運営管理 IE(Industrial Engineering) 生産のオペレーション 店舗立地と店舗設計 マーチャンダイジング 物流と流通情報システム

一日のノルマが間に合わず翌日にずれ込む日々が続いていますが週末で帳尻合わせたいです。

IE(Industrial Engineering)

ワークサンプリング法(サンプル数の算出式) 【平成30年 第18問】

  •  ある作業の出現率をワークサンプリング法を使って推定したい。出現率を信頼度 95%、相対誤差aで推定するために必要なサンプル数nは次式で与えられる。ここで、pは予備調査により予想された作業の出現率である。

 このサンプル数nを絶対誤差eを用いて求める下記の計算式について、空欄に 入る最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

ア 

1- p

p

p(1-p)

 時間計測と分析 【平成28年 第15問】

 作業改善を目的とした時間測定と分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 作業時間が管理状態にあるかどうかを確認するために、pn管理図を作成して分析した。

イ 作業時間の測定精度を高めるために、やり直しを行った作業等の異常値は記録から除外して測定を行った。

ウ 作業方法の変化を見つけ易くするために、作業の各サイクルに規則的に表れる要素作業と不規則に表れる要素作業は区別して時間測定を行った。

エ 測定対象となる作業者に心理的な負担を与えないために、測定の実施を事前に通告せずに作業者から見えない場所で測定を行った。



標準時間 【平成23年 第15問】
 標準時間の算定法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア PTS 法では、長時間の作業の標準時間を簡便に算定することができる。
イ 経験見積法では、余裕時間を必ず別途算定しなければならない。
ウ 実績資料法では、精度の高い標準時間を得ることができる。
エ ストップウォッチ法では、レイティングを行う必要がある。



標準時間2 【平成29年 第10問】 
標準時間に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア PTS法ではレイティングを行う必要はない。
イ 内掛け法では、正味時間に対する余裕時間の割合で余裕率を考える。
ウ 主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものである。
エ 人的余裕は、用達余裕と疲労余裕に分けられる。

QC手法 【平成23年 第12問】
 品質管理におけるQC 手法と分析内容の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
ア 管理図- 不良の発生が慢性的か、突発的かなどを吟味する。
イ 散布図- 問題となっている不良を現象や原因で分類し、整理する。
ウ パレート図- ある製品の品質特性値の分布を知るため、特性値を記録する。
エ ヒストグラム- 問題とする特性とそれに影響すると思われる要因との関係を整理する。



設計・製造段階における品質 【平成25年 第5問】
 設計・製造段階における品質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 製造品質は、製造段階で責任を持つべき品質であり、「ねらいの品質」と呼ばれている。
イ 設計品質は、品質特性に対する品質目標であり、「できばえの品質」と呼ばれている。
ウ 代用特性は、品質特性を直接測定することが困難な場合に、その代わりとして用いられる特性である。
エ 品質特性は、顧客の要求をそのまま表現した特性であり、製品価格もその1つである。



TQMの3つの原則 【平成25年 第13問】
 TQM(総合的品質管理)の原則は、以下の3つに大別される。
① 目的に関する原則
② 手段に関する原則
③ 目的の達成と手段の実践を支える組織の運営に関する原則
このうちの「②手段に関する原則」に当てはまるものの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
ア 源流管理、再発防止、事実に基づく管理。
イ 潜在トラブルの顕在化、QCD結果に基づく管理、教育・訓練の重視。
ウ 品質第一、重点志向、標準化。
エ マーケットイン、プロセス重視、未然防止。



帰無仮説とカイ2乗検定 【平成30年 第16問】(設問1)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある工場では、自動設備を利用して飲料の瓶詰を行っているが、瓶に詰られた内容量のバラツキを抑制する目的で新設備を試作した。この工場では、仮説検定を行うことで、試作機の性能向上を確かめたいと考えている。
(設問1)
現有設備を使用したときの内容量の標準偏差σ0 が1.1mlであることから、新設備を使ったときの内容量の標準偏差をσとしたもとで、以下のように帰無仮説H0 を設定した。対立仮説H1 として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

H0:σ2 =1.12

〔解答群〕

ア H1:σ2 <1.12   

イ H1:σ2 >1.12

ウ H1:σ2 =1.12

エ H1:σ2 ≠1.12


帰無仮説とカイ2乗検定 【平成30年 第16問】(設問2)
 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある工場では、自動設備を利用して飲料の瓶詰を行っているが、瓶に詰られた内容量のバラツキを抑制する目的で新設備を試作した。この工場では、仮説検定を行うことで、試作機の性能向上を確かめたいと考えている。
(設問2)
仮説検定を行うために、新設備で瓶詰をした瓶の中からn =8本のサンプルを取り出して内容量を計測したところ、以下のデータが得られた。

54.0 53.8 54.5 54.2 53.8 53.6 54.6 55.0 (ml)

 分散の検定は、サンプルから計算される統計量が自由度n -1のχ2分布に従うことを利用して行われる。この統計量として、最も適切なものはどれか。


HACCPに関する12手順 【平成30年 第38問】
食品衛生管理方法であるHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)に関する12手順が以下に示されている。空欄A〜Cと記述群①〜③の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
<HACCPの12手順>
手順1 HACCPのチーム編成
手順2 製品説明書の作成
手順3 意図する用途及び対象となる消費者の確認
手順4 製造工程一覧図の作成
手順5 製造工程一覧図の現場確認
手順6 危害要因分析の実施
手順7  [ A ] 
手順8  [ B ]
手順9 モニタリング方法の設定
手順10 改善措置の設定
手順11  [ C ]
手順12 記録と保存方法の設定

<空欄に入る記述群>
① 重要管理点(CCP)の決定
② 管理基準(CL)の設定
③ 検証方法の設定

〔解答群〕

ア A:①  B:②  C:③

イ A:①  B:③  C:②

ウ A:②  B:①  C:③

エ A:②  B:③  C:①

オ A:③  B:①  C:②

手順1 HACCPのチーム編成手順2 製品説明書の作成手順3 意図する用途及び対象となる消費者の確認手順4 製造工程一覧図の作成手順5 製造工程一覧図の現場確認手順6 危害要因分析の実施手順7 重要管理点(CCP)の決定手順8 管理基準(CL)の設定手順9 モニタリング方法の設定手順10 改善措置の設定手順11 検証方法の設定手順12 記録と保存方法の設定


設備総合効率 【平成21年 第19問】
次の設備総合効率を求める計算式中の空欄A~Cに入る、最も適切な用語の組み合わせを下記の解答群から選べ。

設備総合効率=時間稼働率×性能稼働率× [ A ]

 ただし、

   時間稼働率=(負荷時間- [ B ] )÷ 負荷時間

   性能稼働率=( [ C ] ×加工数)÷ 稼働時間

[解答群]

ア A:不良率 B:設備稼働時間 C:製造リードタイム

イ A:不良率 B:設備停止時間 C:製造リードタイム

ウ A:良品率 B:設備稼働時間 C:基準サイクルタイム

エ A:良品率 B:設備停止時間 C:基準サイクルタイム


保全活動 【平成27年 第18問】

 保全活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 改良保全は、設備故障の発生から修復までの時間を短縮する活動である。

イ 保全活動は、予防保全、改良保全、保全予防の3つに分けられる。

ウ 保全予防は、設備の計画・設計段階から、過去の保全実績等の情報を用いて不良や故障に関する事項を予測し、これらを排除するための対策を織り込む活動である。

エ 予防保全は、定期保全と集中保全の2つに分けられる。


自主保全のステップ 【平成25年 第19問】

 TPM(Total Productive Maintenance)における自主保全の7つのステップを示す以下の図の空欄A〜Cに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 1. ( A )

 2.発生源・困難個所対策

 3. ( B )

 4.総点検

 5.自主点検

 6. ( C )

 7.自主管理の徹底

[解答群]

ア A:故障原因の究明 B:故障の再発防止策の策定 C:標準化

イ A:故障原因の究明 B:自主保全仮基準の作成 C:保全組織の決定

ウ A:初期清掃(清掃・点検) B:故障の再発防止策の策定 C:保全組織の決定

エ A:初期清掃(清掃・点検) B:自主保全仮基準の作成 C:標準化

 自主保全の7つのステップ

 1. 初期清掃(清掃・点検)

 2. 発生源・困難箇所対策

 3. 自主保全の仮基準の作成

 4. 総点検

 5. 自主点検

 6. 標準化

 7. 自主管理の徹底

生産情報システム 【平成23年 第4問】

 生産システムへのIT の利用に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 資材の計画、要員や設備などの資源の管理のために、MRPⅡを導入する。

イ 生産情報をリアルタイムに処理し、現場管理者に提供するために、MRP を導入する。

ウ 製品のモデルを用いて製品設計を仮想的に評価するために、ERP を導入する。

エ 物、人、金を対象に、生産を総合的に管理するために、CAE を導入する。


生産情報システム 【平成24年 第5問】

 生産活動におけるコンピュータ支援技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。

 ア コンピュータの内部に表現されたモデルに基づいて、生産に必要な各種情報を作成すること、およびそれに基づいて進める生産の形式は、CAD と呼ばれる。

 イ 生産活動に関連する設備、システムの運用、管理などについて、コンピュータの支援のもとで教育または学習を行う方法は、CAI と呼ばれる。

 ウ 製品の形状その他の属性データからなるモデルをコンピュータ内部に作成し、解析・処理することによって進める設計は、CAE と呼ばれる。

 エ 製品を製造するために必要な情報をコンピュータを用いて統合的に処理し、製品、品質、製造工程などを解析評価することは、CAM と呼ばれる


サプライチェーンマネジメント 【平成22年 第34問】

 サプライチェーンマネジメントにおけるブルウィップ効果の抑制策として、最も不適切なものはどれか。

ア 小売業の各店舗への納品を複数のサプライヤーによる共同配送に切り替えた。

イ サプライチェーンの各段階の事業者が顧客に納品する頻度を週に1回から週に2回に増やした。
ウ チェーン小売業の専用物流センターの在庫をサプライヤーが管理して必要量を補充する方式に切り替えた。
エ メーカーが小売店舗における販売実績データを入手し、自社の生産計画に活用するようにした。


商圏 【平成21年 第23問】

 商圏に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア ある地域の消費者が、ある商業集積へ買い物に行く確率を求める公式として「ハフモデル」がある。

イ 一般的に、買回品を扱う小売業の商圏より、最寄品を扱う小売業の商圏の方が狭い。

ウ 商圏を把握するために類似商圏をいくつか選ぶ公式として、「ライリー・コンバースの法則」がある。

エ 商店街の診断などで行われる商圏調査では、商圏は1次商圏、2次商圏、3次商圏・影響圏などに分けられる。

オ 通信販売やインターネットを通じた電子商取引は、従来の商圏という概念に制約されない。

小売業の業態 【平成18年 第23問】

 小売業の業態についての説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

<業態名>

1 ハイパーマーケット

2 ファクトリー・アウトレット

3 ホールセール・クラブ

4 パワー・センター

<業態についての説明>

a 商品のアイテム数を絞って徹底した品揃えを行い、低価格で販売する専門店のことである。

b メーカーが工場の近くで過剰生産品を直売したことから始まり、販売店が単に売れ残りを販売することもある。

c 会員制を採用して、倉庫形式で店舗は低コストでつくり、商品はケース単位で販売するのが一般的である。

d 大型のスーパーマーケットで顕著な安売りをするのが特徴。倉庫式の店舗で徹底したセルフ方式を採用している。

[解答群]

ア 1とa

イ 2とd

ウ 3とc

エ 4とb


店舗レイアウト 【平成19年 第22問】

 小売業の店舗レイアウトの考え方に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 一般的に、売場の括り(くくり)は、以前は「売る立場」から考えられたものが、近年では「買う立場」からも考えられるように変化してきている。

イ 一般的に、すべての階の実際の通行量をそのまま比較することによって、どの階のレイアウトがよいかを判断できる。

ウ 客に通路上をできる限り長い距離を歩いてもらえるように、通路は売場内の隅から隅へと、最初に大回りしてもらえるように設定することが一般的である。

エ 客にとって商品が見やすく、さわりやすいように、通路が適切に設計されていることが大切である。

色彩 【平成25年 第26問】

 売場や商品を演出する色彩に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア オクラを緑色のネットに入れることで、対比現象により商品の色を鮮やかに見せることができる。
イ 色相が連続する虹色の順に商品を陳列すると、売場に連続性が形成される。
ウ フェイスアウトの陳列をする場合、明度のグラデーションで高明度の色を手前に、暗い色を奥に置くのが一般的である。
エ ベビー用品は、優しい印象を与えるために、明度が高く、やわらかく見える色が多く使われている。



照明 【平成27年 第25問】

 店舗施設の売場を演出する照明の説明に関して、次の文中の空欄A〜Cに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

照明光の性質を知る代表的なものとして、光源に照らされた明るさを表すA、光源の色みを表すBがある。また、光で照明された物体の色の見え方をCという。

[解答群]

 ア  A:演色   B:光色   C:照度

 イ  A:光色   B:演色   C:照度

 ウ  A:光色   B:照度   C:演色

 エ  A:照度   B:演色   C:光色

 オ  A:照度   B:光色   C:演色

都市計画法 【平成22年 第21問】

 都市計画法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域及びおおむね10 年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域をいう。

イ 市街化調整区域とは、おおむね10 年後から段階的かつ計画的に市街化を図るべき区域をいう。

ウ 都市計画区域は、一体の都市として総合的に整備し、開発し、及び保全する必要がある区域として、原則として都道府県が指定する。

エ 都市計画法は、国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的としている。


大規模小売店舗立地法 【平成21年 第21問改題】

 大規模小売店舗立地法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 同法では小売業が対象業種であるが、飲食店業は含まれていない。

イ 同法では店舗周辺の地域の住民の利便を求めている。

ウ 同法の適用対象となる店舗面積は500 平方メートルを超えるものである。

エ 同法の店舗面積に含まれる売場とは直接物品販売の用に供する部分をいう。

中心市街地活性化法 【平成24年 第23問】

 中心市街地活性化法が定めた中心市街地の要件として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 相当数の小売商業者が集積し、都市機能が相当程度集積している市街地であり、その存在している市町村の中心としての役割を果たしていること。
b 土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であること。
c 都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。

[解答群]

ア a、b、cいずれか1つの要件を満たしていること。

イ a、b、cすべての要件を満たしていること。

ウ aおよびbの要件を満たしていること。

エ aおよびcの要件を満たしていること。

オ bおよびcの要件を満たしていること。

第二条この法律による措置は、都市の中心の市街地であって、次に掲げる要件に該当するもの(以下「中心市街地」という。)について講じられるものとする。

一当該市街地に、相当数の小売商業者が集積し、及び都市機能が相当程度集積しており、その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること。

二当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であること。

三当該市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。


都市計画法、建築基準法による用途地域 【平成27年 第23問】

 都市計画法および建築基準法による用途地域に関する説明として、最も適切なものはどれか。

 ア 床面積が1,000m2の店舗の場合、第一種低層住居専用地域に出店することができる。

 イ 床面積が2,000m2の店舗の場合、第二種中高層住居専用地域に出店することができる。

 ウ 床面積が5,000m2の店舗の場合、第一種住居地域に出店することができる。

 エ 床面積が12,000m2の店舗の場合、準住居地域に出店することができる。

 オ 床面積が15,000m2の店舗の場合、近隣商業地域に出店することができる。


地域商店街活性化法 【平成30年 第25問

地域商店街活性化法および同法に基づく商店街活性化事業に関する記述として、 最も不適切なものはどれか。

〔解答群〕

ア 商店街活性化事業の成果として、商店街への来訪者の増加に着目している。
イ 商店街活性化事業は、第1に地域住民の需要に応じて行う事業であること、第2に商店街活性化の効果が見込まれること、 第3に他の商店街にとって参考となり得る事業であること、以上の3点を満たす必要がある。
ウ 商店街活性化事業は、ハード事業のみによる振興を基本的な目的にしている。
エ 商店街は、地域コミュニティの担い手としての役割を発揮することを期待されている。

商品間の売上金額の相関係数 【平成30年 第36問】

商品A〜Dの1年間における日別の売上金額について、2商品間の売上金額の相関係数を計算したところ、下表のようになった。これらの結果の解釈および相関係数の一般的な知識に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

組み合わせ相関係数
商品Aの売上金額 と 商品Bの売上金額0.5
商品Bの売上金額 と 商品Cの売上金額0.1
商品Aの売上金額 と 商品Dの売上金額-0.7

*ここで相関係数とはピアソンの積率相関係数である。

〔解答群〕

ア 売上金額の相関関係の強さを見ると、商品Aと商品Bの関係より、商品Aと商品Dの関係のほうが強い。

イ 商品Aと商品Bの相関係数が0.5で、商品Bと商品Cの相関係数が0.1であるため、表には計算されていないが、商品Aと商品Cの相関係数は0.4であると言える。

ウ 商品Aと商品Bの相関係数が0.5であるため、商品Bの平均売上金額は、商品Aの平均売上金額の半分であると言える。

エ 相関係数は、-100から100までの範囲の値として計算される。

オ 理論的に相関係数は0にはならない。


相関係数=(XとYの共分散)/{(Xの標準偏差)×(Yの標準偏差)}
なお、共分散=E[(X-E[X])(Y-E[Y])]
※E[ ]は期待値


商品仕入 【平成28年 第27問】

 小売店の商品仕入に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 委託仕入では、一定期間店頭で販売し、売れ残った商品だけ小売店が買い取る。

イ 委託仕入では、商品の販売価格は原則として小売店が自由に設定する。

ウ 委託仕入において、店頭在庫の所有権は小売店にある。

エ 消化仕入では、商品の販売時に小売店に所有権が移転する。

オ 消化仕入をすると、小売店の廃棄ロスが発生しやすい。

値入 【平成22年 第28問】

 商品A、商品B、商品Cの現在の販売価格と値入高は次の通りである。商品Aと商品Bと商品Cをセットで販売する場合、売価値入率を20%にするためには、このセットをいくらで販売したらよいか。

 最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、消費税は考慮しないものとする。

  商品A  商品B  商品C 
 販売価格 1,200 円1,000 円800 円
 値入高 500 円400 円300 円

[解答群]

ア 1,560 円

イ 1,750 円

ウ 2,160 円

エ 2,250 円

オ 2,460 円


問題 4 価格設定と価格政策 【平成25年 第30問】

 小売業の価格設定と価格政策に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 慣習価格政策は、すでに一般的に浸透している価格を設定する手法である。

イ コストプラス方式の価格設定は、価格が市場の実情に合わない場合がある。

ウ マーケットプライス法は、全国共通の価格を設定する手法である。

エ 名声価格政策は、意識的に高価格を設定することによって、高品質であることを連想させる手法である。


陳列 【平成20年 第23問】

 陳列に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア エンド陳列とは、ゴンドラエンドで行う大量陳列のことをいい、コストをあまりかけない陳列方法である。
イ ゴールデンゾーンとは、商品を最も取りやすい高さの範囲のことで、一般的に男性は床より80~140cm、女性は70~130cm程度の範囲をいう。

ウ ジャンブル陳列とは、ゴンドラエンドで行うような小品目大量陳列を、ゴンドラのライン内で行う陳列方法である。

エ 集視陳列とは、陳列の方法を変えることで注目度を高めようとする陳列方法である。



陳列2【平成24年 第29問】

 商品陳列方法とそのメリットに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア カットケース陳列には、高級感を出しやすいというメリットがある。

イ ゴンドラ陳列には、フェイスをそろえやすいというメリットがある。

ウ ジャンブル陳列には、ディスプレイに手間がかからないというメリットがある。

エ ショーケース陳列には、商品が汚れにくいというメリットがある。

オ フック陳列には、陳列されている商品の在庫量が分かりやすいというメリットがある。


陳列の方法 【平成21年 第28問】

 店舗での商品陳列に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア 入口周辺に比較的高価格な商品を陳列し、店奥には比較的低価格な商品を陳列することに留意すると、心理的抵抗を和らげることができる。

イ 計画的に購買される傾向のある商品群は入口周辺に陳列し、計画的に購買される傾向が弱い商品群は店奥に陳列する。

ウ 購買頻度や使用頻度の高い商品群を店奥に陳列し、購買頻度や使用頻度の低い商品群は入口付近に陳列する。

エ 商品ごとの売上に応じてスペース配分を決め、陳列方法やゴールデン・ゾーンなどを考慮する。

フェイシング管理 【平成22年 第25問】

 商品のフェイシングと陳列に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア ある商品のフェイス数が増加すればするほど、その商品の売上高はフェイス数の増加に比例して増加する。

イ 商品の販売量に比例させて陳列量を決定すると、発注や陳列などの作業や管理が効率的になる。
ウ 水平陳列(ホリゾンタル陳列)は、機能や品質に差がある商品グループの陳列に効果的である。

エ 的確なフェイシングを実現するためには、仮説と検証を繰り返しながらフェイス数を調整することが重要である。

インストア・マーチャンダイジング 【平成21年 第26問】

 インストア・マーチャンダイジング(以下、「ISM」という。)に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア ISM は、買い上げ点数の増加に加え、来店回数の増加、人件費の削減、在庫の削減などを期待することができる。

イ ISM は、価格を主要な操作手段としている。

ウ ISM は、消費者の計画購買を促進することを主たる目的としている。

エ ISM は、来店客数の増加を目指して様々な方策を展開することである。

インストア・プロモーション 【平成24年 第28問】

 インストア・プロモーション(ISP)には価格主導型ISP と非価格主導型ISP がある。価格主導型ISP として最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a クロスマーチャンダイジング

b サンプリング

c 増量パック

d バンドル販売

[解答群]

ア aとc

イ aとd
ウ bとc

エ bとd

オ cとd

棚割(プラノグラム) 【平成24年 第31問】

 棚割(プラノグラム)の目的に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 棚内のゾーニングの工夫によって客動線を長くすることができる。

イ バーティカル陳列によって同じグループ内の商品比較がしやすい売場をつくることができる。

ウ フェイシングの工夫によって売上高や商品回転率を上げることができる。

エ ホリゾンタル陳列によって商品グループ間の比較がしやすい売場をつくることができる。

販売促進 【平成28年 第32問】

 小売業の販売促進の方法と主な目的に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 売り場におけるクロスマーチャンダイジングは、関連する商品同士を並べて陳列することで、計画購買を促進する狙いがある。

イ エンドなどにおける大量陳列は、商品の露出を高めて買い忘れを防止するなど、計画購買を促進する狙いがある。

ウ 会計時に発行するレシートクーポンは、次回来店時の計画購買を促進する狙いがある。

エ 試食販売などのデモンストレーション販売は、リピート購買を促進する狙いがある。

オ 新聞折り込みチラシは、お買い得商品の情報を伝えて、想起購買を促進する狙いがある。

商品予算計画 【平成23年 第32問】

 商品予算計画に関する算出数値として、最も不適切なものはどれか。

ア 1,800 円で仕入れた商品を売価値入率25%で販売する場合、販売価格は2,400 円である。

イ ある小売店の1年間の粗利益高が1,300 万円、年間平均在庫高(原価)が500 万円である場合、GMROI は260%である。

ウ ある商品の売上高粗利益率が30%であり、商品回転率が6回転である場合に、交差主義比率は5%である。

エ 期首商品棚卸高600 万円、期末商品棚卸高400 万円、年間売上高3,000 万円の場合に、商品回転率を求めると、6回転である。

GMROI を求める公式は、粗利益÷平均在庫高(原価)になります。
交差比率を求める公式は、粗利益÷平均在庫高(売価)になります。
商品回転率を求める公式は、売上高÷平均商品棚卸高になります。

GMROI 【平成24年 第26問】
 ある小売店では、年間売上高2,900 万円、期首在庫高(原価)800 万円、期中仕入高1,600万円、期末在庫高(原価)700 万円であった。この店のGMROI として最も適切なものはどれか。

ア 120%

イ 130%

ウ 160%

エ 180%

オ 200%

GMROI =粗利益/平均在庫高(原価)

 平均在庫高(原価)=(期首在庫高(原価)+期末在庫高(原価))÷2=(800+700)÷2=750(百万円)

 売上原価=期首在庫高(原価)+期中仕入高-期末在庫高(原価)

 粗利益=売上高-売上原価

 GMROI=粗利益÷平均在庫高(原価)

在庫高予算 【平成23年 第29問】

 ある小売店では、当月売上高予算250 万円、年間売上高予算2,400 万円、年間予定商品回転率が6回転である。この場合に、基準在庫法によって月初適正在庫高を算出するといくらになるか。最も適切なものを選べ。

ア 400 万円

イ 450 万円

ウ 500 万円

エ 600 万円

オ 650 万円

相乗積 【平成25年 第31問】

 小売業では、部門別などのグループごとに売上や粗利益などを管理する。そのひとつの指標として相乗積(利益相乗積係数)がある。小売店舗における相乗積に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア ある部門の相乗積は、店舗全体の粗利益高に占める当該部門の粗利益高の割合を示す。
イ ある部門の相乗積は、当該部門の売上高構成比と粗利益率の積である。
ウ すべての部門の相乗積の和は、店舗全体の粗利益率に等しくなる。
エ 部門ごとの相乗積を比較すると、最も利益を生み出している部門が分かる。

相乗積 = 各部門の売上高構成比 × 各部門の粗利益率

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