いつの間にか昨日は寝落ちしていました。お風呂上り後学習は睡魔に襲われますね^^;
定量発注方式1
定量発注方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 常に一定の安全在庫を確保しているため、需要の変動にも対応しやすい。
イ 発注量を適切にコントロールできるので、単価の高い品目に向いている。
ウ 安全在庫は、「安全在庫係数」、「需要量のバラツキ」、「調達リードタイム」の平方根の積で表される。
エ 発注点を低くすることで、品切れの頻度も低くなる傾向にある。
安全在庫は次の式で求められます。「安全在庫 = 安全在庫係数 X 需要量の標準偏差 X √調達リードタイム」。ここで、需要量の標準偏差とは需要のバラツキのことです。よって記述は適切です。
エ ×:
発注点を低くするということは、発注時点で残っている在庫数が少ないことを意味します。次に資材が入荷するまでの需要変動に対する余裕や、何らかの事情で調達リードタイムが長引いた場合の余裕が少なくなるため、品切れになる頻度(確率)は高くなります。よって記述は不適切です。
定量発注方式2
1回あたりの発注費用が5,000円、年間需要数が100,000個、在庫単価が2,500円、在庫保管費用率が10%の資材の発注に、定量発注方式を用いる場合の記述として、最も適切なものはどれか。
ア 1回の発注量を5,000個にした場合の、年間の発注費用は250,000円である。
イ 1回の発注量を10,000個にした場合の、年間の在庫費用は500,000円である。
ウ 在庫保管費用が半分になれば、経済的発注量は2倍となる。
エ 発注費用と在庫維持費用を合計した総費用が最も少なくなるのは、2,000個である。
ア100,000/5000個=20回*5000円=100000円
イ年間の在庫維持費用=平均在庫量(1回の発注量10000/2)*1個あたりの年間在庫維持費用(在庫単価2500円*在庫保管費用率10%)=5000*250円=1250000円
ウ平方根なのでならない
エ経済的発注量=√((2*1回あたり発注費用5000円*年間需要100000個)/一個あたりの年間在庫維持費用(在庫単価2500円*在庫保管費用率10%)=√(1,000,000,000/250)=√4000000=2000
経済的発注量は、発注処理にかかる費用と、在庫の保管費用を合計した総費用が最も少なくなる発注量の事で、次の式で求められます。![]() ![]() ここで年間の発注費用は次のように求められます。 ![]() ![]() ![]() |
イ ×:
在庫の維持費用は前述の式③で求められます。 1個あたりの年間在庫維持費用は250円(在庫の単価:2,500円×在庫の保管費用率:10%)となりますから、式に当てはめて計算すると在庫維持費用は1,250,000円となります。よって記述は不適切です。
ウ ×:
経済的発注量は前述の式①もしくは式④で求められます。平方根の式となっているので、仮に在庫保管費用が半分になっても、経済的発注量は2倍にはなりません。よって記述は不適切です。
エ ○:
発注費用と在庫維持費用を合計した総費用が最も少なくなるところを、経済的発注量と呼び、前述の式④で求められます。与えられた条件を入れて計算すると、2,000個となります。よって記述は適切です。
購買管理2
購買管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 購買費用は、資材等の購入のために発生する費用をいい、この中に人件費は含まれる。
イ 購買は、生産または営業に必要な設備、原材料、部品、消耗品などを購入する活動である。
ウ コック倉庫方式は、毎月継続するような標準品などを購買先の倉庫に預け、納入すると同時に買い付けをしたとする購買方式である。
エ 購買計画は、購買方針、生産計画に基づいて、購入する品目、数量、納期、予算などを決める活動である。
ア ○:
購買費用は、資材等の購入のために発生する費用のことです。この中には人件費に加え、運搬費や受入検査費なども含まれます。よって記述は適切です。
イ ○:
購買は、生産または営業に必要な設備、原材料、部品、消耗品などを購入する活動のことを言います。よって記述は適切です。
ウ ×:
コック倉庫方式とは、必要なときに必要なだけ資材等を調達する簡易購買方式のことで、自社倉庫に購買品を預かり、「使用した分量=購買量」として支払を行います。購買先の倉庫ではなく、自社倉庫に購買品を預かる点がポイントになります。よって記述は不適切です。
アウトソーシング
アウトソーシングに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア OEMの受託側企業のメリットとして、安定した売上の確保や設備稼働率の向上がある。
イ EMS企業の特徴として、製造だけでなく、製品の設計も行うことがあげられる。
ウ ファブレス企業が、内外製区分を決定する際には、自社独自技術の流出の可能性を重視する。
エ ファウンドリ企業は、半導体の製造に必要な莫大な設備投資の費用を回収するため、複数の半導体メーカーの部品を生産する。
●ファウンドリ・概要:半導体業界で、半導体メーカーやファブレスからの受託を受けて、半導体チップの製造を行う企業。・メリット(受託側):安定した生産規模の確保が可能。・メリット(委託側):半導体製造にかかる莫大な設備投資の抑制が可能。 ●EMS(Electronics Manufacturing Service)・概要:電子機器の受託生産を専門に行う企業。製品の設計も実施・メリット(受託側):安定した売上や設備稼働率の確保が可能、技術的経験が得られノウハウの蓄積が可能。・メリット(委託側):自社の製品ブランドを持ち、製品の企画やマーケティングに集中が可能。 |
エ ○:
ファウンドリは、半導体業界で、複数の半導体メーカーやファブレスからの生産受託をして、半導体チップの製造を行う企業です。半導体を製造するためには莫大な設備投資が必要ですが、ファウンドリは製造に特化することで、生産規模を確保しています。よって記述は適切です。
定量発注方式2
1回あたりの発注費用が5,000円、年間需要数が100,000個、在庫単価が2,500円、在庫保管費用率が10%の資材の発注に、定量発注方式を用いる場合の記述として、最も適切なものはどれか。
ア 1回の発注量を5,000個にした場合の、年間の発注費用は250,000円である。
イ 1回の発注量を10,000個にした場合の、年間の在庫費用は500,000円である。
ウ 在庫保管費用が半分になれば、経済的発注量は2倍となる。
エ 発注費用と在庫維持費用を合計した総費用が最も少なくなるのは、2,000個である。
ア100000
イ
ウ平方根の式なのでならない
エ最適発注費用効率=√(2*(5000/2))/ 一個当たりの在庫維持費用(在庫単価2500*在庫保管費用率10%))=√(2*2500/250)=√40000=2000
年間在庫維持費用
=(一回の発注量/2)*一個当たりの年間在庫維持費用
=5000*250=1250000
経済的発注量=√((2*一回当たりの発注費用*年間需要量)/(一個当たりの在庫維持費用))
=√((2*5000*100000)/一個当たりの在庫維持費用(在庫単価2500*在庫保管費用率10%))
=√(1,000,000,000/250)
=√4,000,000
=2000
経済的発注量は、発注処理にかかる費用と、在庫の保管費用を合計した総費用が最も少なくなる発注量の事で、次の式で求められます。![]() ![]() ![]() |
ア ×:
発注費用は前述の式②で求められます。年間需要数が100,000個なので、発注量を5,000個にした場合は、1年に20回発注することになります。1回あたりの発注費用が5,000円ですから、年間の発注費用は100,000円となります。よって記述は不適切です。
イ ×:
在庫の維持費用は前述の式③で求められます。 1個あたりの年間在庫維持費用は250円(在庫の単価:2,500円×在庫の保管費用率:10%)となりますから、式に当てはめて計算すると在庫維持費用は1,250,000円となります。よって記述は不適切です。
ウ ×:
経済的発注量は前述の式①もしくは式④で求められます。平方根の式となっているので、仮に在庫保管費用が半分になっても、経済的発注量は2倍にはなりません。よって記述は不適切です。
エ ○:
発注費用と在庫維持費用を合計した総費用が最も少なくなるところを、経済的発注量と呼び、前述の式④で求められます。与えられた条件を入れて計算すると、2,000個となります。よって記述は適切です。
在庫管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 定期発注方式の発注間隔は、取引先との関係や生産計画サイクル、さらに経済性などを考慮して決められる。
イ 定期発注方式は、あらかじめ定められた発注間隔で、発注の都度、発注量を決めて発注する方式である。
ウ 定量発注方式の発注点は、調達期間中の推定需要量と安全在庫量の和として求められる。
エ 定量発注方式は、実在庫水準が発注点を下回った時点で一定量を発注する方式である。
選択肢アについて、定期発注方式の発注間隔は、品物の使用頻度や使用量の大きさやそのばらつきといった使用特性、物品の大きさ、単価、保管形態といった在庫特性、さらには品質特性や費用特性によって決められます。さらに、発注先との関係、生産システムとの整合性や市場動向、計画のサイクルなども考慮されます。よって選択肢アは適切です。
選択肢ウについて、定量発注方式における発注点の計算では、調達リードタイムと需要量、安全在庫を考慮します。計算式は発注点=調達リードタイム×1 日平均需要量+安全在庫となります。よって選択肢ウは適切です。
選択肢エについて、実在庫水準ではなく、有効在庫の水準が発注点を下回った時点で一定量を発注します。有効在庫は、手持ち在庫に加えて、発注残と引当済みの量を考慮した、実質的に利用可能な在庫量のことです。よって選択肢エは不適切で、正解です。
経済的発注量【令和元年 第10問】
経済的発注量Qを表す数式として、最も適切なものはどれか。ただし、dを1期当たりの推定所要量、cを1回当たりの発注費、hを1個1期当たりの保管費とする。

q=√((2*一回当たり発注費用*年間需要)/(在庫単価*保管率)
=
資材管理【平成30年 第13問】
資材の発注に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- MRPでは、発注量と発注時期を生産計画と独立に決定できる。
- 定期発注方式における発注量は、(発注間隔+調達期間)中の需要推定量-発注残-手持在庫量-安全在庫量で求められる。
- 発注間隔を長くすることにより、きめの細かい在庫管理ができ在庫量が減少する。
- 発注点は、調達期間中の払出量の大きさと不確実性を考慮して決定される。
発注量 = 在庫調整期間の需要予測量 - 現在の在庫量 - 発注残 + 安全在庫
ここで、在庫調整期間は、発注サイクルと、調達リードタイムをあわせた期間を表します。在庫調整期間は、一回の発注量でまかなう必要のある期間を表します。また、現在の在庫量と発注残を引いているのは、既に在庫や発注残が沢山ある場合は、発注量は少なくてよいということです。また、安全在庫を足すことで、最低限、安全在庫の分は在庫が残るようにしています。
選択肢イの記述は、安全在庫量を足すのでなく引いていますので、前述の式に合致せず不適切です。
選択肢エですが、発注点とは、この時点まで在庫が減った場合に発注を行う在庫量です。
実際には、発注してもすぐに調達はできず、調達リードタイムの期間が経過した後に、在庫が入庫します。そのため、発注点を決める際には、調達リードタイムの間の需要量を考慮する必要があります。また、需要にはバラツキがありますので、在庫切れを防ぐために安全在庫を残しておく必要があります。発注点を求める式は、次の通りです。
発注点 = 調達リードタイム X 1日平均需要量 + 安全在庫
調達リードタイムの期間の需要量に、安全在庫を足したものになっていますが、選択肢の記述にある、「調達期間中の払出量の大きさと不確実性を考慮して決定される」ということに合致しています。安全在庫を足す点は、不確実性を考慮した対応と言えます。よって、記述は適切で、エが正解です。
運搬活性分析
次に示す工程の平均活性示数の値として、最も適切なものはどれか。
①鉄の棒材が床に平置き。
②搬送用の箱に鉄の棒材を入れる。
③パレットに搬送用の箱を乗せる。
④フォークリフトでパレットを運ぶ。
⑤トラックにパレットを積み、加工工場に運ぶ。
⑥フォークリフトでパレットを降ろす。
⑦パレットを所定場所に置く。
ア 2.4
イ 3.5
ウ 4.4
エ 5.5
①0
②1
③2
④3
⑤4
⑥3
⑦0
=13/7=
①0
②1
③2
④4
⑤4
⑥4
⑦2
=17/7=約2.4