昨日の二次試験合否のコメント投稿を見ていたら、合格者数も多く感じ、中には超短期間でストレート合格している方や、スタディングだけで合格されている方もおられて、要因を考えてしまいます。自分の可能性を信じ、突き進みます。
物価指数の計算
ラスパイレス指数は、基準年の数量を用い、パーシェ指数は、比較年の数量を用います。
ラスパイレス指数=Σ(Pt×Q0)/ Σ( P0×Q0)
パーシェ指数=Σ(Pt×Qt)/ Σ( P0×Qt)
Pt:比較年の価格、Qt:比較年の数量、P0:基準年の価格、Q0:基準年の数量
GDPデフレータ=名目GDP/実質GDP×100
均衡GDP 【平成23年 第6問】
いま、家計、企業、政府、外国から構成される経済モデルを考える。各々の記号は、Y:GDP、C:消費支出、I:民間投資支出、G:政府支出、T:租税収入、X:輸出、M:輸入、C0:独立消費、M0:独立輸入であり、単位は兆円とする。また、c:限界消費性向、m:限界輸入性向である。
生産物市場の均衡条件 | Y=C+I+G+X-M |
消費関数 | C=C0+c(Y-T) |
C0=50,c=0.6 | |
民間投資支出 | I=110 |
政府支出 | G=50 |
租税収入 | T=50 |
輸出 | X=80 |
輸入関数 | M=M0+mY |
M0=10,m=0.1 |
このモデルから導かれる記述として最も適切なものはどれか。
ア 均衡GDP は600 兆円である。
イ 減税が5兆円の規模で実施された場合、均衡GDP は6兆円増加する。
ウ 政府支出が5兆円増加した場合、均衡GDP は12.5 兆円増加する。
エ 輸出が10 兆円減少した場合、均衡GDP は20 兆円増加する。
ア ×
Y=C+I+G+X-M
Y=(C0+c(Y-T))+110+50+80-(M0+mY)
Y=(50+0.6(Y-50))+240-(10+0.1Y)
Y=(50+0.6Y-30)+240-10-0.1Y
Y=20+0.6Y+230-0.1Y
Y=250+0.5Y
Y-0.5Y=250
0.5Y=250
Y=250/0.5
Y=500
イ 〇
Y=(50+0.6(Y-45))+240-(10+0.1Y)
Y=(50+0.6Y-27)+230-0.1Y
Y=23+0.6Y+230-0.1Y
Y=253+0.5Y
0.5Y=253
Y=506
506-500=6
ウ ×
Y=(C0+c(Y-T))+110+55+80-(M0+mY)
Y=(50+0.6(Y-50))+245-(10+0.1Y)
Y=(50+0.6Y-30)+245-10-0.1Y
Y=20+0.6Y+235-0.1Y
Y=255+0.5Y
Y-0.5Y=255
0.5Y=255
Y=255/0.5
Y=510
500-510=-10
エ ×
Y=C+I+G+X-M
Y=(C0+c(Y-T))+110+50+70-(M0+mY)
Y=(50+0.6(Y-50))+230-(10+0.1Y)
Y=(50+0.6Y-30)+230-10-0.1Y
Y=20+0.6Y+220-0.1Y
Y=240+0.5Y
Y-0.5Y=240
0.5Y=240
Y=240/0.5
Y=480