経済学・経済政策 市場均衡

市場均衡

 市場均衡に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 市場において需要と供給が一致した状態を、市場不均衡という。×

イ 市場均衡が達成されているときの価格を市場均衡価格、取引量を市場均衡取引量という。〇

ウ 需要と供給が一致するように価格が決定されるという考え方のことを、需要法則と呼ぶ。×

エ 価格をP、数量をQとし、市場需要曲線がP=10-Q、市場供給曲線がP=Qで表されるとき、市場均衡価格は4となる。×

ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程

 ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア ワルラス的調整過程では、超過供給が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。〇

イ ワルラス的調整過程では、超過需要が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。×

ウ マーシャル的調整過程では、超過供給が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。×

エ マーシャル的調整過程では、需要価格が供給価格を上回っている場合、供給量は減少する。×

蜘蛛の巣理論

 蜘蛛の巣理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 蜘蛛の巣理論の調整過程は、簡単な工業製品のように、生産するのに時間がかからないものに用いられる。×

イ 蜘蛛の巣理論の調整過程では、生産者は前期の価格を参考にして、当期の生産量を決定するという仮定がおかれている。〇

ウ 蜘蛛の巣理論の調整過程では、当期に生産されたものはすべて来期中に販売される価格がつけられるという仮定がおかれている。×

エ 蜘蛛の巣理論の調整過程によると、市場の需要と供給との調整が行われ、常に均衡点に安定する。×

需要曲線と供給曲線の変化

 需要曲線と供給曲線の変化に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 上級財の場合、所得が増加すると、均衡価格が上昇し、均衡需給量は増加する。〇

イ 下級財の場合、所得が増加すると、均衡価格が上昇し、均衡需給量は増加する。×

ウ 代替財の場合、代替財の価格が上昇すると、均衡価格が低下し、均衡需給量は減少する。×

エ 企業の限界費用が低下すると、均衡価格が上昇し、均衡需給量は減少する。×

市場の成立

 ある商品における市場の成立過程を示す下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 左図においては供給曲線Sと需要曲線Dの交点が無く、市場は成立していない。〇

b 左図において限界費用を示すのは需要曲線Dの傾きである。×

c 右図では、市場に新規参入者が参入すると供給曲線Sが右にシフトして価格が低下する。?×下?〇

d 右図では、補完財の価格が下がると、需要曲線Dが左にシフトする。×

[解答群]

ア aとc

イ aとd

ウ bとc

エ bとd

消費者余剰

 次の図は、完全競争市場において、ある財の市場供給曲線S、市場需要曲線Dを表したものである。このとき、消費者余剰に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 消費者余剰とは、消費者が支払ってもよいと思っている額が実際の支出額を下回った部分のことをいう。×

イ 消費者余剰は、四角形0AEQから四角形0PEQを控除した部分で表される。〇

ウ 消費者余剰は、三角形BPEで表される。×

エ 消費者余剰は、グラフにおいて、縦軸と市場需要曲線とで囲まれた部分のうち、市場均衡価格以下の領   域によって表される。×

生産者余剰

 次の図は、完全競争市場において、ある財の市場供給曲線S、市場需要曲線Dを表したものである。このとき、生産者余剰に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 生産者余剰とは、生産者の実際の受取額が、生産者が受け取りたいと考えている最低限の価額を下回った部分のことをいう。×

イ 生産者余剰は、四角形0AEQから四角形0PEQを控除した部分で表される。×

ウ 生産者余剰は、三角形BPEで表される。〇

エ 生産者余剰は、グラフにおいて、縦軸と市場供給曲線とで囲まれた部分のうち、市場均衡価格以上の領域で表される×

社会的総余剰

 次の図は、完全競争市場において、ある財の市場供給曲線S、市場需要曲線Dを表したものである。このとき、社会的総余剰に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 社会的総余剰とは、生産者余剰から消費者余剰を控除したものをいう。×

イ 社会的総余剰は、三角形APEから三角形BPEを控除した部分で表される。×

ウ 社会的総余剰は、三角形BPEで表される。×

エ 社会的総余剰は、グラフにおいて、縦軸と市場需要曲線と市場供給曲線とで囲まれた部分で表される。〇

資源配分

 資源配分に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 完全競争市場では、市場均衡のときに、社会的総余剰が最大になるが、最適な資源配分を実現していることにはならない。×

イ 独占市場では、独占価格において独占企業の利潤が最大になるため、最適な資源配分を実現していることになる。×

ウ パレート最適とは、他の誰かの効用も犠牲にせず、他の誰かの効用を改善することができる状況のことをいう。×

エ パレート最適とは、他の誰かの効用を犠牲にしない限り、他の誰かの効用を改善できない状況のことをいう。〇

課税による余剰への影響

 価格をP、需要量をD、供給量をSとし、需要曲線と供給曲線がそれぞれ、次のように表されるとする。

 P=-D+70

 P=S+10

 いま、20の従量税を課したときの死荷重の値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【解答群】

ア 80 イ 100 ウ 120 エ 160 オ 200

需要と供給の法則により、D=S
Q数量=D=S
ーQ+70=Q+10
2Q=60
Q=30
需要曲線を表す数式に代入すると
P=ー30+70=40
∴課税前(40,30)
課税により、新たな供給曲線はP=Q+(10+20)
需要と供給の法則により
ーQ+70=Q+30
2Q=40
Q=20
需要曲線を表す数式に代入すると
P=-20+70=50
∴(50,20)
供給曲線に代入すると
P=20+10=30
図のF点は(30,20)
死荷重=(50-30)(30-20)/2=100


需要曲線や供給曲線の形状による余剰への影響

 課税にあたって、需要曲線や供給曲線の形状による余剰への影響に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。



ア 供給曲線の傾きが急なほど、社会的総余剰の減少が大きくなる。×

イ 需要曲線の傾きが緩やかなほど、社会的総余剰の減少が小さくなる。×

ウ 供給の価格弾力性が小さい財に課税することにより、社会的総余剰の減少を小さくすることができる。〇

エ 奢侈品に課税する方が、必需品に課税するよりも、社会的総余剰の減少は小さくなる。×

ラムゼイ・ルール

 ラムゼイ・ルールに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア ラムゼイ・ルールによると、必需品に高い税率を課すべきだとされる。〇

イ ラムゼイ・ルールによると、奢侈品に高い税率を課すべきだとされる。×

ウ ラムゼイ・ルールによると、低額所得層の家計を圧迫することにならないため、税の公平性を実現することができる。×

エ ラムゼイ・ルールによると、高額所得層の家計を圧迫することになるため、税の公平性を実現することができる。×

自由貿易

 次の図は、ある国におけるある財の供給曲線S、需要曲線Dを表したものである。この国は世界市場に占める割合が十分小さいと仮定し、貿易の取引費用はかからないものとする。海外価格はP**である。このとき、自由貿易に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 貿易が行われない場合の総余剰は、△ABEである。〇

イ 自由貿易により輸入される数量は、Q-QFである。×

ウ 自由貿易が行われたときの総余剰は、△AP**Gである。×

エ 自由貿易を行うことによって、総余剰が△BP**Fだけ増加する。×

保護貿易

 次の図は、ある国におけるある財の供給曲線S、需要曲線Dを表したものである。この国は世界市場に占める割合が十分小さいと仮定し、貿易の取引費用はかからないものとする。海外価格はP**である。政府が国内の産業を保護するために輸入財に1単位当たりtの従量税を課すと、輸入価格はP***になったとする。このとき、保護貿易に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 輸入関税をしたときの輸入される数量は、QHである。×

イ 政府には、□QH HI QIだけ関税収入がある。×

ウ 輸入関税をしたときの総余剰は、△ABE+△EFGである。×

エ 政府が輸入関税を課すことによって、総余剰が△FHJ+△GIKだけ減少する。〇

比較優位論

 次の表は、A 国とB 国が、X財またはY財を1 単位生産するのに必要な生産要素量を示している。両国の生産要素は等質であり、国際間の移動はないものとし、完全競争と自由貿易を仮定する。さらに、価格=費用が成立するとする。このとき、比較優位論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア  A国は、X財とY財ともに絶対優位を持っている。×

イ  A国は、Y財に比較優位を持っている。×

ウ  B国は、Y財に比較優位を持っている。〇

エ  A国はY財に特化しX財を輸入し、B国はX財に特化しY財を輸入すると、両国は貿易の利益を得ることができる。×

市場均衡

 市場均衡に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 市場において需要と供給が一致した状態を、市場不均衡という。×

イ 市場均衡が達成されているときの価格を市場均衡価格、取引量を市場均衡取引量という。〇

ウ 需要と供給が一致するように価格が決定されるという考え方のことを、需要法則と呼ぶ。×

エ 価格をP、数量をQとし、市場需要曲線がP=10-Q、市場供給曲線がP=Qで表されるとき、市場均衡価格は4となる。×

ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程

 ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア ワルラス的調整過程では、超過供給が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。〇

イ ワルラス的調整過程では、超過需要が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。×

ウ マーシャル的調整過程では、超過供給が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。×

エ マーシャル的調整過程では、需要価格が供給価格を上回っている場合、供給量は減少する。×

蜘蛛の巣理論

 蜘蛛の巣理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 蜘蛛の巣理論の調整過程は、簡単な工業製品のように、生産するのに時間がかからないものに用いられる。×

イ 蜘蛛の巣理論の調整過程では、生産者は前期の価格を参考にして、当期の生産量を決定するという仮定がおかれている。〇

ウ 蜘蛛の巣理論の調整過程では、当期に生産されたものはすべて来期中に販売される価格がつけられるという仮定がおかれている。×

エ 蜘蛛の巣理論の調整過程によると、市場の需要と供給との調整が行われ、常に均衡点に安定する。×

課税による余剰への影響

 価格をP、需要量をD、供給量をSとし、需要曲線と供給曲線がそれぞれ、次のように表されるとする。

 P=-D+70

 P=S+10

 いま、20の従量税を課したときの死荷重の値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【解答群】

ア 80 イ 100 ウ 120 エ 160 オ 200

Q=d=S
ーq+70=Q+10
2Q=60
Q=30
P=ー30+70=40
∴課税前(40,30)
課税により、
P=Q+(10+20)
需要と供給の法則により
ーQ+70=Q+30
2Q=40
Q=20
需要曲線に代入すると、
P=ー20+70=50
∴課税後(50,20)
Q=20を課税前の供給曲線に代入すると、
P=20+10=30
死荷重=(50-30)(30-20)/2=100

需要曲線や供給曲線の形状による余剰への影響

 課税にあたって、需要曲線や供給曲線の形状による余剰への影響に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。



ア 供給曲線の傾きが急なほど、社会的総余剰の減少が大きくなる。×

イ 需要曲線の傾きが緩やかなほど、社会的総余剰の減少が小さくなる。×

ウ 供給の価格弾力性が小さい財に課税することにより、社会的総余剰の減少を小さくすることができる。〇

エ 奢侈品に課税する方が、必需品に課税するよりも、社会的総余剰の減少は小さくなる。×

ラムゼイ・ルール

 ラムゼイ・ルールに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア ラムゼイ・ルールによると、必需品に高い税率を課すべきだとされる。〇

イ ラムゼイ・ルールによると、奢侈品に高い税率を課すべきだとされる。×

ウ ラムゼイ・ルールによると、低額所得層の家計を圧迫することにならないため、税の公平性を実現することができる。×

エ ラムゼイ・ルールによると、高額所得層の家計を圧迫することになるため、税の公平性を実現することができる。×

 自由貿易

 次の図は、ある国におけるある財の供給曲線S、需要曲線Dを表したものである。この国は世界市場に占める割合が十分小さいと仮定し、貿易の取引費用はかからないものとする。海外価格はP**である。このとき、自由貿易に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 貿易が行われない場合の総余剰は、△ABEである。〇

イ 自由貿易により輸入される数量は、Q-QFである。×

ウ 自由貿易が行われたときの総余剰は、△AP**Gである。×

エ 自由貿易を行うことによって、総余剰が△BP**Fだけ増加する。×

ワルラス的調整、マーシャル的調整 【平成22年 第16問】

 「レモン」市場のように情報が不完全な場合、買い手は価格が低くなると品質が低下することを予想する。下図は、「レモン」市場における需要曲線と供給線について、2つのパターンを示している。「レモン」市場における需要曲線の形状ならびに、ワルラス的調整およびマーシャル的調整に関し、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 需要曲線は図1のように描かれ、A点の近傍ではワルラス的調整、マーシャル的調整とも安定である。〇

イ 需要曲線は図1のように描かれ、B点の近傍ではワルラス的調整、マーシャル的調整とも不安定である。〇×

ウ 需要曲線は図2のように描かれ、C点の近傍ではワルラス的調整は安定で、マーシャル的調整は不安定である。×

エ 需要曲線は図2のように描かれ、D点の近傍ではワルラス的調整は不安定で、マーシャル的調整は安定である。×

 ワルラス的調整、マーシャル的調整、蜘蛛の巣理論 【平成28年 第14問】

 下図には、相対的に緩い傾斜の需要曲線が破線で描かれ、相対的に急な傾斜の供給曲線が実線で描かれている。これら需要曲線と供給曲線の交点は、点Eとして与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 供給曲線が右下がりであるため、ワルラス的調整を通じて点Eへ収束する力は働かない。〇×「供給曲線の傾きの逆数(傾き▲2としたとき逆数▲1/2)」が「需要曲線の傾きの逆数(傾き▲1としたとき逆数▲1/1)」を上回り、ワルラス的調整により安定

イ 供給曲線の傾きが相対的に急であるため、「蜘蛛の巣理論」による調整を通じて点Eへ収束する力は働かない。?×「供給曲線の傾きの絶対値」が「需要曲線の傾きの絶対値」を上回っていますので、蜘蛛の巣理論により安定で、点Eへ収束

ウ 交点よりも価格が高いとき、需要量よりも供給量が多いため、価格調整を通じて点Eへ収束する力が働く。?〇超過供給が発生しています。すると、価格は低下するため、価格調整を通じて点Eへ収束

エ 交点よりも数量が少ないとき、供給価格が需要価格よりも高いため、マーシャル的な数量調整を通じて点Eへ収束する力が働く。×「供給曲線の傾き(▲2)」が「需要曲線の傾き(▲1)」を下回り、マーシャル的調整により不安定

需要曲線 【平成28年 第12問】

 いま、正常財と考えられる医療に対する需要曲線が下図のように描けるものとする。現状は実線で描かれている需要曲線上の点Aであり、同一の需要曲線上には点Cもある。また、破線の需要曲線上には点Bが描かれている。この図を用いて需要の変化の仕方を考察した記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 医療の価格を引き上げたとき、医療に対する需要は、点Aから点Bまで移動すると考えられる。×

イ 医療費の抑制が必要であることを需要者に説得できたとすれば、たとえ価格が変化しなくとも、医療に対する需要は、点Aから点Bまで移動すると考えられる。〇

ウ 需要者の所得が増加すれば、医療に対する需要は、点Aから点Cまで移動すると考えられる。×

エ 需要者の所得が増加すれば、たとえ価格が変化しなくとも、医療に対する需要は、点Aから点B まで移動すると考えられる。×

パレート最適 【平成23年 第14問】

 2人からなる社会におけるパレート最適性に関する説明として最も適切なものはどれか。

ア パレート最適性の基準は、資源配分と所得分配の最適化を同時に達成するものである。?×パレート最適は、資源配分に関する定義であり、所得分配については触れられていません。

イ パレート最適ではない状態から配分を変更するのであれば、必ず他の個人を不利にせずにある個人を有利にできる。×「必ずしも他の誰かの効用を犠牲しない」というわけではありません。

ウ パレート最適な状態から配分を変更してパレート最適ではない状態へ移行するとき、必ず他の個人を不利にせずにある個人を有利にできる。×パレート最適な状態から配分を変更する場合は、他の誰かの効用が犠牲となる

エ パレート最適な状態から配分を変更して別のパレート最適な状態へ移行するとき、ある個人を有利にすれば、必ず他の個人は不利になってしまう〇

価格と消費者余剰 【平成29年 第10問】

 価格と消費者余剰について考える。下図に関する記述として、最も適切なものを下図の解答群から選べ。

[解答群]

ア 価格がP0のとき、消費者がQ0を選択する場合の消費者余剰は、消費者の支払意思額よりも大きい。?×
消費者の支払意思額:四角形A-0-Q0-B
実際支払額:四角形P0-0-Q0-B
消費者余剰額は消費者の支払意思額より小さくなります。

イ 価格がP1のとき、消費者がQ1を選択する場合の消費者余剰は、Q0を選択する場合の消費者余剰よりも大きい。〇

ウ 価格がP2のとき、消費者がQ1を選択する場合の消費者余剰は、Q2を選択する場合の消費者余剰よりも大きい。×

エ 価格が0のとき、実際の支払額は0なので、消費者がQ0やQ1を選択しても、消費者余剰は得られない。×

生産者余剰 【平成30年 第10問】

 生産者余剰について考える。いま、A〜Eの5つの企業から構成される社会を想定する。下図では、それぞれの企業が、生産を継続するために最低限回収しなければならないと考える金額(生産物1単位当たり)が示されている。 この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

ア 市場価格が400円を上回れば、5つの企業すべてが生産を行う。×

イ 市場価格が600円の場合、3つの企業は生産を行わないので、社会全体の生産量は2単位である。×

ウ 市場価格が1,400円の場合、社会全体の生産者余剰は1,800円である。〇

エ 市場価格が1,600円を上回ると、生産を行うのはEのみである。×

課税の影響 【平成24年 第14問】

 下図には、需要曲線と供給曲線が描かれており、市場で決まる「課税前の価格」はD 点によって与えられる。ここで、当該財へ政府が税を課すと、「課税後の買い手の支払い価格」はA 点で与えられ、「課税後の売り手の受取価格」はC 点で与えられることになるとする。

 この図の説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 課税によって生じる負担は需要者(買い手)の方が重い。〇

イ この財市場の需要曲線は、供給曲線に比べて価格弾力性が高い。×

ウ 三角形ABD は、課税によって失う生産者余剰である。×

エ 線分BC の長さは、課税によって生じる需要量の減少を意味している。×

消費税の課税の影響 【平成30年 第15問】

 消費税の課税については、価格、取引量の変化や税収の金額に加えて、実際に税金を負担するのは誰かという問題も重要となる。下図では、供給の価格弾力性が無限大である場合を考える。ここで、生産物1単位当たりT円の課税を行うと、供給曲線S0は新しい供給曲線S1へとシフトする。また、需要曲線はDである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 消費税の課税により、市場価格はPからPに上昇し、取引量はQ0 からQ1に減少する。

b 消費税の課税を行うと、消費者余剰は△AEP0から、△EFGの分だけ減少する。

c 消費税の課税を行うと、税負担の一部が生産者に転嫁される。

d 消費税の課税により、政府に入る税収は、□P1FGP0である。

〔解答群〕

ア aとb

イ aとc

ウ aとd

エ bとc

オ cとd



Share Button