運営管理 生産管理と生産方式

急ぎの仕事優先で勉強時間が減ってしまいました。後日振替にして挽回したいと思います。

ラインバランシング

 次の表に示されるラインがある。このラインの記述に関して、最も適切なものはどれか。

ア このラインのライン編成効率は、80%である。

イ 作業工程Bの手前では手待ちが発生し、作業工程Eの手前では仕掛品の数が最も多くなる。

ウ 全ての工程の作業負荷を均一にしたところ、生産性が25%向上した。

エ 作業工程を一つ追加して、ラインバランスを見直すことで、サイクルタイム数を最大で4分まで短縮できる。

(5+4+8+6+7)/(8-4)=
5+4+8+6+7=30/5=6

30/(8*5)=75%

 
バランスロス率=100%-ライン編成効率 

ア ×:

 前述の式で、このラインの編成効率を求めると75%( 30分÷(8分×5) )となります。よって記述は不適切となります。

生産形態 【平成20年 第11問】

 生産形態は、生産の時期、品種と生産量の多少、仕事の流し方によって分類される。生産形態の組み合わせとして、最も関連性の弱いものはどれか。

ア 受注生産-多品種少量生産-個別生産

イ 受注生産-多品種少量生産-ロット生産

ウ 見込生産-少品種多量生産-ロット生産

工 見込生産-多品種少量生産-連続生産

選択肢アについて、個別生産は受注生産との関連が強く、多品種少量生産に適しているので、適切な組み合わせです。

 選択肢イとウは両方ともロット生産について書かれています。ロット生産は受注生産と見込生産のどちらでも用いられ、多品種少量生産と少品種多量生産のどちらにも対応可能な幅広い生産形態です。よって、選択肢イ、ウは最も関係が深いとは言えませんが、不適切とまでは言えません。

 選択肢エについて、連続生産の生産形態は見込生産ではありますが、少品種多量生産になるので、選択肢エが最も不適切となります。

多品種少量生産【平成30年 第2問】

 加工方法が多様で、需要が安定していない寿命の短い製品の多品種少量生産に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 加工品の流れが一定ではないので、機能別レイアウトを導入した。
  2. 需要の動向にあわせて頻繁に生産計画を変更することが必要なので、MRPを導入した。
  3. 需要変動に対応するためには、生産量の変動で対応するより完成品在庫で対応することが効果的である。
  4. スループットタイムを短くし、コストダウンを図るために専用ラインを導入することが効果的である。

MRPとは、Material Requirement Planningの略で、資材所要量計画のことです。ある製品の生産に必要な資材が、いつ、どれだけ必要かを決定することであり、製品の生産計画を基に、資材の所要量と時期を計画するための仕組みです。この仕組は、1つの製品を長期間にわたり生産するケースに有効であり、本問のような需要が安定していない寿命の短い製品では、生産計画が変わりやすく資材所要量計画も煩雑になってしまうため適していません。よって、イは不適切です。

サイクルタイムと最小作業工程数【令和元年 第5問】

 要素作業a~gの先行関係が下図に示される製品を、単一ラインで生産する。生産計画量が380個、稼働予定時間が40時間のとき、実行可能なサイクルタイムと最小作業工程数の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

  1. サイクルタイム:6分  最小作業工程数:3
  2. サイクルタイム:6分  最小作業工程数:4
  3. サイクルタイム:9分  最小作業工程数:2
  4. サイクルタイム:9分  最小作業工程数:3

サイクルタイム=1日の予定稼働時間(正味稼働時間)/一日の生産計画量(生産量)=2,400分(40時間×60分)/380個=6.315・・・≒6分です。また、最小工程数は以下のようになります。

最小工程数=作業時間の合計÷サイクルタイム=(4+2+3+1+3+2+2)÷6=2.83・・≒3

 従って、選択肢アが正解となります。

ラインバランシング 【平成22年 第8問】

 サイクル時間50 において組立ラインのラインバランシングを行ったところ、ワークステーション数が5となり、次表に示される各ワークステーションの作業時間が得られた。この工程編成における編成効率の値に最も近いものを下記の解答群から選べ。

ワークステーション12345
作業時間4650474646

[解答群]

ア 0.90

イ 0.92

ウ 0.94

エ 0.96

編成効率=(46+50+47+46+46)/(50*5)=235/250=0.94

 この問題では、分子に入る各工程の作業時間の合計は、46+50+47+46+46=235 となります。

 そして分母は、サイクルタイム50 と、作業ステーション数の5 を掛け合わせた250 になります。

ラインバランシング2 【平成25年 第9問】

 混合品種組立ラインの編成を検討した結果、サイクルタイムを150 秒、ステーション数を10とする案が提示された。生産される3種類の製品A、B、Cの総作業時間と1か月当たりの計画生産量は、以下の表に与えられている。この案の編成効率に最も近い値を、下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 0.94

イ 0.95

ウ 0.96

エ 0.97

A編成効率=1400/(150*10)=1400/1500=0.9333..
B編成効率=1450/(150*10)=1450/1500=0.9666..
C編成効率=1450/(150*10)=1400/1500=0.9666..

製品1個あたりの作業時間の平均=(1400*2000+1450*1000+1450*1000)/(2000+1000+1000)=(2800000+1450000+1450000)/4000=5700000/4000=1425
ライン編成効率=1425/(150*10)=1425/1500=0.95

混合品種組立ラインの場合には、複数品種の製品があるため、ライン編成効率を求める式の分子の「作業時間の合計」を求める際には、製品1個あたりの作業時間の平均値を求める必要があります。ここで、製品1個あたりの作業時間の平均は、次の式で求めることができます。

 この式に、与えられた数値を代入すると、次のようになります。

 あとは、この「製品1個あたりの作業時間の平均」の値を、ライン編成効率を求める式に代入すれば、混合品種組立ラインのライン編成効率を求めることができます。

となります。

よって、選択肢イが正解です。

 混合品種組立ラインの編成効率の計算も、基本となる考え方は一緒です。ライン編成効率の計算が間違いなくできるようにしっかり練習しておきましょう。

プッシュ型管理とプル型管理 【平成28年 第3問】

 プッシュ型管理方式とプル型管理方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア プッシュ型管理方式では、顧客の注文が起点となって順番に製造指示が発生するため、余分な工程間在庫を持つ必要がない。

イ プッシュ型管理方式では、生産計画の変更は最終工程のみに指示すればよい。

ウ プル型管理方式では、管理部門が生産・在庫情報を集中的に把握する必要があり、大掛かりな情報システムなどの仕掛けが必要となる。

エ プル型管理方式では、稼働率を維持するための作りだめなどができないため、過剰在庫が発生する可能性は少ない。

 プッシュ型管理方式とは、あらかじめ定められたスケジュールに従い、生産活動を行う管理方式で、押出し方式ともいわれます。この方式では現状に合わせてスケジュールを適切に維持・管理していく必要があります。そのためには管理部門により集中的に生産・配送・在庫状況情報が管理される必要があります。

 一方、プル管理方式は、後工程から引き取られた量を補充するためだけに生産能力が使用される管理方式です。引っ張り方式ともいわれます。この方式は、プッシュ型管理方式のような集中管理は必要ありません。

 それでは選択肢を見ていきましょう。

 選択肢アですが、顧客の注文が起点となって順番に製造指示が発生するのはプル型管理方式です。プッシュ型管理方式では工程間の負荷のばらつきが生じたり、稼働率を維持するために工程間在庫を持つことがあります。

 選択肢イですが、生産計画の変更を最終工程のみに指示すればいいのはプル型管理方式の特徴です。

 選択肢ウですが、管理部門が、生産・在庫情報を集中的に把握する必要があり、大掛かりな情報システムなどの仕掛けが必要となるのはプッシュ型管理方式です。

 選択肢エですが、プル型管理では注文を起点としているため、原則、作りだめは行われません。したがって、過剰在庫が発生するリスクは低くなります。

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