運営管理 工場計画と開発設計 生産計画と生産統制

SLPの計算方法に新鮮な感心をしました。1巡目に見たはずなのですが^^;

SLP【平成25年 第3問】

 X社は、A、B、C の3種類の製品を、切断、穴あけ、プレス、旋盤、検査の5つの職場で加工している。工場レイアウトの検討を行うために、1日当たりの移動回数および移動距離を評価尺度として以下の条件①、②に基づいて分析を行った。

この分析・評価に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【条 件】

① 製品A、B、C の加工順序と1日当たりの生産ロット数は、表1に与えられている。職場間の移動は、生産ロット単位で行われている。

② 各職場間の移動距離は、製品によらず表2に与えられている。

〔解答群〕

ア 職場間の移動回数が0となる職場同士の組は、3個ある。

イ 職場間の移動回数が最も多いのは、旋盤と検査の間である。

ウ 職場間の移動距離の合計値が最も大きいのは、切断と穴あけの間である。

エ 製品ごとの移動距離の合計値が最も大きいのは、製品Aである。

 次に、それぞれの製品の加工順序をアクティビティ相互関係ダイアグラムの上に記入します。

 ここまで整理した上で、選択肢を見ていきましょう。

 選択肢アについては、図2で職場間のうち移動がない経路を調べます。すると、「切断-旋盤」、「切断―検査」、「穴あけ―検査」の移動がないことが分かります。したがって、職場間の移動回数が0となる職場同士の組は、3組となりますので、選択肢アは適切で、正解です。

 選択肢イについては、図2で移動がある経路ごとに職場間の移動回数を調べます。「旋盤―検査」の経路では、製品Aが6回、製品Bが8回移動するので、移動回数の合計は14回となります。一方、「切断―穴あけ」の経路では、製品Bが8回、製品Cが7回移動するので、移動回数の合計は15回となります。移動回数が最も多いのは、「切断―穴あけ」の経路となりますので、選択肢イは不適切です。

 選択肢ウについては、図2で移動がある経路ごとに職場間の移動距離を調べます。「切断―穴あけ」の経路における、移動距離は「15回 × 12m = 180m」となります。一方、「穴あけ―旋盤」の経路では、「8回 × 30m = 240m」となります。職場間の移動距離の合計値が最も大きいのは、「穴あけ―旋盤」の経路となりますので、選択肢ウは不適切です。

 選択肢エについて、各製品の移動距離は次のようになります。

A = ( 8 + 5 + 5) × 6回 = 108m

B = (12 + 30 + 5) × 8回 = 376m

C = (12 + 5 + 7) × 7回 = 168m

 移動距離が最も長いのは製品Bとなるため、選択肢エは不適切です。

製品設計 【平成20年 第14問】

 製品設計に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 機能設計は、期待する製品の性能を発揮するのに必要な機能とそれらの関連を求め、各機能を実現させる構造を求める活動である。

イ コンカレントエンジニアリングは、製品設計と製造、販売などの統合化、同時進行化を行うための方法である。

ウ 生産設計は、製品設計で指定した製品品質、生産量、納期を考慮した工程表や工程図を作成し、作業方法および生産設備を選定する活動である。

エ 製品設計は、期待する製品の性能を発揮させるために、構成部品の機能・形状とそれらの関連を決める活動である。

選択肢アについて、「機能設計」とは、期待する性能を発揮するのに必要な機能と構造を決定する活動です。よって選択肢アは適切です。

 選択肢ウについて、「生産設計」とは、製品の生産のしやすさ、製品を組み立てる際の作業のしやすさ、すなわち組立容易性を考慮した設計を行う活動です。よって選択肢ウは不適切で、正解です。ちなみに選択肢ウの内容は「工程設計」に関する内容です。

製品設計2 【平成29年 第3問】

製品開発・製品設計に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. 下流工程での問題を可能な限り上流で防止し、短い設計納期を実現するために、バリューエンジニアリングを取り入れることが有効である。
  2. 試作品製作は製品開発プロセスの中でも重要な位置を占めており、試作時の製作方法や加工条件から、量産時の工程編成における重要な情報を得ることが可能である。
  3. 新製品の設計段階でデザインレビューを採用する際には、設計構造の矛盾や誤りを排除することに重点がおかれるため、設計の熟練者がレビューアとなることが有効である。
  4. モジュール設計の考え方を取り入れると、生産工程の合理化・簡素化が期待できるが、設計に問題が発生した場合にその影響が大きいというデメリットもある。

 選択肢アについて見ていきましょう。バリューエンジニアリングとは、製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、システム化された手順によって「価値」の向上を図る手法と定義されます。直接、短い設計納期の実現と関係するものではありません。

本選択肢はフロントローディングの説明です。フロントローディングとは、問題解決のタイミングを前半に出すことによって、全体の開発期間を短縮させることです。選択肢のとおり、上流で下流において生じえる問題の防止を行い、短い設計納期を実現しようというものです。したがって、不適切な記述です。

 選択肢ウを見てみましょう。デザインレビューとは「設計の適切な段階において、設計の公式な文書に基づいて審査を計画し、実施すること。各々のデザインレビューに参加するメンバーは、審査される設計段階に関係するすべての部門の代表者だけでなく、必要に応じて、他の部門の専門家を含めること。これらの審査の記録は維持すること」と定義されています。製品開発において、設計構造の矛盾や誤りを排除するためには、設計の熟練者がレビューアとなることが有効です。したがって、適切な記述です。

VE 【平成22年 第5問】

 VE の「機能」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 基本機能は、必須機能と貴重機能に分類される。

イ 使用機能は、基本機能と二次機能に分類される。

ウ 製品の形や色彩などのデザイン的特徴に関わる機能を、貴重機能という。

エ 製品やサービスの使用目的に関わる機能を、使用機能という。

 製品の機能は大きく「使用機能」と「魅力機能」に分類されます。

 「使用機能」とは、製品の本来の価値を果たす機能です。

 「魅力機能」は「貴重機能」ともいい、色や形などにより顧客の欲求を喚起する機能です。

 「使用機能」はさらに「基本機能」と「補助機能」に分類されます。

 「基本機能」とは、これを取り除くと製品の存在意義が無くなるような基本的な機能で、「一次機能」ともいいます。

 「補助機能」とは、「基本機能」を果たすために補助的に付加される機能で、「二次機能」ともいいます。

 さらに「必要機能」と「不必要機能」という分類もあります。

 これは製品やサービスの使用者が必要とする機能を「必要機能」、使用者が必要としない機能を「不必要機能」といいます。

 選択肢アについて、「必須機能(必要機能)」は使用者にとっての必要性から機能を分類するものであり、その対となる機能は「不必要機能」となります。よって選択肢アは不適切であり、正解です。

 選択肢イについて、使用機能は基本機能と二次機能に分類されるため、適切です。

 選択肢ウについて、製品の形や色彩などのデザイン的特徴に関わる機能は貴重機能のことであり、適切です。

 選択肢エについて、使用機能とは製品やサービスを使用するために備えていなければならない機能であり、適切です。

VE2 【平成28年 第4問】

 VEにおける製品の機能に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 貴重機能は製品の使用目的にかかわる機能である。

イ 製品の機能は基本機能と二次機能に分類され、二次機能は基本機能を補助する。

ウ 必要機能はその製品の基本機能になる場合が多いが、貴重機能が基本機能になる場合もある。

エ 不必要機能は製品の二次機能に発生する場合が多い。

 選択肢ウを見てみましょう。必要機能は顧客が必要とする機能なので基本機能であることが多いですが、装飾品のように、貴重機能が基本機能となる場合もあります。したがって、適切な記述です。

 選択肢エですが、不必要機能は顧客が必要としないことから二次機能に発生する場合が多くあります。したがって、適切な記述です。

 SLP【平成25年 第3問】

 X社は、A、B、C の3種類の製品を、切断、穴あけ、プレス、旋盤、検査の5つの職場で加工している。工場レイアウトの検討を行うために、1日当たりの移動回数および移動距離を評価尺度として以下の条件①、②に基づいて分析を行った。

この分析・評価に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【条 件】

① 製品A、B、C の加工順序と1日当たりの生産ロット数は、表1に与えられている。職場間の移動は、生産ロット単位で行われている。

② 各職場間の移動距離は、製品によらず表2に与えられている。

〔解答群〕

ア 職場間の移動回数が0となる職場同士の組は、3個ある。

イ 職場間の移動回数が最も多いのは、旋盤と検査の間である。

ウ 職場間の移動距離の合計値が最も大きいのは、切断と穴あけの間である。

エ 製品ごとの移動距離の合計値が最も大きいのは、製品Aである。

切断→プレス
切断から旋盤
切断から検査

A移動距離=(8+5+5)*6=108 
B移動距離=(12+30+5)*8=376
C移動距離=(12+5+7)*7=168

SLP【平成25年 第3問】

 X社は、A、B、C の3種類の製品を、切断、穴あけ、プレス、旋盤、検査の5つの職場で加工している。工場レイアウトの検討を行うために、1日当たりの移動回数および移動距離を評価尺度として以下の条件①、②に基づいて分析を行った。

この分析・評価に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【条 件】

① 製品A、B、C の加工順序と1日当たりの生産ロット数は、表1に与えられている。職場間の移動は、生産ロット単位で行われている。

② 各職場間の移動距離は、製品によらず表2に与えられている。

〔解答群〕

ア 職場間の移動回数が0となる職場同士の組は、3個ある。

イ 職場間の移動回数が最も多いのは、旋盤と検査の間である。

ウ 職場間の移動距離の合計値が最も大きいのは、切断と穴あけの間である。

エ 製品ごとの移動距離の合計値が最も大きいのは、製品Aである。

ア 
切断穴あけ8+7=15
切断プレス=6
切断旋盤=0
切断検査=0
穴あけプレス=7
穴あけ旋盤=8
穴あけ検査=0
プレス旋盤=6
プレス検査=7
旋盤検査=8
∴3

VE 【平成22年 第5問】

 VE の「機能」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 基本機能は、必須機能と貴重機能に分類される。

イ 使用機能は、基本機能と二次機能に分類される。

ウ 製品の形や色彩などのデザイン的特徴に関わる機能を、貴重機能という。

エ 製品やサービスの使用目的に関わる機能を、使用機能という。

選択肢アについて、「必須機能(必要機能)」は使用者にとっての必要性から機能を分類するものであり、その対となる機能は「不必要機能」となります。よって選択肢アは不適切であり、正解です。

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