経営情報システム プログラム言語とWebアプリケーション 経済学・経済政策  消費者行動と需要曲線 企業行動と供給曲線 市場均衡

一次試験以来、久しぶりに経済学・経済政策の問題集に帰ってきました。何だか懐かしいです^^;

プログラム言語とWebアプリケーション

人間が機械語を理解してプログラミングするのは至難の業であるため、機械語の命令を、人間がわかる単語に対応させたアセンブラ言語

C言語は、アセンブラ言語よりも人間に分かりやすいプログラム言語である高水準言語の1つ

PHPは、動的にHTMLデータを生成することによって、動的なウェブページを実現することを主な目的としたプログラミング言語であり、高水準言語の1つ

言語プロセッサは、プログラムをCPUで実行する際に、プログラムを機械語に変換するソフトウェア

人間がプログラム言語で作成したプログラムを「ソースプログラム」

言語プロセッサが作成した翻訳後のプログラムのことを「オブジェクトプログラム」

言語プロセッサには、コンパイラ、インタプリタ、コードジェネレータ、アセンブラなど

コードジェネレータは言語プロセッサの一種であり、入出力条件や処理条件をパラメータで指定する。

CPUが直接理解できるのは機械語だけであるため、アセンブラ言語を実行する際にも、言語プロセッサが必要

アセンブラ言語を機械語に翻訳する言語プロセッサをアセンブラ

コンパイラは、プログラムを一括して機械語に翻訳する言語プロセッサ

インタプリタは、プログラムを一行ずつ機械語に翻訳しながら実行する言語プロセッサ

COBOLはコンパイラ型のプログラム言語

JavaScriptはインタプリタ型のプログラム言語

COBOL、C言語、FORTRANはコンパイラ型のプログラム言語であり、BASICはインタプリタ型のプログラム言語

Javaは非手続き型のプログラム言語

COBOLは、事務処理用に広く使われ、主にメインフレームにて使用されてきた。

FORTRANは、科学技術計算に用いられますが、コンパイラ型のプログラム言語

Javaのソースプログラムをコンパイルした後の中間コードは特定のCPUに依存せずに実行できる。

SQLは、データベースへの問合せなどの操作を行うために開発された言語である。

第3世代言語は、手続き型言語です。機械語やアセンブラ言語に比べて、人間に理解しやすい表現

第4世代言語は、プログラミング言語のうち、アプリケーションの使用者となるエンドユーザが自ら開発できるように設計されたプログラミング言語の総称です。第4世代言語は「4GL」

マークアップ言語は、文章の構造や見た目を指定するためのプログラム言語です。代表的なマークアップ言語には、HTMLとXML

Webサーバ側に、クライアントであるWebブラウザからのHTTP要求を待ち受けるサービスを常駐させておく必要

プログラムをWebサーバで実行する方法を「サーバサイドアプリケーション」

サーバサイドアプリケーションを作成するには、ASP(Active Server Pages)やJSP(Java Server Pages)といったプログラム言語や、CGI(Common Gateway Interface)というWebサーバから外部のプログラムを実行する仕組みを使用

プログラムをクライアントのWebブラウザで実行する方法を「クライアントサイドアプリケーション」

HTMLで記述されたプログラムはクライアントのWebブラウザにて実行

JSPは、Javaによるサーバサイドアプリケーションを実現するためのテクノロジ

CGIは、Webサーバから外部のプログラムを実行する仕組みの1つ

Perlはテキスト処理などに利用されるプログラム言語で、Webアプリケーションの作成にも利用されますが、インタプリタ型の言語

クライアントサイドアプリケーションは、クライアントであるWebブラウザでプログラムを実行する形態であり、Webサーバの負荷を軽減することができる。

Javaアプレットは、Java言語で作成したプログラムをWebブラウザで実行するものであり、Webサーバ上からダウンロードして、Webブラウザ上で実行される。

PHPは、動的サービスを作成するためのプログラミング言語で、データベースを操作する命令があらかじめ組み込まれているのが特徴です。PHPで作成したプログラムは、Webサーバ上で実行

マークアップ言語は、文章の構造や見た目を指定するためのプログラム言語

HTMLで作成した文書は、テキストファイルとして保存されます。そのため、テキストエディタで表示や編集が可能

XMLではタグを自由に定義することができ、任意のマークアップ言語を作ることができます。このように、言語を定義するための上位の言語はメタ言語

XMLは、ネットワーク上でのデータ交換に使用され、電子商取引にも利用されている。

XSLは、XML文書の見た目や表示スタイルを指定するための言語

XBRLは、財務諸表の作成・流通の効率化や再利用が促進されるように標準化されたXMLベースの言語

ebXMLは、世界規模での電子商取引に使われる標準技術の策定を目的とした団体およびその規格であり、業種や規模、国家に関係なく、あらゆる組織が利用できることを目的

XSLを用いて、XML文書の見栄えを変化させることができますが、特にスマートフォンを意識したものではありません。

XBRLは、XMLを財務情報の交換に応用した言語であり、医療業界のデータ交換を目的として開発されたものではありません。

ebXMLは、SOAPを拡張したメッセージ構造を使用しています。SOAPとは、アプリケーション間の通信を行うためのプロトコルであり、Webサービスを構成する技術の1つ

Webサービスは、XML、SOAP、WSDL、UDDI の4つの技術から構成

XMLは、アプリケーション間でデータをやり取りする際に使用される言語

SOAPは、アプリケーション間の通信を行うためのプロトコル

WSDLは、Webサービスのインタフェースを記述したもの

UDDIは、Webサービスを検索するためのシステム

UDDIは、インターネット上のWebサービスの電話帳のようなもの

WSDLは、そのWebサービスがどのような機能を持つのか、それを利用するためにはどのような要求をすればいいのか、などを記述する方法が定義

SOAとは、サービス指向アーキテクチャのことであり、アプリケーションを部品化して、それらを組み合わせることでシステムを構成するアーキテクチャ(設計思想)

消費者行動と需要曲線

財とは、商品・製品・サービスなどの需要の対象となるもののこと

経済学では、この好みのことを選好

効用(U:Utility)とは、消費者がその財を消費することで感じる満足度のこと

経済学では、消費者は、限られた予算(所得)のもとで、財の消費から得られる効用を最大にするように合理的に消費を行うと考え消費者行動を分析します。これを、合理的消費者の仮定

2つの財を消費することで得られる効用は、2つの財の消費量に依存すると考えられます。ここで、2つの財の消費量をそれぞれ、x、yとおくと、効用Uは、「U = U(x , y)」と表されます。この関数のことを、効用関数

無差別曲線とは、その消費者にとって同じ効用を与える財の組み合わせの軌跡のこと

限界代替率とは、消費者にとって、ある財の他の財に関する主観的な交換比率のこと

財x、yの価格をそれぞれPx、Pyとし、財x、yの消費量をそれぞれx、y、とし予算をmとすると、予算制約線は、

所得が増加した場合には、消費可能領域が増大するように予算制約線は右上方に移動

最適消費点とは、消費者の効用を最大にする財の消費の組み合わせを表すグラフ上の点のことをいう。

需要曲線とは、他の財の価格と所得水準を一定としたときの、ある財の価格と最適な消費量の関係を表す曲線のことをいう。

財が上級財である場合、需要法則を満たすので、この財の需要曲線は右下がり

財が下級財であってギッフェン財でない場合、需要法則を満たすので、需要曲線は右下がり

財がギッフェン財である場合、需要法則を満たさないので、この財の需要曲線は右上がり

需要額(支払金額)=価格×数量となり、企業にとっては「売上高」

需要曲線の傾きが緩やかな場合は、価格を引き上げたときに、需要量が大きく減少

需要の価格弾力性が高い場合、価格を引き下げることによって売上高を増加させることができる。

需要曲線が右下がりの直線である場合、中点における需要の価格弾力性は1である

右下がりの傾きとなっているため、所得弾力性は負の値

価格効果=代替効果+所得効果

ギッフェン財では、代替効果の大きさよりも所得効果の大きさの方が大きく、需要曲線は右上がりとなる。

ギッフェン財は、価格が下がったときに、消費量も下がるような財

●代替財

 ある財の価格が上昇する → 他の財の消費量が増加する

 ある財の価格が低下する → 他の財の消費量が減少する

●補完財

 ある財の価格が上昇する → 他の財の消費量が減少する

 ある財の価格が低下する → 他の財の消費量が増加する

代替効果と所得効果を合わせた全部効果で上記のような代替関係が成立する場合は、粗代替財

完全補完財 消費者が常に一定の固定比率で一緒に消費される財の無差別曲線は、L字型の形状

消費することがマイナスになる財とプラスになる財の場合には、無差別曲線は、右上がりの形状

2つの財を一緒に消費すると効用が低くなる場合の無差別曲線は原点に対して凹の形状

完全代替財では、無差別曲線の接線として表される限界代替率が一定になりますので、右下がりの直線の形状

リスク中立的とは「同一のリターンに対してどのリスクでも関係がない」こと

リスク回避的な人は、リスクを回避するためにコストを支払ってもいいと考えるため、リスクプレミアムは正の値

余暇時間は、所得を増やした時、消費量が増えるので上級財

労働時間が増加し余暇時間が減少する効果は代替効果

通常、低い賃金水準では代替効果の方が大きく、高い賃金水準では所得効果の方が大きい。

所得増加により労働時間の需要は減少する

企業行動と供給曲線

費用関数が具体的に数式で表された場合、生産量の関数となっているものが可変費用であり、生産量に依存することなく一定である数値が固定費用

消費者が消費量を1単位追加するときに増加する効用(満足度)のことをいうのは、限界効用

費用曲線がS字型で表される場合、生産量の水準が低いときは限界費用が逓減し、生産量の水準が高くなると限界費用は逓増する。

●平均可変費用(AVC:Average Variable Cost)

〈グラフ〉縦軸切片と可変費用曲線上の点を結んだ直線の傾き

〈数 式〉可変費用を生産量で割ったもの

●限界費用(MC:Marginal Cost)

〈グラフ〉総費用曲線の接線の傾き

〈数 式〉費用関数を微分したもの

総費用曲線がS字型で表される場合、限界費用曲線は、平均可変費用曲線の最低点を通る。

総費用曲線がS字型で表される場合、限界費用曲線は、平均費用曲線の最低点を通る。

生産関数とは、ある生産要素の組み合わせを最も効率的に利用して生産された財の最大量をその生産要素の組み合わせの関数として表したもの

生産者が生産技術の範囲内で財を生産することができる生産要素と財の生産量の組み合わせを示した領域のことをいうのは、生産可能領域

限界生産性は、グラフにおいて、生産関数を表すグラフの接線の傾きとして表される。

平均生産力とは、生産要素投入量1単位当たりの財の生産量のことをいい、生産量を生産要素投入量で割ったものになる。

等費用線は、総費用を一定とした予算制約線 wL+rK=C

縦軸である資本Kの切片はC/r、つまり総コストを資本Kの費用である金利rで除したもの

横軸である労働Lの切片はC/w、つまり総コストを労働Lの価格である賃金率wで除したもの

傾きはw/r、つまり賃金率wを金利rで除したもの

完全競争市場における企業の利潤を最大にする生産量は、価格と限界費用が等しい水準で決定

〈数 式〉P(価格)=MC(限界費用)

生産関数における利潤最大化の条件は「限界生産物価値=要素価格」となるように要素投入量を決定すること

限界生産物価値=販売価格×限界生産性

限界生産性=要素価格÷販売価格

限界生産物価値=販売価格×要素価格/販売価格=販売価格

限界生産物価値=販売価格=要素価格

販売価格と売上原価が一致する点が利潤最大化の販売数量

「完全競争市場における企業の利潤を最大にする生産量が、価格と限界費用が等しい水準で決定される」のと同様の考え方

損益分岐点 利潤がゼロになる点

〈グラフ〉平均費用曲線ACの最低点

 平均費用曲線ACと限界費用曲線MCとの交点

 総収入と総費用が一致する価格と生産量を表す点

〈数 式〉AC(平均費用)=MC(限界費用)

〈特 徴〉この点で表される価格水準を上回る価格のとき → プラスの利潤

 この点で表される価格水準を下回る価格のとき →マイナスの利潤(損失)

操業停止点 企業が生産活動をやめてしまう点

〈グラフ〉平均可変費用曲線の最低点

 平均可変費用曲線と限界費用曲線との交点

 総収入と総可変費用が一致する価格と生産量を表す点

〈数 式〉AVC(平均可変費用)=MC(限界費用)

〈特 徴〉この点で表される価格水準を下回る価格のとき → 企業は操業を停止する

総収入と総可変費用が一致する価格と生産量を表す点

企業が利潤最大化行動をとったとき、操業停止点から右側の限界費用曲線が供給曲線となる

T円の従量税が課税された場合には、限界費用はT円だけ増える。

T円の従量税が課税された場合には、供給曲線はT円だけ上方にシフト

価格をP、供給量をSとし、供給曲線がP=2Sで表されるとき、財1単位当たり3の従量税が課税されると、課税後の供給曲線はP=2S+3となる。

従価税は、財の価格に対して、一定の割合を課税するものである。

T%の従価税が課税された場合には、限界費用は(1+T%)倍になる。

T%の従価税が課税された場合には、供給曲線の傾きは(1+T%)倍になる。

市場均衡

市場均衡が達成されているときの価格を市場均衡価格、取引量を市場均衡取引量

市場需要曲線がP=10-Q、市場供給曲線がP=Qで表されるとき、市場均衡価格は5

●ワルラス的調整過程

 価格によって均衡点に調整される

 超過供給(供給量>需要量)が発生している場合 → 価格が下落する

 超過需要(供給量<需要量)が発生している場合 → 価格が上昇する

●マーシャル的調整過程

 供給量によって均衡点に調整される

 供給価格<需要価格の場合 → 供給量が増加する

 供給価格>需要価格の場合 → 供給量が減少する

 ワルラス的調整過程は価格調整です。これに対して、マーシャル的調整過程は数量調整

① 生産者は前期の価格を参考にして、当期の生産量を決定する

② 当期に生産されたものはすべて当期中に販売される価格がつけられる。

●代替財の場合

 代替財の価格が上昇する → 需要曲線が右にシフトする

⇒ 均衡価格は上昇し、均衡需給量は増加する

●補完財の場合

 補完財の価格が上昇する → 需要曲線が左にシフトする

⇒ 均衡価格は低下し、均衡需給量は減少する

●限界費用

 限界費用が低下する → 供給曲線は右にシフトする

⇒ 均衡価格は低下し、均衡需給量は増加する

社会的総余剰=消費者余剰+生産者余剰

ラムゼイ・ルールとは、個別の財に対する税率は、その財に対する需要の価格弾力性に反比例するように決定すべきとする考え方

域内の関税および数量制限など他の貿易制限を撤廃するが、域外に対しては、加盟国それぞれが独自の貿易政策をもって対応するのは、自由貿易協定

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