財務・会計 投資評価

内部収益率法の数式の解き方を理解するのに時間が掛かり情けなかったですが(汗)、解き方を修得出来てプチ感激です^^

 内部収益率は、投資案の正味現在価値をゼロとする割引率です。

 内部収益率法では、資本の調達コストである資本コストと内部収益率を比較し、内部収益率が資本コストを上回れば投資を行うことになります。

 会計的投資利益率法では、目標とする投資利益率と会計的投資利益率を比較し会計的投資利益率が目標とする投資利益率を上回れば投資を行うことになります。

 内部収益率は、投資案の正味現在価値をゼロとする割引率です。

 内部収益率法では、資本の調達コストである資本コストと内部収益率を比較し、内部収益率が資本コストを上回れば投資を行うことになります。

投資の経済性計算 【平成20年 第23問】

 投資の経済性計算に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 a 内部収益率は、投資案の正味現在価値をゼロとする割引率である。

 b 内部収益率は、投資案の割引キャッシュ・フローの和をゼロとする割引率である。

 c 収益性指数は、投資案の正味現在価値をその投資額で除して求められる。

 d 回収期間法は、回収後のキャッシュ・フローを無視している。

 e キャッシュ・フローが、当初マイナスでその後プラスになる投資案の場合、その正味現在価値は割引率が大きくなるほど大きくなる。

[解答群]

ア aとbとd 

イ aとcとd 

ウ bとcとe 

エ bとdとe

「割引キャッシュフローの和」と表現されているものが、つまり正味現在価値のことです。

 

フリーキャッシュフロー 【平成22年 第12問】

 A社の損益に関するデータは以下のとおりである。A社の減価償却費は1,000 千円であり、これは全額更新投資にあてられる。また、実効税率は40%であり、運転資本の増減はない。このとき、A社のフリー・キャッシュ・フローの金額として最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:千円)。

  (単位:千円)
 営業利益                10,000
 支払利息 4,000
 税引前利益 6,000
 法人税等 2,400
 当期純利益 3,600

[解答群]

ア 4,600 

イ 6,000 

ウ 7,000 

エ 7,400


 フリーキャッシュフロー=営業利益×(1-実効税率)+減価償却費-運転資本増加額-投資額。

 フリーキャッシュフロー=営業活動によるキャッシュフロー+投資活動によるキャッシュフロー。

設備投資のキャッシュフロー 【平成20年 第22問】

 設備投資のキャッシュ・フローを予測する際の説明として、最も適切なものはどれか。

ア 貸し付けている土地の貸借契約を解除し、そこに工場建設をする場合、この受取地代を反映させる必要はない。

イ 新製品投資によって、既存の製品のキャッシュ・フローが減少する場合、減少するキャッシュ・フローは新製品投資のキャッシュ・フローに反映させる。

ウ 投資の資金調達から生じる支払利息はキャッシュ・フローに反映させる。

エ 未使用の土地に工場建設をする場合、未使用の土地は簿価で評価して投資額に反映させる。

 選択肢エは、未使用の土地はそのままではキャッシュを生まないため、投資案のキャッシュフローには含めません。




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