは、ネットワーク上でのデータ交換に使用され、電子商取引にも利用されている。

マークアップ言語は、文章の構造や見た目を指定するためのプログラム言語です。マークアップ言語では、元の文章と一緒に、「タグ」という文字列を記述することで、文章の構造や見た目を指定することができます。代表的なマークアップ言語には、HTMLとXMLがあります。 HTMLは、Webページを記述する言語です。HTMLでは、タグを使うことで、文章の中にリンクや見出しなどを埋め込むことができます。 XMLは、独自のタグを作ることができるマークアップ言語です。HTML では、タグの意味はあらかじめ決まっていましたが、XML ではタグを自由に定義できることが特徴です。XMLは、タグを自由に定義できるという特徴を生かして、電子商取引など、異なるアプリケーション間でデータのやり取りをすることに良く使われます。 マークアップ言語について理解しておきましょう。

エ ○:

 XML による電子商取引では、取引相手と共通のタグを使う必要があるため、多くの企業との取引をする場合は、あらかじめ業界で標準化されたタグがあると便利です。様々な業界で、XMLのタグの標準化をする取組みが行われています。

XMLに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア SGMLは、XMLを拡張したものであり、論理構造を持った文書の作成に用いられる。

イ XSLは、XMLをベースとしており、スマートフォン向けブラウザに対応したホームページの記述によく利用される。

ウ XBRLは、XMLベースの言語であり、医療業界におけるデータ交換の促進を目的として開発された。

エ ebXMLは、SOAPを拡張した規格であり、電子商取引における標準技術の策定を目的としている。

ア ×:

 SGMLはXMLを拡張した言語ではなく、むしろXMLの源流に位置付けされます。

イ ×:

XSLを用いて、XML文書の見栄えを変化させることができますが、特にスマートフォンを意識したものではありません。

ウ ×:

 XBRLは、XMLを財務情報の交換に応用した言語であり、医療業界のデータ交換を目的として開発されたものではありません。

エ ○:

ebXMLは、SOAPを拡張したメッセージ構造を使用しています。SOAPとは、アプリケーション間の通信を行うためのプロトコルであり、Webサービスを構成する技術の1つです。

Webサービスに関して、次のa~cの説明と、その説明に適する用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a Webサービスを登録・検索するためのシステム

b Webサービスを呼び出すためのインタフェース情報

c WebサービスのメッセージをHTTPで交換する通信規約

ア a:UDDI b:WSDL c:SOAP

イ a:WSDL b:UDDI c:SOAP

ウ a:SOA  b:WSDL c:UDDI

エ a:UDDI b:SOA  c:WSDL

Webサービスは、XML、SOAP、WSDL、UDDI の4つの技術から構成されています。 
XMLは、アプリケーション間でデータをやり取りする際に使用される言語です。 
SOAPは、アプリケーション間の通信を行うためのプロトコルです。 
WSDLは、Webサービスのインタフェースを記述したものです。これは、Webサービスの内容や入出力のデータ型などが書かれたXML文書となっています。 
UDDIは、Webサービスを検索するためのシステムです。 Webサービスの技術について理解しておきましょう。


a:UDDI

 UDDIは、インターネット上のWebサービスの電話帳のようなもので、各社の様々なWeb サービスを登録しておき、Web サービスの利用者が検索できるようにするものです。

b:WSDL

 WSDLは、そのWebサービスがどのような機能を持つのか、それを利用するためにはどのような要求をすればいいのか、などを記述する方法が定義されています。
なお、SOAとは、サービス指向アーキテクチャのことであり、アプリケーションを部品化して、それらを組み合わせることでシステムを構成するアーキテクチャ(設計思想)です。

c:SOAP

 SOAPは、プログラム同士がネットワーク経由でメッセージを交換するプロトコル(通信規約)であり、下位プロトコルとしてHTTPを利用することができます。







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