経営情報システム( コンピュータの基礎  ファイルとデータベース  システム構成とネットワーク インターネットとセキュリティ  経営と情報システム 情報システムの開発) 

各種ソフトウェア 【平成28年 第4問】

 PC には多様なソフトウェアが使われている。ソフトウェアに関する記述として最も適切なものはどれか。

ア デバイスドライバとは、PC に接続される周辺機器を制御するためのソフトウェアである。〇デバイスドライバは、周辺機器を制御するためのソフトウェアです

イ ファームウェアとは、OS の一部分を指し、接続される周辺機器と通信するためのソフトウェアである。×ハードウェアを制御するためのソフトウェアで、コンピュータなどハードウェアに組み込まれています。

ウ ミドルウェアとは、OS の中核となって機能するソフトウェアである。×ミドルウェアは、OSとアプリケーションソフトウェアの間に位置するソフトウェアであり、OSの上で動作します。

エ ユーティリティプログラムとは、アプリケーションプログラムの総称である。×ユーティリティプログラムとは、システムを効率的に運用するための補完的なソフトウェアです。

データベースの設計と管理 【平成23年 第9問】

 データベースは近年の情報システムの要ともなっている。その開発の成否が情報システムのパフォーマンスに多大な影響を及ぼす。データベースに関する記述として最も適切なものはどれか。

ア システム開発におけるリポジトリとは、データだけではなくソフトウェア開発および保守における情報、例えば、プログラム間の関連、各種図表なども一元的に管理するためのものである。×〇リポジトリとは、ソフトウェア開発の各行程の情報を一元管理するデータベースです。

イ スキーマとは、データベース上のデータ内容、データ構造などを記述したものを指すが、このうち概念スキーマとは、利用者やアプリケーションプログラムから見たデータの定義を意味する。×

ウ データベースの設計は、データ分析、概念設計、論理設計、物理設計の順になされるが、ER 図は物理設計の際に用いられる有用なツールである。×ER 図とは、データ構造を、データの集合であるエンティティ(Entity:実体)と、エンティティ間のつながりであるリレーション(Relationship:関連)で表すものです。

エ ネットワークデータベースは、ひとつのテーブルに記録するデータのレコード間に親子関係のような1対多の関係性を持たせたデータベースである。〇×

データのモデル化には、主に階層モデル、ネットワークモデル、リレーショナルモデルがあります。

表計算ソフトウェア 【平成28年 第5問】

 商品売上高を示したデータが下記のように、表計算ソフトウェアのシート中のA〜C列に入力されている。

 D列に示したような、売上高が多い順の順位を求めたい。同じ値が複数ある場合は同じ順位を与え、次の大きさの値には重複した分を飛ばした順位を与える。

 このために、条件に一致した値の個数を数えるのにCOUNTIF文を利用して順位を求める式を考え、その式をD2のセルに入力する。D2の式を下の行に複写して、D列のような順位を求めたい。

 COUNTIF文を用いたD2のセルに入る式として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 ただし、COUNTIF文、&の使用方法は以下のとおりである。

・COUNTIF(対象範囲,条件式):対象範囲のうち、条件式に記述した内容を満たすセルの個数を返す関数

・&:文字列の連結

[解答群]

ア = COUNTIF(C$2:C$7,”<”&C2)+1×C2の値である500より小さいという条件を満たすのは、C3、C5、C6、C7の4つのセルですからCOUNTIF文の返す値は4になります。

イ = COUNTIF(C$2:C$7,”>=”&C2)×「>=C2」つまりC2以上の値を求める式になります。

ウ = COUNTIF(C$2:C$7,”<=”&C2)×「<=C2」つまりC2以下の値を求める式になります。

エ = COUNTIF(C$2:C$7,”>”&C2)+1〇「>C2」つまりC2より大きな値を求める式になります。

情報システムの投資評価 【平成24年 第23問】

 ある中小製造企業は、顧客の要望に合わせて製品を設計・製造・販売している。

 今まで、受注量が少なかったことから、電話やファクシミリ等で顧客への対応をしていた。近年、海外を含めて顧客からの受注が増加している。このような状況から、受発注にかかわる処理、問い合わせやクレーム処理を含めて顧客とのコミュニケーション、社内の製造指示などをシステム化することを検討している。その検討の中での聞き取り調査の結果、経営者や従業員は、このシステム開発の投資評価をはっきりさせておきたいと考えていることが分かった。

 投資評価に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア 本システムの構築には多様な案が考えられるが、それらを検討する場合に、システム開発のプロジェクト遂行に関するリスクと、システムによってもたらされるベネフィットとの2 軸の視点から、それらの案を評価するポートフォリオ分析が有用である。〇

 ポートフォリオ分析とは、重要な2 つの指標を組み合わせることで最適な戦略を選択するための手法です。出典:経済産業省「業績評価参照モデル(PRM)を用いたIT ポートフォリオモデル活用ガイド」

イ 本システムへの投資をTCO で評価する場合、従業員の教育などにかかわる技術サポートコスト、セキュリティ管理などにかかわる管理コスト、コンピュータの利用にかかわるエンドユーザコストの3 つの視点から行う。×

TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)とは、情報システムの導入と維持にかかる全てのコストのことです。

ウ 本システムを評価する場合、顧客がどう評価するかが重要であり、このような視点から、顧客ならば提案されたシステムをいくらなら購入するかを算定してもらうリアルオプションプライシングと言われる手法を採用することが妥当である。×リアルオプションとは、金融工学のオプション理論を、プロジェクトの投資評価に応用した手法です。

エ 本来、システム導入は合理化のためであり、従って、システム導入に際して従業員何人を減らすことができるかを算定できれば、本システムの投資価値は判断できる。×投資価値の算出方法は、情報システムの種類によって異なります。

ERP【令和元年 第15問】

「ERP(Enterprise Resource Planning)システム」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 基幹業務プロセスの実行を、統合業務パッケージを利用して、必要な機能を相互に関係付けながら支援する総合情報システムである。〇ERPシステムとは、会計・販売・生産・購買・物流・人事などの企業の主要な業務を1つのパッケージソフトで総合管理できるものです
  2. 基幹業務プロセスをクラウド上で処理する統合情報システムである。×
  3. 企業経営に必要な諸資源を統合的に管理するシステムである。×企業経営に必要な諸資源を統合的に管理するシステムであることが書かれています。ERPの考え方としては適切な内容です。しかし、設問では「ERPシステム」について問われているため、「統合業務パッケージ」について言及した選択肢アのほうが、より適切となります。
  4. 企業経営の持つ諸資源の戦略的な活用を計画するためのシステムである。×ERPシステムは、情報を総合的に管理することはできますが、戦略的な活用を計画することまではできません。

内部統制とIT統制 【平成20年 第16問】

 情報システムは、日常的経営活動だけでなく、競争戦略的にも役割期待が高まっている。

 しかしその一方で、情報システムヘの不正アクセスや情報漏洩(ろうえい)などにより、ともすると企業の存続さえ脅かす問題を発生させる危険性もはらんでいる。そのため、IT ガバナンスの重要性が叫ばれ、IT に対する強力な内部統制プログラム構築への意識が高まっている。このようなプログラムの特徴として、最も不適切なものはどれか。

ア 効率性(efficiency)は失われるが、有効性(effectiveness)の高いオペレーションが実現できる。×内部統制が保証することの1 つとして、業務が有効かつ効率的に実施されていることがあります。

イ 知的資産が流出するのを防ぎ、企業における競争力を一層維持することが可能になる。〇

ウ 適時に質の高い情報を用いることが可能になるため、一層合理的かつ有効な(effective)意思決定を実現できる。〇内部統制を強化することで、情報の精度や信頼性は向上します。

エ プライバシー保護などの他の問題についての法令遵守にも役立つ。〇

内部統制は、企業が違法行為やミスやエラーなどが無く、適切に管理されていることを監視・保証する仕組みです。

見積手法 【平成30年 第18問】

 ソフトウェア開発では、仕様の曖昧さなどが原因で工数オーバーとなるケースが散見される。開発規模の見積もりに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア CoBRA 法では、開発工数は開発規模に比例することを仮定するとともに、さまざまな変動要因によって工数増加が発生することを加味している。〇CoBRA(Cost estimation, Benchmarking and Risk Assessment)法とは、ソフトウェア開発プロジェクトの経験豊富なプロジェクト・マネージャー等の経験・知識などを元に、様々な要因をコストの変動要因として抽出、定量化することで、透明性が高く説得力のある見積を作成する方法です。

イ LOC 法では、画面や帳票の数をもとに開発規模を計算するため、仕様書が完成する前の要件定義段階での見積もりは難しい。×line LOC(Lines Of Code)法とは、プログラム(ソースコード)の行数により、開発規模を見積もる方法のことです。

ウ 標準タスク法は、ソフトウェアの構造を WBS(Work Breakdown Structure)に分解し、WBS ごとに工数を積み上げて開発規模を見積もる方法である。×標準タスク法とは、開発するソフトウェア全体の工程を細かい作業工程に分解し、それをもとに作業工数やコストを積み上げ、全体の工数を見積もる方法のことです。

エ ファンクション・ポイント法は、システムのファンクションごとにプログラマーのスキルを数値化した重みを付けて、プログラム・ステップ数を算出する。×スキルではなく ファンクションポイント法は、機能(ファンクション)ごとの複雑さによって点数を付け、その点数を合計することによって工数を見積る方法です。

アジャイルシステム開発 【平成27年 第18問】

 近年の多様なIT 機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。〇×フィーチャ機能駆動開発は、フィーチャとよばれる機能を短期間で繰り返し開発していくものです。

イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。〇スクラムは、チームで仕事を進めるためのフレームワークです。

ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。×ユーザと開発者との間ではありません。

エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。×XP(Extreme Programming:エクストリーム・プログラミング)は、比較的小規模の開発に向いた手法で、2人が1組で作業をするペアプログラミングを行います。

ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト 【平成25年 第19問】

 ソフトウェアのテスト方法には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、およびこれらの混合であるグレーボックステストがある。これらのうち、前2者に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア ブラックボックステストでは、すべての場合を網羅した組み合わせテストによっても、すべての組み合わせバグを検出できるとは限らない。×すべての場合を網羅した組み合わせは膨大になるため、そのようなテストを行うことは実質的には不可能です。

イ ブラックボックステストは、システム仕様の視点からのテストである。〇ブラックボックステストは、入出力の観点からプログラムが仕様通りに動作するかを確認するテストと言うことができます。

ウ ブラックボックステストは、テスト対象が小さい場合にはホワイトボックステストよりも効果が高い。×ホワイトボックステストは、テスト対象が小さい場合には効果が高いとされています

エ ホワイトボックステストは、主にテスト段階の後期に行う。×ホワイトボックステストは、通常、単体テストで行われます。

回帰テスト、A/Bテスト 【平成30年 第21問】

 中小企業が外注によって情報システムを開発する場合、外注先に任せきりにするのではなく、情報システムのテストに留意するなど、当事者意識を持つ必要がある。 テストに関する記述として最も適切なものはどれか。

ア システム開発の最終段階で、発注者として、そのシステムが実際に運用できるか否かを、人間系も含めて行うテストをベータテストという。×ベータテストとは、ソフトウェアサービスやプログラムなどの、正式版リリース直前の状態のものを、一部のユーザに利用してもらい、機能や使い勝手などを評価してもらうテストのことです。

イ ソースコードの開発・追加・修正を終えたソフトウェアが正常に機能する状態にあるかを確認する予備的なテストをアルファテストという。×〇×アルファテストとは、ソフトウェアサービスやプログラムなどの、開発初期段階の状態のものを、一部のユーザに利用してもらい、機能や使い勝手などを評価してもらうテストのことです。

ウ 対象箇所や操作手順などを事前に定めず、実施者がテスト項目をランダムに選んで実行するテストを A/B テストという。×A/Bテストとは、異なるデザインやレイアウトを実際にユーザに提示して、どちらがユーザに支持されるかを確認するテストのことです。

エ プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストを回帰テストという。×〇回帰テストとは、プログラムに修正を加える際に、その修正が、既存のプログラムに悪影響を及ぼさないかどうか、検証するためのテストのことです。

過去問セレクト演習-4-1 コンピュータの基礎 13日ぶり! 正答率100.00%! 遂に単元クリア!

過去問セレクト演習-4-2 ファイルとデータベース 13日ぶり! 正答率0.00%! 要復習チェック残2問解けず、強固な汚れ状態。。因縁のリポジトリは、ソフトウェア開発の各行程の情報を一元管理するデータベース。より大きな値がセルに存在しない場合、COUNTIF文は0を返す。

スマート問題集:4-3 システム構成とネットワーク 7日ぶり! 正答率66.67%! 2/3問前進。1MB = 1024 × 1024 × 8ビット = 8,388,608ビット。CSMA/CD方式、定着!

スマート問題集:4-4 インターネットとセキュリティ 7日ぶり! 正答率100.00%! 単元クリア!TCP/IPによる通信では、MACアドレスは使用。

過去問セレクト演習-4-5 経営と情報システム 7日ぶり! 正答率100.00%! 単元クリア!ERPと「ERPシステム」との違い。内部統制の目的、業務が有効かつ効率的に実施。

スマート問題集:4-6 情報システムの開発 7日ぶり! 正答率100.00%! 単元クリア!

外出移動で聞き流し。

過去問セレクト演習-4-6 情報システムの開発 7日ぶり! 正答率50.00% フィーチャ機能駆動開発は、フィーチャとよばれる機能を短期間で繰り返し開発していくもの。

スマート問題集:4-7 プログラム言語とWebアプリケーション 7日ぶり! 単元クリア!JSP(Java Server Pages)

スマート問題集:4-1 コンピュータの基礎 7日ぶり!残1問クリア出来ず。。平均アクセス時間 = キャッシュメモリのアクセス時間 × H + 主記憶装置のアクセス時間×(1 - H)。遂に1日で科目1周!

要復習チェック残1次試験全体(合格模試及び平成30年度令和元・2年度1次試験過去問題除く)1645問中356問→345問。

(企業経営理論447問中残85問 財務・会計342問中残81問 運営管理434問中残49問 経営情報システム335問中残6問 経済学・経済政策331問中残90問 経営法務321問中残24問 中小企業経営・政策379問中残34問)

経営情報システムの要復習チェック残17問→6問へ11問減らせました!

2021年06月03日 (木) の学習履歴
5時間
1次2次合格コース[2021年度試験対応]2時間19分(2レッスン終了)
1次基礎講座1時間38分
科目1 企業経営理論20秒
1-8 労働関連法規20秒
科目4 経営情報システム1時間38分
4-1 コンピュータの基礎55分25秒
4-7 プログラム言語とWebアプリケーション43分05秒
実戦フォローアップ講座40分30秒
科目4 経営情報システム40分30秒
実戦フォローアップ講座:4-1 コンピュータの基礎11分00秒
実戦フォローアップ講座:4-7 プログラム言語とWebアプリケーション29分30秒
スマート問題集-1次試験全科目セット [2021年度試験対応]29分50秒(3レッスン終了)
科目4 経営情報システム29分50秒
スマート問題集:4-2 ファイルとデータベース30秒
スマート問題集:4-3 システム構成とネットワーク16分55秒 21/22点
スマート問題集:4-4 インターネットとセキュリティ07分05秒 23/23点
スマート問題集:4-6 情報システムの開発05分20秒 16/16点
過去問セレクト講座-1次試験全科目セット[2021年度試験対応]1時間22分(5レッスン終了)
科目3 運営管理24分30秒
過去問セレクト演習-3-9 物流と流通情報システム24分30秒 18/23点
科目4 経営情報システム57分55秒
過去問セレクト演習-4-1 コンピュータの基礎08分30秒 15/15点
過去問セレクト演習-4-2 ファイルとデータベース15分10秒 13/15点
過去問セレクト演習-4-3 システム構成とネットワーク05秒
過去問セレクト演習-4-4 インターネットとセキュリティ05秒
過去問セレクト演習-4-5 経営と情報システム14分40秒 21/21点
過去問セレクト演習-4-6 情報システムの開発19分25秒 13/15点
その他の学習履歴49分00秒
問題集34分00秒
その他15分00秒
中小企業診断士
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