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 帰無仮説とカイ2乗検定 【平成30年 第16問】(設問2)の統計学数式が腑に落ちません(大学時一般教養で統計学を修得済みですが忘却の彼方ですw)。解説には「運営管理では、統計学について問われるケースもあり、どの程度準備しておくべきか悩ましいところです。運営管理の学習では手を広げすぎたり、しっかり理解しようとすると効率が非常に悪くなってしまいます。運営管理の統計に関しては過去問についておさえた(記憶した)レベルをゴールとする割り切りが妥当でしょう。」とあり、Google検索で調べた過去問解説サイトにも「設問2は捨て問ということで解説は割愛させていただきます。」と潔ぎ良すぎる位の勢いで解説されていますので、ここは大人の対応で受験対策上スルーとさせて頂きますw

帰無仮説とカイ2乗検定 【平成30年 第16問】(設問2)

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 ある工場では、自動設備を利用して飲料の瓶詰を行っているが、瓶に詰られた内容量のバラツキを抑制する目的で新設備を試作した。この工場では、仮説検定を行うことで、試作機の性能向上を確かめたいと考えている。

(設問2)

 仮説検定を行うために、新設備で瓶詰をした瓶の中からn =8本のサンプルを取り出して内容量を計測したところ、以下のデータが得られた。

54.0 53.8 54.5 54.2 53.8 53.6 54.6 55.0 (ml)

 分散の検定は、サンプルから計算される統計量が自由度n -1のχ2分布に従うことを利用して行われる。この統計量として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

χ2(カイ2乗と読みます)分布は、分散に関する統計分布です。標本の平均と分散から母集団の分散を推定するときなどに用いられます。分散が利用される理由は「ばらつき」をできる限り少なくすることが重要になるためです。

 χ2分布は、分散σ2の正規分布になっている母集団から取り出したn個の標本の分散をS2とすると、

は、自由度n-1のχ2分布に従う、というものです。 

生産情報システム 【平成23年 第4問】

 生産システムへのIT の利用に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 資材の計画、要員や設備などの資源の管理のために、MRPⅡを導入する。

イ 生産情報をリアルタイムに処理し、現場管理者に提供するために、MRP を導入する。

ウ 製品のモデルを用いて製品設計を仮想的に評価するために、ERP を導入する。

エ 物、人、金を対象に、生産を総合的に管理するために、CAE を導入する。

 選択肢アについて、そもそもMRP とは、資材所要量計画のことです。MRPⅡは、資材だけではなく、生産要員や生産設備といった資源も管理対象としています。従来のMRP と区別するためにMRPⅡと呼ばれることがあります。よって選択肢アは適切で、正解です。

 選択肢イについて、選択肢アでも解説したとおり、MRP は資材の調達活動の計画、実施と統制を行うために導入されるシステムです。選択肢イはPOP、すなわち生産時点情報管理のことを説明した記述です。よって選択肢イは不適切です。

 選択肢ウについて、ERP とは、企業内のあらゆる経営資源を企業全体で統合的に管理し、最適に配置・配分することで、経営の効率化を図るための手法・概念のことをいいます。選択肢ウは、CAE のことを説明した記述となっているため、不適切です。

 選択肢エについて、CAE とは、選択肢ウの記述のとおりで、モデルの情報をもとに、製品のシミュレーションを行うシステムです。選択肢エは、ERP のことを説明した記述となっているため、不適切です。

 生産情報システム 【平成24年 第5問】

 生産活動におけるコンピュータ支援技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。


 ア コンピュータの内部に表現されたモデルに基づいて、生産に必要な各種情報を作成すること、およびそれに基づいて進める生産の形式は、CAD と呼ばれる。

 イ 生産活動に関連する設備、システムの運用、管理などについて、コンピュータの支援のもとで教育または学習を行う方法は、CAI と呼ばれる。

 ウ 製品の形状その他の属性データからなるモデルをコンピュータ内部に作成し、解析・処理することによって進める設計は、CAE と呼ばれる。

 エ 製品を製造するために必要な情報をコンピュータを用いて統合的に処理し、製品、品質、製造工程などを解析評価することは、CAM と呼ばれる

選択肢アの記述は、CAM のことを説明した内容になっています。よって選択肢アは不適切です。

 選択肢ウは、CAD すなわちコンピュータ支援設計のことを説明した記述です。よって選択肢ウは不適切です。

 選択肢エは、CAE のことを説明した記述です。よって選択肢エは不適切です。

 商圏 【平成21年 第23問】

 商圏に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア ある地域の消費者が、ある商業集積へ買い物に行く確率を求める公式として「ハフモデル」がある。

イ 一般的に、買回品を扱う小売業の商圏より、最寄品を扱う小売業の商圏の方が狭い。

ウ 商圏を把握するために類似商圏をいくつか選ぶ公式として、「ライリー・コンバースの法則」がある。

エ 商店街の診断などで行われる商圏調査では、商圏は1次商圏、2次商圏、3次商圏・影響圏などに分けられる。

オ 通信販売やインターネットを通じた電子商取引は、従来の商圏という概念に制約されない。

 選択肢ウについて、「ライリー・コンバースの法則」は、2 つの都市の商圏分岐点を算出する法則です。よって選択肢ウは不適切で、正解です。

 選択肢エについて、商圏は、その店舗を利用する来店客数の多さによって1 次商圏、2 次商圏、3 次商圏に分けることができます。また、1 次商圏から3 次商圏の外にあっても、影響を受ける地域のことを「影響圏」といいます。よって選択肢エは適切です。

色彩 【平成25年 第26問】

 売場や商品を演出する色彩に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア オクラを緑色のネットに入れることで、対比現象により商品の色を鮮やかに見せることができる。

イ 色相が連続する虹色の順に商品を陳列すると、売場に連続性が形成される。

ウ フェイスアウトの陳列をする場合、明度のグラデーションで高明度の色を手前に、暗い色を奥に置くのが一般的である。

エ ベビー用品は、優しい印象を与えるために、明度が高く、やわらかく見える色が多く使われている。

 選択肢アについて、対比現象とは、ある色が他の色の影響を受けて、本来とは異なる色に見える現象です。一方、ある色が他の色に線状あるいは網状に囲まれているとき、囲まれた色が囲んだ色(周囲の色)に似て見える現象を同化現象と言います。この現象は、囲まれた色の面積が小さく、囲んだ色の色相・明度・彩度が近似しているほど大きく現れます。選択肢では、オクラを類似色のネットに入れることでより鮮やかに見せることを意図しているので、対比現象ではなく、同化現象となります。よって選択肢アは不適切で、正解です。

 選択肢イについて、色相が連続するように商品を陳列することで、売場に連続性が形成されるため、顧客の足が止まらずに、売場内の回遊性を高める効果が期待できます。よって選択肢イは適切です。

 選択肢ウについて、フェイスアウトとは商品を正面向きに陳列している状態です。この陳列を行う際は、高明度の色の商品を手前に、暗い色の商品を奥に置くのが一般的です。こうすること事で手前の商品が際立ち、顧客の目に留りやすくなる効果が期待できます。よって、選択肢ウは適切です。

 選択肢エについて、色彩が人間心理に与える影響は意外と大きいと言われており、一般的には次のような特性があります。明度(高):柔らかいイメージ / 明度(低):硬いイメージ。彩度(高):エネルギッシュで強いイメージ / 彩度(低):自然で落ち着いたイメージ。これらの点を踏まえてベビー用品を思い浮かべてみると、水彩絵の具のような明るく柔らかい色を使うことで、優しい印象を与えているものが多いことに気付きます。よって、選択肢エは適切です。

照明2【平成30年 第24問】

 次の文章は、照明の基礎知識に関する解説である。空欄A〜Cに入る語句または数値として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 照度とは自然光や人工照明で照らされた場所の明るさを意味する用語であり、 一般的に  の単位で表される。JIS では維持照度の推奨値が示されている。例えば、商店(一般共通事項)の重要陳列部は750

 であり、大型店(デパートや量販店など)の重要陳列部は   である。

 照明された物の色の見え方を表す光源の性質を客観的に示すために、JIS では  が用いられている。例えば、商店(一般共通事項)および大型店(デパートや量販店など)の重要陳列部の推奨最小値は80 である。

〔解答群〕

  1. A:ルクス  B: 500  C:平均光色評価数
  2. A:ルクス  B:2,000  C:平均演色評価数
  3. A:ルクス  B:2,000  C:平均光色評価数
  4. A:ワット  B: 500  C:平均演色評価数
  5. A:ワット  B:2,000  C:平均演色評価数

 空欄Cですが、照明された物の色の見え方を表す光源の性質を客観的に示す「指標」が入ります。選択肢イ、ウの解答群から、「平均演色評価数」、または「平均光色評価数」のいずれかを選択しますが、JIS(JIS Z 8726:1990)では、光源の演色性評価方法を規定しており、原則として「平均演色評価数」、または「特殊演色評価数」によって評価するとされています。よって、Cには平均演色評価数が入ります。ちなみに、「平均光色評価数」という用語はありません。

中心市街地活性化法 【平成24年 第23問】

 中心市街地活性化法が定めた中心市街地の要件として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 相当数の小売商業者が集積し、都市機能が相当程度集積している市街地であり、その存在している市町村の中心としての役割を果たしていること。

b 土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であること。

c 都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。

[解答群]

ア a、b、cいずれか1つの要件を満たしていること。

イ a、b、cすべての要件を満たしていること。

ウ aおよびbの要件を満たしていること。

エ aおよびcの要件を満たしていること。

オ bおよびcの要件を満たしていること。

本問では、中心市街地の要件について問われています。この要件については、中心市街地活性化法の第二条に次のように定められています。

 第二条この法律による措置は、都市の中心の市街地であって、次に掲げる要件に該当するもの(以下「中心市街地」という。)について講じられるものとする。

 一当該市街地に、相当数の小売商業者が集積し、及び都市機能が相当程度集積しており、その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること。

 二当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であること。

 三当該市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。

 本問では、条文がほとんどそのまま解答群の候補として記載されています。条文では、上記の3つの要件をすべて満たすことが中心市街地の要件とされています。よって、選択肢イが正解です。

都市計画法、建築基準法による用途地域 【平成27年 第23問】

 都市計画法および建築基準法による用途地域に関する説明として、最も適切なものはどれか。
 ア 床面積が1,000m2の店舗の場合、第一種低層住居専用地域に出店することができる。 
イ 床面積が2,000m2の店舗の場合、第二種中高層住居専用地域に出店することができる。 
ウ 床面積が5,000m2の店舗の場合、第一種住居地域に出店することができる。 
エ 床面積が12,000m2の店舗の場合、準住居地域に出店することができる。 オ 床面積が15,000m2の店舗の場合、近隣商業地域に出店することができる。

選択肢イについて、第二種中高層住居専用地域は、中高層住宅の良好な住環境を守るための地域で、1,500m2までの一定条件の店舗・事務所などを建てられます。床面積が2,000m2 の店舗は出店できませんので、選択肢イは不適切です。
 
選択肢ウについて、第一種住居地域は、住居の環境を保護するための地域で、3000m2までの一定条件の店舗・事務所などを建てられます。床面積が5,000m2 の店舗は出店できませんので、選択肢ウは不適切です。 

選択肢エについて、準住居地域は、幹線道路の沿線などで自動車関連施設と住居が調和した環境を保護するための地域です。10,000m2までの店舗、一定条件の工場、倉庫などを建てられます。床面積が12,000m2 の店舗は出店できませんので、選択肢エは不適切です。 

選択肢オについて、近隣商業地域は、近隣住民が日用品の買物をする店舗などのために定められる地域で、ほとんどの店舗・事務所や、住宅、ホテル、小規模の工場なども建てられます。店舗・事務所には延べ床面積の規制はありませんので、床面積が15,000m2 の店舗は出店できます。よって選択肢オは適切で正解です。

価格決定 3

 ある紳士服店で、単品で商品を販売した場合の価格と値入高が次のようになっている。今、スーツ・Yシャツ・ネクタイの3点をセット販売したときの売価を50,000円で設定した。この場合の売価値入率として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。



〔解答群〕

 ア 10%

 イ 15%

 ウ 20%

 エ 25%

 オ 30%


45000-1000+7000-3000+3000-2000=40000
50000-40000=10000
10000/50000=0.2

GMROI(商品投下資本粗利益率)【設問2】

 ある小売店の平成24年度の営業実績は次の通りであった。下記の設問に答えよ。

売上高 2,000万

仕入れ高 900万

期首棚卸高(原価) 200万

期末棚卸高(原価) 300万

(設問2)この小売店の平成24年度のGMROIを求めよ

 ア 380% イ 400% ウ 480% エ 500% オ 550%

①まず、「期首と期末の棚卸高」より、平均在庫高(原価)を計算すると、250万円となります。

・平均在庫高(原価)

={ 期首商品在庫高(原価) + 期末商品在庫高(原価) }÷ 2

= ( 200万円 + 300万円) ÷ 2 = 250万円

②次に、(設問1)の回答の導出過程で求めた「粗利益」と、先ほど求めた「平均在庫高(原価)」を、GMROIの公式に当てはめて計算すると、480%となります。

・GMROI = 粗利益 ÷ 平均在庫高(原価)=1,200万円 ÷ 250万円 = 480%

 交差比率

 ある小売店の売上高粗利益率が30%、商品回転率(売価)が6回、商品回転率(原価)が4回である場合の交差比率の値として、最も適切なものはどれか。
ア 120%イ 180%ウ 300%エ 500%

交差比率 交差比率は、GMROIの代わりの指標として用いられるもので、GMROIの分母の平均在庫高を売価にしたものになります。交差比率の式は、となります。さらに、 という関係が成り立ちます。
商品回転率 商品回転率は、売価基準と原価基準の2つの計算方法があり、それぞれ次の式で求めます。なお、分子と分母の基準が、それぞれ売価と原価で揃っていることに注意しましょう。 交差比率は、粗利益と平均在庫高(売価)、もしくは粗利益率と商品回転率(売価)を用いて計算しますので、売価基準と原価基準を混同しないよう注意しましょう。


正解:イ 180%交差比率は次の式で求められます。 

・交差比率  =粗利益÷平均在庫高(売価)  =売上高粗利益率 × 商品回転率(売価)売上高粗利益率は30%、商品回転率(売価)は6回なので、これを用いて計算します。 ・交差比率  = 30% × 6回= 180%よって正解はイとなります。設問には、商品回転率(売価)と商品回転率(原価)の値が与えられていますが、商品回転率(売価)を用いて計算する点に注意しましょう。

商品予算計画

 ある小売店の商品予算計画に関する算出数値として、最も不適切なものはどれか。


ア 1年間の粗利益が2,400万円、年間平均在庫高(原価)が800万円であった場合、GMROIは300%である。

イ 2,000円で仕入れた商品を、売価値入率20%で販売した場合、販売価格は2,500円である。

ウ 1年間の売上が1,800万円、期首と期末の棚卸高(売価)がそれぞれ、200万円、400万円であった場合、商品回転率(売価)は6回転である。

エ 当月予算高が300万円、年間売上高予算が3,600万円、年間予定商品回転数が4回転である場合、基準在庫法による月初適正在庫高は、800万円である。

オ 年間売上高予算が2,400万円、期首と期末の在庫高予算(売価)がそれぞれ、300万円、500万円であった場合、仕入高予算(売価)は、2,600万円である。


イ2000*20%=400


ア ○:

 GMROIを以下の公式で計算すると、300%となります。よって記述は適切です。

 ・GMROI = 粗利益 ÷ 平均在庫高(原価)= 2,400万円 ÷ 800万円 = 300%

イ ○:

 次の公式で、売価を計算すると2,500円となります。よって記述は適切です。

 ・売価 = 原価 ÷ (1-売価値入率)= 2,000円 ÷ (1-0.2) = 2,500円

ウ ○:

 次の公式で、商品回転率(売価)を計算すると6回転となります。よって記述は適切です。

 ・平均在庫(売価)=(期首商品在庫高(売価) + 期末商品在庫高(売価))÷ 2

= (200万円 + 400万円) ÷ 2 = 300万円

 ・商品回転率(売価)= 売上 ÷ 平均在庫(売価) = 1,800万円 ÷ 300万円

= 6回転

エ ×:

 基準在庫法の公式を用いて、月初適正在庫高を計算すると、900万円となります。よって記述は不適切です。

オ ○:

 仕入高予算の公式を用いて、仕入高予算(売価)を計算すると、2,600万円となります。よって記述は適切です。

 ・仕入高予算(売価)

= 売上高予算 + 期末在庫高予算(売価)- 期首在庫高予算(売価)

= 2,400万円 + 500万円 - 300万円 = 2,600万円

相乗積

 3つの店舗からなる小売店がある。A店舗(粗利益率:10% / 売上高構成比:50%)、B店舗(粗利益率:15% / 売上高構成比:30%)、C店舗(粗利益率:20% / 売上高構成比:20%)の時、この小売店における相乗積に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 小売店全体の粗利益率は、15%である。

イ ある店舗の相乗積は、小売店全体の粗利益高に占める当該店舗の粗利益高の割合を示す。

ウ B店舗の相乗積は4.5%である。

エ 小売店全体の中で最も利益を生み出しているのはC店舗である。


A=10%*50%=5%
B=15*30=4.5%
C=20%*20=4%
+=13.5%
イ×
ウ〇
エA

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