財務・会計 経営分析  投資評価 資本市場と資本コスト  現代のファイナンス 運営管理 生産管理と生産方式

14〜15回目にしてついに(やっと苦笑)、損益分岐点売上高計算式が頭の中に定着しました\(^o^)/

付加価値は、企業が経営活動によって新たに生み出した価値です。

付加価値には外部から購入したものは含まれません。

この基準に沿って考えると、外注加工費と間接材料費は、外部から購入したものですので、付加価値から除外する必要があります。

付加価値=売上高-外部購入費用という算式。

それから、付加価値=経常利益+人件費+賃借料+純金利費用+減価償却費+租税公課という算式です。

付加価値労働生産性は、付加価値÷従業員数で求められます。

付加価値労働生産性=付加価値率×従業員1 人当たり売上高で求められます。

売上高成長率= 売上高増加額÷基準時点の売上高×100

 経常利益成長率= 経常利益増加額÷基準時点の経常利益×100

損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率。

限界利益率は1-変動費率 になります。

目標売上高の計算式は、(固定費+目標利益)÷(1-変動費率)で計算。

安全余裕率 = (実際売上高 - 損益分岐点売上高) ÷ 実際売上高 × 100

「損益分岐点売上高」は、次の計算式により求めることができます。

損益分岐点売上高 = 固定費 /(1 - 変動費率 )

変動費率 = 変動費 ÷ 売上高

安全余裕率 = 1- 損益分岐点比率

固定費÷(1−変動費率)

変動費率=変動費÷売上高

損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 実際売上高

損益分岐点比率 = 1-安全余裕率

収益性指数とは、投資によって生じるキャッシュフローの現在価値合計をその投資額で除して求めるものです。

フリーキャッシュフロー=営業利益×(1-実効税率)+減価償却費-運転資本増加額-投資額

もう1 つは、=営業活動によるキャッシュフロー+投資活動によるキャッシュフロー

未使用の土地はそのままではキャッシュを生まないため、投資案のキャッシュフローには含めません。

NPV(Net Present Value)は正味現在価値と呼ばれます。正味現在価値の大きさは、投資から得られるリターンの大きさを表しています。正味現在価値がプラスであれば、投資を実行すべきという判断になり、複数の投資案があるときは、正味現在価値が最も大きい投資案を選択します。

 回収期間とは、投資額に対してそれを回収する期間のことです。回収期間が目標よりも短ければ投資を行うという判断をします。

 3つの投資評価方法のうち、回収期間による投資評価は、いくつか問題点が挙げられています。回収期間法では資金の時間的な価値を考慮に入れておらず、投資を回収した後のキャッシュフローを考慮していません。

回収期間法は、投資額に対してそれを回収する期間を求め、回収期間が目標よりも短ければ投資を行う投資評価方法です。

回収期間=投資額÷税引後キャッシュ・フロー

毎年の減価償却費 = (取得原価 - 残存価額)÷ 経済命数

税引後キャッシュ・フロー = 税引後利益 + 減価償却費

∴ 税引後利益 = 税引後キャッシュ・フロー - 減価償却費

税引後利益 = 税引前利益 × (1 - 法人税率)

∴ 税引前利益 = 税引後利益 ÷ (1 - 法人税率)

新規設備が採択されるために最低限必要とされる年間の生産コスト低減額

= 税引前利益 + 減価償却費

・リスク回避者

同一のリターンならば、リスクのより小さいものを選好する投資家。

 ・リスク中立者

リスクと無関係に、より高いリターンを選好する投資家。

 ・リスク愛好者

同一のリターンならば、リスクのより大きいものを選好する投資家。

個別証券の期待収益率 = 無リスク資産の利子率(リスク・フリー・レート)+ β × 市場リスクプレミアム

市場リスクプレミアム = 市場ポートフォリオの期待収益率 - 無リスク資産の利子率(リスク・フリー・レート)

個別株式の期待収益率 = 無リスク資産の期待収益率(リスクフリーレート) + β × 市場リスクプレミアム

市場リスクプレミアム = 市場ポートフォリオの期待収益率 -無リスク資産の期待収益率

加重平均資本コストを求める算式は、負債/(負債+資本)X(1-実効税率)X負債利子率+資本/(負債+ 資本)XCAPM となっています。

 また、CAPM は、リスクフリーレート+βX市場リスクプレミアムで求められます。

 市場リスクプレミアムというのは市場ポートフォリオの期待収益率-リスクフリーレートのことです。

ファイナンス・リース取引によるリース物件の維持管理費用は、借り手が負担します。貸し手ではありません。

貸し手のことをレッサー、借り手のことをレッシーといます。

1.借手においてリース物件の貸手の購入価額等が明らかな場合は、貸手の購入価額等

2.貸手の購入価額等が明らかでない場合は、次のうちいずれか低い価額

 ・ リース料総額の割引現在価値

 ・ 借手の見積現金購入価額

現代のファイナンス

企業価値=FCF/(r-g) (r>gのとき) 

PBR は株価÷1 株当たり純資産額で算出されます。

   節税効果(企業価値の増加分) = 負債額 X 法人税率

PBR、株価純資産倍率は、株価÷1 株当たり純資産額、

PER、株価収益率は、株価÷1 株当たり当期純利益、

EPS、1 株当たり当期純利益は、当期純利益÷発行済株式総数、となっています。

また、PER の計算式は株価÷EPS と同じです。

DOE = 配当総額 ÷ 自己資本

DOE = (当期純利益 ÷ 自己資本) × (配当総額 ÷ 当期純利益)= ROE(自己資本利益率) × 配当性向

PER = 株式時価総額 ÷ 当期純利益

PER = (株式時価総額 ÷ 自己資本) ÷ (当期純利益 ÷ 自己資本)= PBR(株価純資産倍率)÷ ROE(自己資本利益率)

オプションの価値=本質的価値+時間的価値

生産管理と生産方式

管理目標として有名なのは、QCD です。Q は品質、C はコスト、D は納期と数量を表します。

PQCDSME は、このQCD の前後に、「P」と「SME」をつけたものです。

P はProductivity の略で生産性を表します。

S はSafety の略で安全性を表します。

M はMorale の略で意欲を表します。

E はEnvironment の略で環境を表します。

QCD は成果に関する目標ですが、PQCDSME は、成果を生みだすためのプロセスに踏み込んだ目標。

3Sは、生産活動の効率化のための考え方で、単純化(Simplification)、標準化(Standardization)、専門化(Specialization)。

5S は、整理、整頓、清掃、清潔、躾を表します。日本語の頭文字を取って5S になっています。

連続生産の生産形態は見込生産ではありますが、少品種多量生産になります。

生産形態 【平成28年 第2問】

 生産形態に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 少品種多量生産では、加工・組立の工数を少なくする製品設計が有用である。

イ 少品種多量生産では、工程の自動化が容易で、品種の変化に対するフレキシビリティが高い。

ウ 多品種少量生産では、進捗管理が難しく、生産統制を適切に行わないと納期遵守率が低下する。

工 多品種少量生産では、汎用設備の活用や多能工化が有用である。

ライン生産方式 【平成20年 第17問】

 ライン生産方式に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 各工程の作業時間は、サイクルタイム以下でなければならない。

イ サイクルタイムはピッチタイムとも呼ばれ、品物が生産ラインから送り出されていく時間間隔を意味する。

ウ 生産ラインの編成効率は、(ステーション数X サイクルタイム)÷作業時間の総和で計算される。

エ タクト方式は、すべての工程が同時に作業を開始し、一定時間間隔をもって、品物が一斉に次の工程に移動する方法である。

ラインバランシング 【平成22年 第8問】

 サイクル時間50 において組立ラインのラインバランシングを行ったところ、ワークステーション数が5となり、次表に示される各ワークステーションの作業時間が得られた。この工程編成における編成効率の値に最も近いものを下記の解答群から選べ。

ワークステーション 1 2 3 4 5

作業時間 46 50 47 46 46

[解答群]

ア 0.90

イ 0.92

ウ 0.94

エ 0.96

ラインバランシング 【平成25年 第9問】

 混合品種組立ラインの編成を検討した結果、サイクルタイムを150 秒、ステーション数を10とする案が提示された。生産される3種類の製品A、B、Cの総作業時間と1か月当たりの計画生産量は、以下の表に与えられている。この案の編成効率に最も近い値を、下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 0.94

イ 0.95

ウ 0.96

エ 0.97

【平成19年 第20問】

 セル生産方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア セル型レイアウトでは、GTの原理を適用して類似工作物がグループ化される。

イ セル型レイアウトでは、類似機械がまとめて配置される。

ウ セル生産方式は、多能工を必要としない生産方式である。

エ セル生産方式は、高価な設備が必要な場合に適した生産方式である。

Share Button