運営管理 生産管理と生産方式 工場計画と開発設計 生産計画と生産統制 資材・在庫管理 IE(Industrial Engineering)

運営管理も馴染みが少なくて覚えることが盛り沢山です。

工場計画と工場レイアウト 【平成21年 第7問】

 工場計画に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 海外立地を検討する際の要因には、国内立地検討要因のほか、カントリーリスクなど、海外立地特有の要因が存在する。

イ 工場計画では、サプライチェーンマネジメントが優位性を発揮するための方策を考慮する必要がある。

ウ 工場計画は、敷地選定、建屋の設計、職場の設計、設備の設計、治工具の設計などが相互に関連して進められる。

エ 工場レイアウト設計におけるレイアウトのタイプは、製品の種類により、製品別、グループ別、工程別の3 つに分類される。

生産形態とレイアウト 【平成24年 第9問】

 生産される製品の種類と量により、基本的なレイアウトのタイプは、一般に、製品固定型、製品別、グループ別、工程別の4つに分類される。レイアウトのタイプと生産される製品の種類・量との組み合わせにおいて、最も関連性の強いものはどれか。

ア 製品固定型レイアウト-多品種少量生産

イ 製品別レイアウト-少品種多量生産

ウ グループ別レイアウト-少品種少量生産

エ 工程別レイアウト-中品種中量生産

SLP 【平成19年 第2問】

 システマティック・レイアウト・プランニングに関する分析として、最も不適切なものはどれか。

ア P-Q分析

イ アクティビティ相互関係の分析

ウ 基準日程の分析

エ 物の流れの分析

SLP は、工場のレイアウトを計画するための手法です。

SLP2 【平成25年 第3問】

 X社は、A、B、C の3種類の製品を、切断、穴あけ、プレス、旋盤、検査の5つの職場で加工している。工場レイアウトの検討を行うために、1日当たりの移動回数および移動距離を評価尺度として以下の条件①、②に基づいて分析を行った。

この分析・評価に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【条 件】

① 製品A、B、C の加工順序と1日当たりの生産ロット数は、表1に与えられている。職場間の移動は、生産ロット単位で行われている。

② 各職場間の移動距離は、製品によらず表2に与えられている。

〔解答群〕

ア 職場間の移動回数が0となる職場同士の組は、3個ある。

イ 職場間の移動回数が最も多いのは、旋盤と検査の間である。

ウ 職場間の移動距離の合計値が最も大きいのは、切断と穴あけの間である。

エ 製品ごとの移動距離の合計値が最も大きいのは、製品Aである。

製品設計 【平成20年 第14問】

 製品設計に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 機能設計は、期待する製品の性能を発揮するのに必要な機能とそれらの関連を求め、各機能を実現させる構造を求める活動である。

イ コンカレントエンジニアリングは、製品設計と製造、販売などの統合化、同時進行化を行うための方法である。

ウ 生産設計は、製品設計で指定した製品品質、生産量、納期を考慮した工程表や工程図を作成し、作業方法および生産設備を選定する活動である。

エ 製品設計は、期待する製品の性能を発揮させるために、構成部品の機能・形状とそれらの関連を決める活動である。

「機能設計」とは、期待する性能を発揮するのに必要な機能と構造を決定する活動です。

「コンカレントエンジニアリング」とは、設計・生産などの製品開発作業を、同時並行的に行う方法です。

VE 【平成22年 第5問】

 VE の「機能」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 基本機能は、必須機能と貴重機能に分類される。

イ 使用機能は、基本機能と二次機能に分類される。

ウ 製品の形や色彩などのデザイン的特徴に関わる機能を、貴重機能という。

エ 製品やサービスの使用目的に関わる機能を、使用機能という。

ブレーンストーミング 【平成23年 第5問】

 VE などにおいて、アイデアを発想する手法の1つとして用いられるブレーン・ストーミングの4つのルールに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 制約条件に合致したアイデアを考える。

イ できるだけ時間をかけてアイデアを考える。

ウ できるだけ質の高いアイデアを考える。

エ 人が出したアイデアをもとに、発展したアイデアを考える。

生産形態と生産計画 【平成21年 第3問】

 生産形態と生産計画の手法との組み合わせとして、最も関連性の強いものはどれか。

ア 個別単品生産 - ラインバランシング

イ 多品種少量生産 - PERT

ウ 多品種ロット生産- サイクリックスケジューリング

エ 単一品種多量生産- ジョブショップスケジューリング

工数計画 【平成28年 第11問】

工数計画およびそれに対応した余力管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 各職場・各作業者について手持仕事量と現有生産能力とを調査し、これらを比較対照したうえで手順計画によって再スケジュールをする。

イ 工数計画において、仕事量や生産能力を算定するためには、一般的に作業時間や作業量が用いられる。

ウ 工数計画において求めた工程別の仕事量と日程計画で計画された納期までに完了する工程別の仕事量とを比較することを並行的に進めていき、生産能力の過不足の状況を把握する。

エ 余力がマイナスになった場合に、就業時間の延長、作業員の増員、外注の利用、機械・設備の増強などの対策をとる。

生産計画は、手順計画、工数計画、日程計画に分けられます。

PERT 【平成19年 第17問】

PERTでは、アクティビティ間に定められた遂行順序に従ってアクティビティを連結し、一つのアローダイアグラムを作成する。

 次の図の結合点9から結合点10へのアクティビティ(9,10)の最早開始時刻として、最も適切なものはどれか。なお、円内の数値は結合点の番号を、結合点i,j間の矢線上の数値はアクティビティ(i,j)の所要時間を表している。

ア 25

イ 26

ウ 27

エ 28

PERT2 【平成30年 第6問】

 下表に示される作業A~Fで構成されるプロジェクトについて、PERTを用いて日程管理をすることに関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

作業作業日数先行作業
A3なし
B4なし
C3A
D2A
E3B,C,D
F3D

〔解答群〕

ア このプロジェクトのアローダイアグラムを作成するためには、ダミーが2本必要である。

イ このプロジェクトの所要日数は8日である。

ウ このプロジェクトの所要日数を1日縮めるためには、作業Fを1日短縮すればよい。

エ 作業Eを最も早く始められるのは6日後である。

ジョンソン法 【平成20年 第18問】

 2つの生産設備M1、M2 が直列に連結されたフローショップ工程で、5つのジョブの総処理時間を最小にする生産スケジュールについて考える。すなわち、各ジョブは、まず、生産設備M1 で処理され、次にM2 で処理される。ただし、各生産設備は、1度に1つのジョブしか処理できないものとする。

 各ジョブの各生産設備における処理時間が下表に示されるとき、最小の総処理時間(すべてのジョブの処理を完了するまでの時間)を下記の解答群から選べ。

表 処理時間データ

  M1  M2 
 ジョブ1 55
 ジョブ2 64
 ジョブ3 43
 ジョブ4 28
 ジョブ5 57
合計2227

〔解答群〕

ア 27

イ 29

ウ 31

エ 33



需要予測 【平成20年 第29問】
 需要予測に関する次の記述について、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 移動平均法や指数平滑法は、データのノイズの除去には適さない。
b 需要量に影響を及ぼす諸要因の構造分析には、多変量解析が用いられることがある。
c 需要予測は、品目単位で詳細に行うほど当該カテゴリー全体の予測精度が向上する。
d 製品の普及率の推移は、ロジスティック曲線が当てはまることが多い。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとc
工 bとd
オ cとd

指数平滑法 【平成27年 第9問】
 ある会社では、商品の需要予測に指数平滑法(平滑化定数α=0.4)を用いている。当期の需要予測値75に対し、需要実績値は55であった。次期の需要予測値として、最も適切なものはどれか。
ア 63
イ 65
ウ 67
エ 69 

来期予測値 = 今期予測値 + 平滑化指数 X (今期実績値 - 今期予測値)

生産統制 【平成21年 第1問】
 工程管理における生産統制に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 生産統制における管理の担当者は、主として現場の管理者や監督者である。
イ 生産統制には、一般に生産の実績の報告と、その評価が含まれる。
ウ 生産統制は、現品管理と余力管理の2 つの機能から構成される。
エ 生産統制は、工程管理機能の一環であり、生産計画に対応する活動である。


管理方式 【平成22年 第9問】
 工程管理方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 追番管理方式では、製作番号が異なれば同じ部品であっても違った部品として管理される。
イ 常備品管理方式は、部品の調達リードタイムが長い場合に有効である。
ウ 生産座席予約システムでは、完成品や仕掛品の現品管理が容易である。
エ 製番管理方式は、受注見積りの時点で信頼できる納期を提示できる。



かんばん方式 【平成29年 第9問】
かんばん方式に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア かんばんは、あらかじめ定められた工程間、職場間で循環的に用いられる。
イ かんばん方式を導入することにより、平準化生産が達成される。
ウ 仕掛けかんばんには、品名、品番、工程名、生産指示量、完成品置場名などが記載される。
エ 引取かんばんのかんばん枚数によって、工程間における部材の総保有数を調整することができる。



部品構成表 【平成23年 第9問】
最終製品XとYの部品構成表が下図に与えられている。( )内の数は親に対して必要な部品の個数を示している。製品Xを10 個、製品Yを5個生産するのに必要な部品eの数量に最も近いものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 50

イ 60

ウ 70

エ 80


発注方式 【平成22年 第13問】

在庫管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 定期発注方式の発注間隔は、取引先との関係や生産計画サイクル、さらに経済性などを考慮して決められる。

イ 定期発注方式は、あらかじめ定められた発注間隔で、発注の都度、発注量を決めて発注する方式である。

ウ 定量発注方式の発注点は、調達期間中の推定需要量と安全在庫量の和として求められる。

エ 定量発注方式は、実在庫水準が発注点を下回った時点で一定量を発注する方式である。

定量発注方式 【平成19年 第16問】

日々変動する需要に対して定量発注方式を用いる在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 一定の発注点と発注量に対し、需要量変動が増加すると、年間の品切れ量は、減少する。

イ 一定の発注点と発注量に対し、納入リードタイムが短くなると、年間の品切れ量は、増加する。

ウ 一定の発注点に対し、発注量を増加させると、年間の品切れ量は、減少する。

エ 一定の発注量に対し、発注点を高くすると、年間の品切れ量は、増加する。

ABC分析 【平成21年 第14問】

在庫のABC 管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア B品目では、数量に応じて類似品をグループ化し、グループごとに予測・発注・納入を行うことに重点が置かれる。

イ 在庫金額の多いA品目では、在庫の削減よりも、むしろ、発注業務や伝票作成などの管理事務の手間を省くことに重点が置かれる。

ウ 在庫金額の少ないC品目では、現品管理を徹底し、納入時点をきめ細かく指示して余分な発注を慎むことに重点が置かれる。

エ 在庫のABC 管理では、横軸に品目を在庫金額の少ない順に、縦軸に在庫金額を示したABC 曲線が用いられる。

購買管理 【平成19年 第13問】

購買管理に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 購買計画は、購買方針、生産計画に基づいて、購入する品目、数量、納期、予算などを決める活動である。

イ 購買は、生産または営業に必要な設備、原材料、部品、消耗品などを購入する活動である。

ウ 購買費用は、資材等の購入のために発生する費用をいい、人件費、運搬費、受け入れ検査費などが含まれる。

エ コック倉庫方式は、毎月継続するような標準品などを購買先の倉庫に預け、納入すると同時に買い付けをしたとする購買方式である。

外注管理 【平成23年 第11問】

製造企業において外注を利用する意義に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 景気等による需要変動に対する安全弁として利用できる。

イ 社内製作に必要とされる生産設備や要員の固定費を削減できる。

ウ 垂直的分業によって、他社の生産技術や生産設備を利用できる。

エ 品質、コスト、納期、数量を容易に管理できる。

内外作区分 【平成28年 第12問】

内外作区分に関連する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 一過性の需要に対応するためには、生産設備を増強して、内作で対応することが好ましい。

イ 自社が特殊な技術を持っており、その優位性を維持するためには、該当する部品を継続的に内作することが好ましい。

ウ 特許技術のような特に優れた技術を他社が持っている場合には、外作することが好ましい。

エ 秘密性や重要性が低い部品で、自社において稼働率が低く、コストが引き合わないときには外作することが好ましい。

IE(Industrial Engineering)
工程分析 【平成22年 第15問】

 製品工程分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 工程図記号における滞留は、原料、材料、部品または製品を、計画により貯えている過程を表すものである。

イ 工程図記号には、複数の要素工程を同時に表示するために基本図記号を組み合わせて用いる、複合記号がある。

ウ 工程図記号は基本図記号と補助図記号に分類され、基本図記号には、加工、運搬、貯蔵、滞留、検査の5つがある。

エ 製品工程分析は、生産する作業者を中心に、原材料、部品などが製品化される過程を工程図記号で表して調査・分析する手法である。

工程分析・動作研究 【平成20年 第7問】

 ある社員食堂において、食事をする人の流れの問題点を見いだしたい。次の条件のもとで用いられる生産管理の分析手法として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。

【条件】

 食事をする人は、出入り口から入り、食券を購入し、トレーを取り、カウンターで食事を受け取り、はしやお茶のエリアで必要なものを取り、席で食事をし、食器の載ったトレーを棚に返却し、出入り口から出る。

〔解答群〕

ア 稼働分析

イ 作業者工程分析

ウ 流動数分析

エ レイアウト分析

作業者工程分析 【平成26年 第17問】

 以下の①~④に示す事象に対して作業者工程分析を行った。「作業」に分類された事象の数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

①対象物を左手から右手に持ち替える。

②機械設備での対象物の加工を作業者が監視する。

③対象物を加工するための前準備や加工後の後始末をする。

④出荷のために対象物の数量を確認する。

〔解答群〕

 ア 1個

 イ 2個

 ウ 3個

 エ 4個

物の流れの分析 【平成24年 第8問】
 物の流れの分析手法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア P-Q チャートは、横軸に製品種類P をとり、縦軸に生産量Q をとって、生産量Qの大きい順に並べて作成される。
イ 運搬活性示数は、対象品の移動のしやすさを示す数で、バラ置きの対象品を移動する場合、①まとめる、②起こす、③移動する、という3つの手間が必要となる。
ウ 流れ線図(フローダイヤグラム)では、物や人の流れ、逆行した流れ、隘路、無用な移動、配置の不具合が視覚的に把握できる。
エ 流入流出図表(フロムツウチャート)は、多品種少量の品物を生産している職場の、機械設備および作業場所の配置計画をするときに用いられる。

マテリアルハンドリング 【平成29年 第13問】
 工場内でのマテリアルハンドリングに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 運搬活性示数は、置かれている物品を運び出すために必要となる取り扱いの手間の数を示している。イ 運搬管理の改善には、レイアウトの改善、運搬方法の改善、運搬制度の改善がある。
ウ 運搬工程分析では、モノの運搬活動を「移動」と「取り扱い」の2つの観点から分析する。
エ 平均活性示数は、停滞工程の活性示数の合計を停滞工程数で除した値として求められる。

動作研究 【平成21年 第18問】
 生産システム内での作業者の動きや作業方法の問題点を明らかにする分析手法として、最も不適切なものはどれか。
ア P-Q分析
イ サーブリッグ分析
ウ 両手動作分析
エ 連合作業分析

ワークサンプリング法 【平成28年 第16問】

 人の作業者が電気部品の組み立てを行っている工程でワークサンプリング法を実施した結果が下表に示されている。この実施結果から算出される「主体作業」と「職場余裕」の時間構成比率の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

ア 主体作業:58% 職場余裕:11%

イ 主体作業:58% 職場余裕:12%

ウ 主体作業:70% 職場余裕:11%

エ 主体作業:70% 職場余裕:12%

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