経済学・経済政策 経済指標と財市場の分析

景気動向指数

 景気動向指数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 景気動向指数とは、複数の指標の中から一つの指標を定めて、景気の状況を判断した指数のことをいう。×

イ 先行系列は、景気の動きに先行して動く指標で、「耐久消費財出荷指数」は先行系列の指標である。?〇×一致系列

ウ 一致系列は、景気の動きに合わせて動く指標で、「稼働率指数(製造業)」は一致系列の指標である。?×先行 生産部門の比率を是正することを理由に、第10次改定では除外

エ 遅行系列は、景気の動きに遅れて動く指標で、「完全失業率(逆)」は遅行系列の指標である。?×一致〇
景気が完全によくなり始める前に「新規求人数(除学卒)」(先行系列)
景気がよくなっている最中に「有効求人倍率(除学卒)」(一致系列)
景気が完全によくなった後に「完全失業率」(遅行系列)が低下判明

DIとCI

 DIとCIに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア DIは、景気変動の方向性を表し、採用系列の変化方向を合成することにより景気局面を把握するものである。?×〇

ディフュージョンインデックスDI:Diffusion Index)

 景気変動の方向性を表す

イ 一致系列の11個の基礎指標のうち、改善した指標が5個、変化がない指標が3個、悪化した指標が3個の場合、現在の景気は下向きであると判断される。×改善を1、変化なしを0.5、悪化を0と採点 一致系列のDIが50%を超えれば現在の景気は上向きであり、50%未満であれば現在の景気は下向き

ウ CIは、景気変動の大きさを示すことはできないが、景気変動の過去の方向性の事実を統計的に示すことができる。?〇×

コンポジットインデックスCI:Composite Index)

 景気変動の大きさを表す
主として景気変動の大きさ(量感)やテンポ(質感)を測定することを目的

エ CIでは、一致系列のCIが100よりも小さければ、現在の景気は拡張局面であると判断される。?×一致系列のCIが100よりも大きければ現在の景気は拡張局面100よりも小さければ現在の景気は後退局面

 雇用の経済指標

 雇用の経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 総務省が行っている職業安定業務統計によると、求人倍率には、新規求人倍率と有効求人倍率とがある。〇×厚生労働省による業務統計のことをいいます。総務省が行っているのではありません。

イ 新規求人倍率は、「新規求人倍率(倍)=新規求人数÷新規求職者数」という計算式で求められ、これは労働力需給状況の変化の先行的な動きをとらえることができる。×〇

ウ 有効求人倍率は、「有効求人倍率(倍)=有効求人数×有効求職者数」という計算式で求められ、景気の動向とほぼ一致した動きを示す。×有効求人倍率(倍)=有効求人数÷有効求職者数

エ 総務省が行っている労働力調査によると、完全失業率とは、労働力人口に占める完全失業者の割合をいうが、この労働力人口とは、満15歳以上満65歳未満の生産年齢人口のことをいう。×
労働力人口とは、満15歳以上満65歳未満の生産年齢人口のうちで所得を得るために労働している者(就業者数)と、休業中の就業者、そして労働をしたいと希望しながら仕事についていない者(完全失業者数)の総数のこと 労働をしたいと希望せず仕事についていない者については、労働力人口には含まれません。

産業連関表

 次の表は、3つの産業の投入と産出に関する経済取引を表したものである。このとき、この産業連関表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

(単位:億円)

ア 産業1は、中間需要として、産業1自身へ25億円だけ販売し、産業2へ15億円だけ販売し、産業3へ20億円だけ販売し、最終需要として、20億円だけ販売し、全体として80億円だけ生産・販売したことがわかる。?〇

イ 産業2については、原材料として、産業1 の生産物を15億円だけ投入し、産業2自身の生産物を25億円だけ投入し、産業3 の生産物を20 億円だけ投入し、粗付加価値として30億円だけ生み出し、全体として90億円分だけ生産したことがわかる×〇

ウ この表の数値が国内の考え方で作成されたものとすると、GDPは95億円となる。〇

エ この産業連関表の空欄Aは25であり、空欄Bは90である。×
A35
B100

全要素生産性

全要素生産性に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 ( A )とは、経済成長の要因を( B )の投入の増加要因による部分と、生産性の上昇要因による部分とに分解して、どの要因がどれだけ成長に貢献しているかを明らかにする分析のことをいう。( C )とは、生産の増加のうち、( B )の投入の増大では計測することができない部分のことをいう。( C )は、( D )と考えることができる。

ア A:全要素生産性 B:労働 C:成長会計 D:資本成長率

イ A:全要素生産性 B:生産要素 C:成長会計 D:技術進歩率

ウ A:成長会計 B:資本 C:全要素生産性〇 D:労働成長率

エ A:成長会計〇 B:生産要素〇 C:全要素生産性〇 D:技術進歩率〇

経済成長の要因を分解したものを、成長会計(分析)
経済成長率 =労働の成長率+資本の成長率+技術の進歩率
=労働分配率×労働増加率+資本分配率×資本増加率+技術の進歩率

ケインズ型消費関数

 ケインズ型消費関数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア ケインズは、所得が多ければ消費は少なくなり、所得が少なくなれば消費は多くなると考え、ケインズ型消費関数を導出した。?一国の所得水準が決まれば、消費水準が決まるということを、消費は所得の関数であるとし、ケインズ型消費関数を導出

イ 消費をC、国民所得をY、限界消費性向をc、独立消費(基礎消費)をC0とすると、ケインズ型消費関数は、グラフにおいて、傾きc、縦軸切片がC0 の直線で表される。×〇 C=cY+C0

ウ 限界消費性向は、グラフでは、原点と消費曲線上の点を結んだ直線の傾きで表される。×消費曲線の傾き 原点と消費曲線上の点を結んだ直線の傾きで表されるのは、平均消費性向

エ 平均消費性向は、グラフでは、消費曲線上の点の接線の傾きで表される。〇× 原点と消費曲線上の点を結んだ直線の傾き 消費曲線上の点の接線の傾きで表されるのは、限界消費性向

貯蓄関数

 貯蓄関数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 税金がないものと仮定すると、所得のうち消費をしなかったものが貯蓄となるので、貯蓄をS、所得をY、消費をCとすると、貯蓄関数はS=Y+Cで表される。×貯蓄関数はS=Y-C

イ ケインズによると、貯蓄関数は、グラフにおいて、傾きc、縦軸切片がC0 の直線で表される。?×傾き1-c、縦軸切片がーC0 の直線

ウ ケインズによると、限界貯蓄性向は、グラフでは、貯蓄曲線の傾きで表される。?〇?×〇限界貯蓄性向は、1-c

エ 平均貯蓄性向は、グラフでは、原点と貯蓄曲線上の点を結んだ直線の傾きで表され、国民所得が1単位増加したときに、貯蓄がどれだけ増加するかを示す。?〇×平均貯蓄性向とは、国民所得1単位当たりの貯蓄を示すもの
国民所得が1単位増加したときに、貯蓄がどれだけ増加することを示すものは、限界貯蓄性向です。

総需要

 総需要をD、消費支出をC、投資支出をI、政府支出をG、財・サービスの輸出をEX、財・サービスの輸入をIM、国民所得をY、限界消費性向をc、基礎消費をC0とする。ここで、投資支出、政府支出、純輸出が一定であり、消費支出はケインズ型消費関数 C=cY+C0で表されるとする。このとき、総需要に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 総需要Dは、「D=C+I+G+(EX+IM)」という数式で表される。?〇×
D=C+I+G+(EX-IM)

イ 総需要関数Dは、「D=cY-C0-I-G-(EX-IM)」という数式で表される。?×D=cY+C0+I+G+(EX-IM )

ウ 総需要曲線は、傾きが限界消費性向c、縦軸切片がC0+I+G+(EX-IM)の右上がりの直線となる。?×〇

エ 有効需要の原理とは、「供給はそれ自身の需要を創造する」といわれるものである。?〇×有効需要の原理とは、「需要はそれ自身の供給を創造する」といわれるもの
「供給はそれ自身の需要を創造する」といわれるのは、セイの法則

総供給

 総供給をS、消費支出をC、国民所得をYとする。このとき、総供給に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 総供給とは、ある財の国全体の供給のことをいい、これはある財の国全体の生産の総額であり、ある財の国全体の生産活動の大きさを表す。?〇×ある財に特定されるものではありません。

イ 総供給関数は、「S=Y-C」という数式で表される。〇×S=Y

ウ 総供給曲線は、傾きが45度、縦軸切片がCの右上がりの直線となる。?×総供給曲線は、原点を通る傾きが45度の右上がりの直線となります。縦軸切片は原点

エ セイの法則とは、「供給はそれ自身の需要を創造する」といわれるものである。〇

45度線分析

 総需要をD、総供給をS、消費支出をC、投資支出をI、政府支出をG、財・サービスの輸出をEX、財・サービスの輸入をIM、国民所得をY、限界消費性向をc、基礎消費をC0とする。ここで、投資支出、政府支出、純輸出が一定であり、消費支出はケインズ型消費関数 C=cY+C0で表されるとする。このとき、45度線分析に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 45度線分析では、財市場において、総供給が総需要を上回るように、均衡国民所得が決定される。?×総需要と総供給が一致するように、均衡国民所得が決定 「均衡」というのは、需要と供給が一致していること
  2. 45度線分析では、均衡国民所得は、総供給曲線と総需要曲線の交点によって、決定される。〇
  3. 均衡国民所得よりも少ない国民所得だった場合は、供給量は減少し、逆に、均衡国民所得よりも大きい国民所得だった場合は、供給量は増加することによって、不均衡から調整される。?〇×  「減少」と「増加」が逆
  4. 均衡国民所得Yは、Y=(1-c)Aと表される。(なお、A=C0+I+G+(EX-IM)とする)×Y=(1/(1-c))A

インフレギャップ、デフレギャップ

次の図は、縦軸に総需要YD、総供給YSをとり、横軸に国民所得Yをとって、現実の総需要曲線YD1、総供給曲線YS、完全雇用国民所得をYFとして表したものである。この図に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア 完全雇用国民所得水準における総需要の超過分のことを、デフレギャップといい、線分FGの長さで表される。×完全雇用国民所得水準における総需要の超過分のことを、インフレギャップ

イ 完全雇用国民所得水準における総需要の不足分のことを、インフレギャップといい、線分FGの長さで表される。×完全雇用国民所得水準における総需要の不足分のことを、デフレギャップ

ウ 図はデフレギャップが存在している状態を示しており、非自発的失業が発生している。×図はインフレギャップが存在している状態を示しており、インフレーションが引き起こされる

エ 図は、インフレギャップが存在している状態を示しており、これを解消するには、政府支出の削減、あるいは増税をする必要がある。?〇総需要引締政策といいます。具体的には、政府支出を削減する、あるいは増税を実施

乗数効果

 総需要をD、総供給をS、消費支出をC、投資支出をI、政府支出をG、財・サービスの輸出をEX、財・サービスの輸入をIM、国民所得をY、限界消費性向をc、基礎消費をC0とする。ここで、投資支出、政府支出、純輸出が一定であり、消費支出はケインズ型消費関数 C=cY+C0で表されるとする。このとき、乗数効果に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 投資が増加した場合、波及効果によってそれ自身の額よりも大きく国民所得が増加するのは、乗数効果によるものである。?×〇乗数効果とは、需要項目(消費、投資、政府支出、輸出)の変化が、波及効果によってそれ自身の額よりも大きな国民所得の変化をもたらすこと

イ 投資が増加すると、均衡国民所得は減少する。?×投資が増加すると、総需要曲線が上方にシフト、総需要曲線と総供給曲線の交点である均衡点はE0点からE1点に右上方に移動、Y0からY1点に均衡国民所得は増加

ウ 政府支出が減少すると、均衡国民所得は増加する。?×政府支出が減少すると、総需要曲線が下方にシフト、総需要曲線と総供給曲線の交点である均衡点は左下方に移動、均衡国民所得は減少

エ 限界消費性向が0.6の場合、投資が1兆円増えたとき、均衡国民所得は2兆円増える。?〇×
均衡国民所得の計算式Y=(1/1-c)A
Y=(1/1-0.6)A=2.5
投資が1兆円増えたとき、均衡国民所得は2.5兆円増
(1/1-0.6)を投資乗数

減税の効果

 総需要をD、総供給をS、消費支出をC、投資支出をI、政府支出をG、財・サービスの輸出をEX、財・サービスの輸入をIM、国民所得をY、限界消費性向をc、基礎消費をC0、租税をTとする。ここで、投資支出、政府支出、純輸出が一定であり、消費支出はケインズ型消費関数 C=c(Y-T)+C0で表され、租税は一括固定税であるものとする。このとき、減税の効果に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 租税乗数とは、租税を変化させると、その租税の変化分の何倍の国民所得が変化するかを表すものをいう。?〇租税乗数とは、租税を変化させると、その租税の変化分の何倍の国民所得が変化するかを表すもの

イ 限界消費性向が0.6の場合、1億円だけ減税すると、1.5億円だけ均衡国民所得は減少する。×減税すると、均衡国民所得は増加
租税乗数=(0.6/(1-0.6))=1.5
1億円だけ減税した場合は、均衡国民所得が1.5億円だけ増える

ウ 1単位の政府支出を増加させたときよりも、1単位の減税をしたときのほうが、乗数効果は大きい。?×政府支出乗数とは、政府支出を変化させると、その政府支出の変化分の何倍の国民所得が変化するかを表すもの
(1/(1-c))=1/(1-0.6)=2.5
政府支出が1億円だけ増えたとき、均衡国民所得は2.5億円だけ増える
1億円だけ減税した場合は、均衡国民所得が1.5億円だけしか増えませんでした。

エ 予算を均衡させるよう政府支出と租税を増加させたとき、その租税乗数倍だけ均衡国民所得は増加する。×予算を均衡させるよう政府支出と租税を増加させたとき、政府支出の増加の大きさとちょうど同じだけ均衡国民所得が増加、均衡予算乗数の定理

財政のビルトイン・スタビライザーの機能

 財政のビルトイン・スタビライザーの機能に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 所得が高くなるほど、税負担率が上昇するという( A )制度において、( B )のときには、所得が増大するが、税負担も増加するために、可処分所得の増大が抑えられる。すると、消費や投資が抑えられる。逆に、( C )のときには、所得が減少するが税負担も減少するために、可処分所得の減少が抑えられる。すると、消費や投資がさほど落ち込まない。このように、( D )を自動的に安定させる働きをする財政制度にあらかじめ組み込まれた仕組みのことを、ビルトイン・スタビライザーという。

ア A:比例税   B:好景気〇    C:不景気〇    D:税収

イ A:比例税   B:不景気    C:好景気    D:景気

ウ A:累進課税  B:好景気〇    C:不景気〇    D:景気〇

エ A:累進課税  B:不景気    C:好景気    D:税収

比例税は、所得に比例して税額が高くなるもので、税負担率は一定

物価指数の計算

 市場に商品Aと商品Bの2つがあり、それぞれの価格と生産量が以下の表のようになっている。基準年をX0年とするとき、最も適切なものを下記から選べ。

商品A商品B
価格生産量価格生産量
X0年100円10個100円10個
X2年110円9個90円11個

ア X2年の実質GDPは、1,980円である。
名目110*9+90*11=990+990=1980

イ X2年のパーシェ型物価指数は、100になる。〇×
=(比較数量*比較価格)/(比較数量*基準価格)
=(9*110+11*90)/(9*100+11*100)
=(990+990)/(900+1100)
=1980/2000
=99

ウ X2年のラスパイレス型物価指数は、100になる。〇
=(基準数量*比較価格)/(基準数量*基準価格)
=(10*110+10*90)/(10*100+10*100)
=(1100+900/2000
=100

エ X2年の名目GDPは、2,000円である。×

景気動向指数

 景気動向指数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 景気動向指数とは、複数の指標の中から一つの指標を定めて、景気の状況を判断した指数のことをいう。×複数の指標を組み合わせて、総合的に景気の状況を判断するための指数

イ 先行系列は、景気の動きに先行して動く指標で、「耐久消費財出荷指数」は先行系列の指標である。×一致系列の指標

ウ 一致系列は、景気の動きに合わせて動く指標で、「稼働率指数(製造業)」は一致系列の指標である。×除外

エ 遅行系列は、景気の動きに遅れて動く指標で、「完全失業率(逆)」は遅行系列の指標である。〇景気が完全によくなった後に「完全失業率」(遅行系列)が低下していることが判明

DIとCI

 DIとCIに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア DIは、景気変動の方向性を表し、採用系列の変化方向を合成することにより景気局面を把握するものである。?×大きさ?〇

イ 一致系列の11個の基礎指標のうち、改善した指標が5個、変化がない指標が3個、悪化した指標が3個の場合、現在の景気は下向きであると判断される。〇×
改善指標 1
変化指標 0.5
悪化指標 0
1*5+0.5*3+0=5+1.5+0=6.5/11=0.59 一致系列のDIが50%を超えれば現在の景気は上向き

ウ CIは、景気変動の大きさを示すことはできないが、景気変動の過去の方向性の事実を統計的に示すことができる。×大きさ

エ CIでは、一致系列のCIが100よりも小さければ、現在の景気は拡張局面であると判断される。×

産業連関表

 次の表は、3つの産業の投入と産出に関する経済取引を表したものである。このとき、この産業連関表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

(単位:億円)

ア 産業1は、中間需要として、産業1自身へ25億円だけ販売し、産業2へ15億円だけ販売し、産業3へ20億円だけ販売し、最終需要として、20億円だけ販売し、全体として80億円だけ生産・販売したことがわかる。

イ 産業2については、原材料として、産業1 の生産物を15億円だけ投入し、産業2自身の生産物を25億円だけ投入し、産業3 の生産物を20 億円だけ投入し、粗付加価値として30億円だけ生み出し、全体として90億円分だけ生産したことがわかる〇

ウ この表の数値が国内の考え方で作成されたものとすると、GDPは95億円となる。〇

エ この産業連関表の空欄Aは25であり、空欄Bは90である。×

全要素生産性

全要素生産性に関する次の文中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 ( A )とは、経済成長の要因を( B )の投入の増加要因による部分と、生産性の上昇要因による部分とに分解して、どの要因がどれだけ成長に貢献しているかを明らかにする分析のことをいう。( C )とは、生産の増加のうち、( B )の投入の増大では計測することができない部分のことをいう。( C )は、( D )と考えることができる。

ア A:全要素生産性 B:労働 C:成長会計 D:資本成長率

イ A:全要素生産性 B:生産要素 C:成長会計 D:技術進歩率

ウ A:成長会計〇 B:資本 C:全要素生産性 D:労働成長率

エ A:成長会計 B:生産要素〇 C:全要素生産性〇 D:技術進歩率〇

ケインズ型消費関数

 ケインズ型消費関数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア ケインズは、所得が多ければ消費は少なくなり、所得が少なくなれば消費は多くなると考え、ケインズ型消費関数を導出した。×

イ 消費をC、国民所得をY、限界消費性向をc、独立消費(基礎消費)をC0とすると、ケインズ型消費関数は、グラフにおいて、傾きc、縦軸切片がC0 の直線で表される。〇

ウ 限界消費性向は、グラフでは、原点と消費曲線上の点を結んだ直線の傾きで表される。×

エ 平均消費性向は、グラフでは、消費曲線上の点の接線の傾きで表される。×

 貯蓄関数

 貯蓄関数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

ア 税金がないものと仮定すると、所得のうち消費をしなかったものが貯蓄となるので、貯蓄をS、所得をY、消費をCとすると、貯蓄関数はS=Y+Cで表される。×

イ ケインズによると、貯蓄関数は、グラフにおいて、傾きc、縦軸切片がC0 の直線で表される。?〇×
S=(1-c)Y-C0
グラフでは、傾き1-c、縦軸切片がーC0 の直線

ウ ケインズによると、限界貯蓄性向は、グラフでは、貯蓄曲線の傾きで表される。?×〇

エ 平均貯蓄性向は、グラフでは、原点と貯蓄曲線上の点を結んだ直線の傾きで表され、国民所得が1単位増加したときに、貯蓄がどれだけ増加するかを示す。?×平均貯蓄性向とは、国民所得1単位当たりの貯蓄を示すものです。国民所得が1単位増加したときに、貯蓄がどれだけ増加することを示すものではありません。これは、限界貯蓄性向です。

 減税の効果

 総需要をD、総供給をS、消費支出をC、投資支出をI、政府支出をG、財・サービスの輸出をEX、財・サービスの輸入をIM、国民所得をY、限界消費性向をc、基礎消費をC0、租税をTとする。ここで、投資支出、政府支出、純輸出が一定であり、消費支出はケインズ型消費関数 C=c(Y-T)+C0で表され、租税は一括固定税であるものとする。このとき、減税の効果に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


ア 租税乗数とは、租税を変化させると、その租税の変化分の何倍の国民所得が変化するかを表すものをいう。〇

イ 限界消費性向が0.6の場合、1億円だけ減税すると、1.5億円だけ均衡国民所得は減少する。× 減税すると、均衡国民所得は1.5億増加
租税乗数=0.6/1-0.6=1.5

ウ 1単位の政府支出を増加させたときよりも、1単位の減税をしたときのほうが、乗数効果は大きい。×
政府支出乗数=1/1-0.6=2.5
政府支出が1億円だけ増えたとき、均衡国民所得は2.5億円だけ増える
1億円だけ減税した場合は、均衡国民所得が1.5億円だけ増える
1単位の減税をしたときのほうが、乗数効果は小さい

エ 予算を均衡させるよう政府支出と租税を増加させたとき、その租税乗数倍だけ均衡国民所得は増加する。×均衡予算乗数の定理







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