大学院の授業「製造業経営診断」では約1ヶ月間にわたる実際の企業診断実習を通して、外部環境、内部環境を勘案した上で現状を把握し、経営課題を抽出し、経営課題解決を目指した実行計画、改善提案という一連の診断プロセスを学び、実践的な指導・援助・助言が出来るために、1.中小製造業の経営形態(単一加工事業、小型製品製造事業、ファブレス事業等)がどの業種・業態に相当するかを見極められる能力、2.経営形態を念頭に置いて現状分析を行い、的確な経営資源の棚卸し、経営課題を抽出する能力、3. ①現状分析→②問題点の構造化→③問題抽出→④課題構造化→⑤具体的解決策検討、という一連のプロセスを理解し進めることができる能力、4.経営課題の重要度を勘案しながら、課題解決に向かい、IE手法、統計的解決法、品質管理七つ道具、SWOT分析、作業管理、工程管理、品質管理、資材購買管理手法等を適宜駆使して現場に即した課題解決を図れる技術、5.検討された解決策について、自社の生産工程との整合性を調整し、実現可能性、効果性の高い総合的な経営改善実行計画の策定、を実施出来るスキルを修得しました。