経済学・経済政策 企業行動と供給曲線 市場均衡

等費用線 【平成29年 第15問】

 下図には、等費用線が描かれている。この等費用線に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 資本のレンタル価格が上昇する場合、横軸上の切片Bは不変のままで、縦軸上の切片Aが上方に移動する。〇×
資本の費用であるrが上昇すると、横軸の切片はc/wなので変化はありませんが、縦軸の切片C/rは分母が上昇するので下方に移動

イ 縦軸上の切片Aは、資本の最大投入可能量を示している。?〇?×〇
資本の最大投入可能量ということは、労働量がゼロであることを意味しています。グラフ上では労働量がゼロのときは縦軸切片A

ウ 賃金率が上昇する場合、横軸上の切片Bは不変のままで、縦軸上の切片Aが下方に移動する。×
賃金率wが上昇した場合には、横軸上の切片であるB=C/wの分母wが上昇するのでBは左方に移動

エ 費用が減少すると、等費用線は右方にシフトする。×
費用Cが減少すると、縦軸上の切片A=C/rは下方にシフトし、横軸上の切片B=C/wは左方に移動します。従って、等費用線は左方、下方にシフト

等費用線【令和元年 第15問(設問1)】

 下図は、産出と費用の関係を描いたものである。労働と資本の両方を可変的インプットとして、生産要素の投入と生産物の産出との関係を描いたものが等産出量曲線である。また、等費用線は、一定の費用のもとで労働と資本をどのくらい投入することが可能かを表している。

 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問1)

 等費用線のシフトに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 資本のレンタル価格が上昇した場合、横軸の切片は不変のままで、縦軸の切片が下方に移動する。〇w/rの分母rが上昇
  2. 賃金率が下落した場合、縦軸の切片は不変のままで、横軸の切片が左方に移動する。×
  3. 賃金率の上昇と同じ割合で資本のレンタル価格が下落すれば、等費用線の傾きは変わらない。×w↑/r↓となることから、傾きの絶対値は上昇
  4. 費用が増加すると、等費用線が左方に平行移動する。?×C↑/wとなり、右方に移動します。また、グラフの点AがC↑/rとなり、等費用線は上方に移動

等費用線【令和元年 第15問(設問2)】

 下図は、産出と費用の関係を描いたものである。労働と資本の両方を可変的インプットとして、生産要素の投入と生産物の産出との関係を描いたものが等産出量曲線である。また、等費用線は、一定の費用のもとで労働と資本をどのくらい投入することが可能かを表している。

 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問2)

 等費用線が右方に平行移動した場合の記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eと費用は同じであるが、賃金率と資本のレンタル価格がともに高い水準で達成される。?×
  2. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも産出量が高い水準で達成される。?×〇等費用線の右方への平行移動は賃金率や資本のレンタル価格が変わらず、生産要素の投入量が増加したことを意味します。等費用線の右方への平行移動により、より多くの生産量が達成
  3. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも産出量が低い水準で達成される。?×
  4. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも労働と資本がともに少ない水準で達成される。?〇×

利潤最大化 【平成27年 第17問】

 いま、下図において、ある財の平均費用曲線と限界費用曲線、および当該財の価格が描かれており、価格と限界費用曲線の交点dによって利潤を最大化する生産量q が与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを以下の解答群から選べ。

[解答群]
ア 利潤が最大となる生産量のとき、四角形adqoによって平均可変費用の大きさが示される。×

イ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形adqoによって利潤の大きさが示される。×

ウ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形bcqoによって収入の大きさが示される。×

エ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形bcqoによって総費用の大きさが示される。〇

費用と利潤の関係 【平成23年 第20問】

 完全競争下における企業の短期供給曲線の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 「価格=限界費用=平均費用」のとき、操業停止の状態に陥る。×

b 「価格=限界費用>平均費用」のとき、利潤は黒字になる。〇

c 「価格=限界費用=平均可変費用」のとき、利潤は赤字になり、その赤字幅は可変費用に等しくなる。×

d 「平均費用>価格=限界費用>平均可変費用」のとき、利潤は赤字になるが、可変費用のすべてを回収した上で、固定費用の一部をまかなった状態にある。〇

[解答群]

ア aとc 

イ aとd 

ウ bとc 

エ bとd〇

従量税の税負担 【平成29年 第11問】

 下図によって間接税(従量税)の経済効果を考える。需要曲線をD、課税前の供給曲線をS、課税後の供給曲線を S′で表す。税は生産物単位当たり t とし、納税義務者は生産者とする。下図では、税負担がすべて消費者に転嫁されている。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 税負担がすべて消費者に転嫁されるとき、消費者の支払う税額は四角形PEE′P′ で示される。?〇、税負担=t×{PE(=P’E’)}

b 税負担がすべて消費者に転嫁されるとき、生産者の受け取る価格は課税前に比べて t だけ低下する。×生産者の受け取る価格はP’となり、税額tは、生産者が納税義務者

c 税負担がすべて消費者に転嫁されるのは、需要の価格弾力性がゼロだからである。〇価格の需要弾力性がゼロであることが、消費者が全ての税負担を負う(担税者)ことを意味

d 税負担がすべて消費者に転嫁されるのは、生産量の増加に伴って限界費用が増加するからである。×税負担がすべて消費者に転嫁される理由は需要曲線が垂直、つまり価格の需要弾力性がゼロであるため

[解答群]

ア aとc 〇 イ aとd  ウ bとc  エ bとd

需要曲線Dが垂直であることは、価格が増減しても数量が変わらないこと
需要の価格弾力性がゼロ

費用関数【平成30年 第19問】

 下図は、生産と費用の関係を描いたものである。ここでは、ある生産要素の投入は変化するが、他の生産要素の投入は変化しない。つまり、少なくとも1つは固定的インプットが存在する短期の費用関数を考える。


 この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 原点O と点Bを結んだ線の傾きによって、平均費用が求まる。×

b 総費用曲線を見ると、点Dから点Aまでは費用逓増型、点Aから右は費用逓減型となっている。×

c 点Eでは、平均費用と限界費用が一致する。〇

d 平均費用が最小になる生産量より、平均可変費用が最小になる生産量の方が少ない。〇

〔解答群〕

  1. aとb
  2. aとd
  3. bとc
  4. cとd

限界費用・平均可変費用の計算 【平成25年 第16問】

いま、競争的市場である製品を生産する企業を考える。総費用TCが当該製品の生産量xの関数として以下のように与えられている。ただし、x>0とする。

TC = 224 + 6x - 2x2 + x3

この費用関数に基づいて計算された限界費用と平均可変費用の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 6 -4x + 3x2 限界

b 6 -2x + x2 平均可変

c 224/x+ 6 -2x +x2

d -4x + 3x2

[解答群]

ア aとb〇

イ aとc

ウ bとc

エ bとd

 総費用曲線 【平成27年 第15問】

 下図には、固定費用Fと可変費用で構成される総費用曲線が描かれている。また、原点から始まり総費用曲線と点Kで接する補助線Aと、固定費用Fから始まり総費用曲線と点Mで接する補助線B が描かれている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 生産量Q2 は、平均費用が最小となる生産量である。〇

イ 平均可変費用と限界費用が一致する点は操業停止点といわれ、図中で点Kがこれに該当する。×

ウ 平均費用と限界費用が一致する点は損益分岐点といわれ、図中で点Mがこれに該当する。×

エ  平均費用と平均可変費用は、生産量Q1で一致する。×

総費用曲線2 【平成29年 第14問】

 下図には、総費用曲線が描かれている。生産が行われないときの費用は点Aで示されている。この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア AFを1とすると、BFが平均可変費用を表している。〇

イ 原点と点Cを結ぶ直線の傾きが限界費用を表している。×

ウ 産出量Q0における可変費用はFGに等しい。×

エ 産出量Q1における固定費用は、Q0における固定費用にHIを加えたものである。×

オ 点Cにおける総費用曲線の接線の傾きが平均費用を表している。?×

生産関数 【平成26年 第13問】(設問1)

下図の形状をした生産関数について下記の設問に答えよ。ただし、ここでの生産に投入

される要素は労働のみであり、その投入量はゼロより大きいものとする。

(設問1)

 この図に関する説明として最も適切なものはどれか。

ア この生産関数では、限界生産物は労働の投入量が増加するほど大きくなる。×

イ この生産関数では、ある労働の投入量のもとで平均生産物は限界生産物よりも大きい。〇

ウ この生産関数では、平均生産物は労働の投入量が増加するほど大きくなる。×

エ この生産関数は、収穫一定であることを示している。×

生産関数 【平成26年 第13問】(設問2)

下図の形状をした生産関数について下記の設問に答えよ。ただし、ここでの生産に投入

される要素は労働のみであり、その投入量はゼロより大きいものとする。

(設問2)

 この図に描かれた生産関数を用いて、縦軸に実質賃金を、横軸に労働量を取り、労働

需要曲線を導出する。このとき、労働需要に関する説明として最も適切なものはどれか。

ア 企業の利潤最大化行動を前提として導出される労働需要曲線は、右下がりとなる。〇

イ 利潤最大化を目指す企業は、生産関数の接線の傾きが生産物価格と一致するように、労働量を決定する。?×

ウ 利潤最大化を目指す企業は、労働の限界生産物がゼロとなるところに労働量を決定するため、労働需要曲線は水平になる。×

エ 労働需要が実質賃金の増加関数であることは、古典派の第二公準として知られている。×

等費用線 【平成29年 第15問】

 下図には、等費用線が描かれている。この等費用線に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 資本のレンタル価格が上昇する場合、横軸上の切片Bは不変のままで、縦軸上の切片Aが上方に移動する。×?〇×下方

イ 縦軸上の切片Aは、資本の最大投入可能量を示している。〇?×〇

ウ 賃金率が上昇する場合、横軸上の切片Bは不変のままで、縦軸上の切片Aが下方に移動する。?〇×Bは左方に移動

エ 費用が減少すると、等費用線は右方にシフトする。×左方、下方にシフト

等費用線【令和元年 第15問(設問1)】

 下図は、産出と費用の関係を描いたものである。労働と資本の両方を可変的インプットとして、生産要素の投入と生産物の産出との関係を描いたものが等産出量曲線である。また、等費用線は、一定の費用のもとで労働と資本をどのくらい投入することが可能かを表している。

 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問1)

 等費用線のシフトに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 資本のレンタル価格が上昇した場合、横軸の切片は不変のままで、縦軸の切片が下方に移動する。×〇
  2. 賃金率が下落した場合、縦軸の切片は不変のままで、横軸の切片が左方に移動する。〇×c/wは上昇します。従って、縦軸の切片は不変のままで、横軸の切片が右方に移動
  3. 賃金率の上昇と同じ割合で資本のレンタル価格が下落すれば、等費用線の傾きは変わらない。×w↑/r↓となることから、傾きの絶対値は上昇
  4. 費用が増加すると、等費用線が左方に平行移動する。×費用が増加すると、グラフの点BがC↑/wとなり、右方に移動します。また、グラフの点AがC↑/rとなり、等費用線は上方に移動

等費用線【令和元年 第15問(設問2)】

 下図は、産出と費用の関係を描いたものである。労働と資本の両方を可変的インプットとして、生産要素の投入と生産物の産出との関係を描いたものが等産出量曲線である。また、等費用線は、一定の費用のもとで労働と資本をどのくらい投入することが可能かを表している。

 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問2)

 等費用線が右方に平行移動した場合の記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eと費用は同じであるが、賃金率と資本のレンタル価格がともに高い水準で達成される。×
  2. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも産出量が高い水準で達成される。〇
  3. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも産出量が低い水準で達成される。×
  4. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも労働と資本がともに少ない水準で達成される。×

利潤最大化 【平成27年 第17問】

 いま、下図において、ある財の平均費用曲線と限界費用曲線、および当該財の価格が描かれており、価格と限界費用曲線の交点dによって利潤を最大化する生産量q が与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを以下の解答群から選べ。

[解答群]

ア 利潤が最大となる生産量のとき、四角形adqoによって平均可変費用の大きさが示される。×

イ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形adqoによって利潤の大きさが示される。×

ウ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形bcqoによって収入の大きさが示される。×

エ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形bcqoによって総費用の大きさが示される。〇

費用と利潤の関係 【平成23年 第20問】

 完全競争下における企業の短期供給曲線の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 「価格=限界費用=平均費用」のとき、操業停止の状態に陥る。×

b 「価格=限界費用>平均費用」のとき、利潤は黒字になる。〇

c 「価格=限界費用=平均可変費用」のとき、利潤は赤字になり、その赤字幅は可変費用に等しくなる。×

d 「平均費用>価格=限界費用>平均可変費用」のとき、利潤は赤字になるが、可変費用のすべてを回収した上で、固定費用の一部をまかなった状態にある。〇

[解答群]

ア aとc 

イ aとd 

ウ bとc 

エ bとd〇

従量税の税負担 【平成29年 第11問】

 下図によって間接税(従量税)の経済効果を考える。需要曲線をD、課税前の供給曲線をS、課税後の供給曲線を S′で表す。税は生産物単位当たり t とし、納税義務者は生産者とする。下図では、税負担がすべて消費者に転嫁されている。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 税負担がすべて消費者に転嫁されるとき、消費者の支払う税額は四角形PEE′P′ で示される。〇

b 税負担がすべて消費者に転嫁されるとき、生産者の受け取る価格は課税前に比べて t だけ低下する。×

c 税負担がすべて消費者に転嫁されるのは、需要の価格弾力性がゼロだからである。〇

d 税負担がすべて消費者に転嫁されるのは、生産量の増加に伴って限界費用が増加するからである。×

[解答群]

ア aとc〇  イ aとd  ウ bとc  エ bとd

費用関数【平成30年 第19問】

 下図は、生産と費用の関係を描いたものである。ここでは、ある生産要素の投入は変化するが、他の生産要素の投入は変化しない。つまり、少なくとも1つは固定的インプットが存在する短期の費用関数を考える。


 この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 原点O と点Bを結んだ線の傾きによって、平均費用が求まる。×

b 総費用曲線を見ると、点Dから点Aまでは費用逓増型、点Aから右は費用逓減型となっている。×

c 点Eでは、平均費用と限界費用が一致する。〇

d 平均費用が最小になる生産量より、平均可変費用が最小になる生産量の方が少ない。〇

〔解答群〕

  1. aとb
  2. aとd
  3. bとc
  4. cとd〇

限界費用・平均可変費用の計算 【平成25年 第16問】

いま、競争的市場である製品を生産する企業を考える。総費用TCが当該製品の生産量xの関数として以下のように与えられている。ただし、x>0とする。

TC = 224 + 6x - 2x2 + x3

この費用関数に基づいて計算された限界費用と平均可変費用の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 6 -4x + 3x2 限界

b 6 -2x + x2 平均

c 224/x+ 6 -2x +x2 限界×

d -4x + 3x2

[解答群]

ア aとb〇

イ aとc〇×

ウ bとc

エ bとd

限界費用MCは、総費用TCを生産量xで微分したもの
平均可変費用AVCは可変費用VCを生産量xで割ったもの

総費用曲線 【平成27年 第15問】

 下図には、固定費用Fと可変費用で構成される総費用曲線が描かれている。また、原点から始まり総費用曲線と点Kで接する補助線Aと、固定費用Fから始まり総費用曲線と点Mで接する補助線B が描かれている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 生産量Q2 は、平均費用が最小となる生産量である。〇平均費用が最小となるということは、原点から総費用曲線上の点を結んだ直線の傾きが最小となるということ

イ 平均可変費用と限界費用が一致する点は操業停止点といわれ、図中で点Kがこれに該当する。×損益分岐点

ウ 平均費用と限界費用が一致する点は損益分岐点といわれ、図中で点Mがこれに該当する。×点Mは操業停止点

エ  平均費用と平均可変費用は、生産量Q1で一致する。×

総費用曲線2 【平成29年 第14問】

 下図には、総費用曲線が描かれている。生産が行われないときの費用は点Aで示されている。この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア AFを1とすると、BFが平均可変費用を表している。〇

イ 原点と点Cを結ぶ直線の傾きが限界費用を表している。×

ウ 産出量Q0における可変費用はFGに等しい。×

エ 産出量Q1における固定費用は、Q0における固定費用にHIを加えたものである。×

オ 点Cにおける総費用曲線の接線の傾きが平均費用を表している。×

生産関数 【平成26年 第13問】(設問1)

下図の形状をした生産関数について下記の設問に答えよ。ただし、ここでの生産に投入

される要素は労働のみであり、その投入量はゼロより大きいものとする。

(設問1)

 この図に関する説明として最も適切なものはどれか。

ア この生産関数では、限界生産物は労働の投入量が増加するほど大きくなる。×

イ この生産関数では、ある労働の投入量のもとで平均生産物は限界生産物よりも大きい。〇

ウ この生産関数では、平均生産物は労働の投入量が増加するほど大きくなる。×

エ この生産関数は、収穫一定であることを示している。×

生産関数 【平成26年 第13問】(設問2)

下図の形状をした生産関数について下記の設問に答えよ。ただし、ここでの生産に投入

される要素は労働のみであり、その投入量はゼロより大きいものとする。

(設問2)

 この図に描かれた生産関数を用いて、縦軸に実質賃金を、横軸に労働量を取り、労働

需要曲線を導出する。このとき、労働需要に関する説明として最も適切なものはどれか。

ア 企業の利潤最大化行動を前提として導出される労働需要曲線は、右下がりとなる。〇

イ 利潤最大化を目指す企業は、生産関数の接線の傾きが生産物価格と一致するように、労働量を決定する。×

ウ 利潤最大化を目指す企業は、労働の限界生産物がゼロとなるところに労働量を決定するため、労働需要曲線は水平になる。×

エ 労働需要が実質賃金の増加関数であることは、古典派の第二公準として知られている。×

等費用線 【平成29年 第15問】

 下図には、等費用線が描かれている。この等費用線に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 資本のレンタル価格が上昇する場合、横軸上の切片Bは不変のままで、縦軸上の切片Aが上方に移動する。×

イ 縦軸上の切片Aは、資本の最大投入可能量を示している。〇

ウ 賃金率が上昇する場合、横軸上の切片Bは不変のままで、縦軸上の切片Aが下方に移動する。×Bは左方に移動

エ 費用が減少すると、等費用線は右方にシフトする。×

 等費用線【令和元年 第15問(設問1)】

 下図は、産出と費用の関係を描いたものである。労働と資本の両方を可変的インプットとして、生産要素の投入と生産物の産出との関係を描いたものが等産出量曲線である。また、等費用線は、一定の費用のもとで労働と資本をどのくらい投入することが可能かを表している。

 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問1)

 等費用線のシフトに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 資本のレンタル価格が上昇した場合、横軸の切片は不変のままで、縦軸の切片が下方に移動する。〇
  2. 賃金率が下落した場合、縦軸の切片は不変のままで、横軸の切片が左方に移動する。×横軸の切片が右方に移動
  3. 賃金率の上昇と同じ割合で資本のレンタル価格が下落すれば、等費用線の傾きは変わらない。×
  4. 費用が増加すると、等費用線が左方に平行移動する。×

等費用線【令和元年 第15問(設問2)】

 下図は、産出と費用の関係を描いたものである。労働と資本の両方を可変的インプットとして、生産要素の投入と生産物の産出との関係を描いたものが等産出量曲線である。また、等費用線は、一定の費用のもとで労働と資本をどのくらい投入することが可能かを表している。

 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問2)

 等費用線が右方に平行移動した場合の記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eと費用は同じであるが、賃金率と資本のレンタル価格がともに高い水準で達成される。×
  2. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも産出量が高い水準で達成される。〇
  3. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも産出量が低い水準で達成される。×
  4. 新しい等費用線における費用最小化は、点Eよりも労働と資本がともに少ない水準で達成される。×

利潤最大化 【平成27年 第17問】

 いま、下図において、ある財の平均費用曲線と限界費用曲線、および当該財の価格が描かれており、価格と限界費用曲線の交点dによって利潤を最大化する生産量q が与えられている。この図に関する説明として、最も適切なものを以下の解答群から選べ。

[解答群]

ア 利潤が最大となる生産量のとき、四角形adqoによって平均可変費用の大きさが示される。×

イ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形adqoによって利潤の大きさが示される。×

ウ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形bcqoによって収入の大きさが示される。×

エ 利潤が最大となる生産量のとき、四角形bcqoによって総費用の大きさが示される。〇

費用と利潤の関係 【平成23年 第20問】

 完全競争下における企業の短期供給曲線の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 「価格=限界費用=平均費用」のとき、操業停止の状態に陥る。×

b 「価格=限界費用>平均費用」のとき、利潤は黒字になる。〇

c 「価格=限界費用=平均可変費用」のとき、利潤は赤字になり、その赤字幅は可変費用に等しくなる。×赤字幅は固定費用と等しくなる

d 「平均費用>価格=限界費用>平均可変費用」のとき、利潤は赤字になるが、可変費用のすべてを回収した上で、固定費用の一部をまかなった状態にある。〇

[解答群]

ア aとc 

イ aとd 

ウ bとc 

エ bとd〇

市場均衡

市場均衡が達成されているときの価格を市場均衡価格、取引量を市場均衡取引量という。

ワルラス的調整過程とマーシャル的調整過程



ワルラス的調整過程では、超過供給が発生している場合、価格が下落することによって需給が調整される。

ワルラス的調整過程

 価格によって均衡点に調整

マーシャル的調整過程

 供給量によって均衡点に調整

 ワルラス的調整過程は価格調整。マーシャル的調整過程は数量調整

蜘蛛の巣理論

① 生産者は前期の価格を参考にして、当期の生産量を決定する

② 当期に生産されたものはすべて当期中に販売される価格がつけられる。

需要曲線と供給曲線の変化



上級財の場合、所得が増加すると、均衡価格が上昇し、均衡需給量は増加する。

社会的総余剰

社会的総余剰は、グラフにおいて、縦軸と市場需要曲線と市場供給曲線とで囲まれた部分で表される。

資源配分

パレート最適とは、他の誰かの効用を犠牲にしない限り、他の誰かの効用を改善できない状況のことをいう。

課税による余剰への影響

需要と供給の法則により、D=Sとなるので、数量Q=D=S


 需要曲線や供給曲線の形状による余剰への影響

供給の価格弾力性が小さい財に課税することにより、社会的総余剰の減少を小さくすることができる。

供給曲線や需要曲線の傾き
傾きが急なほど → 社会的総余剰の減少が小さくなる
傾きが緩やかなほど → 社会的総余剰の減少が大きくなる

ラムゼイ・ルール

ラムゼイ・ルールによると、必需品に高い税率を課すべきだとされる。より弾力的な奢侈品に低い税率を課し、より非弾力的な必需品に高い税率を課すことが、総税収額を増加させ「税の効率性」に適うと判断

地域経済統合

自由貿易協定 FTA

早速学習マップを取り入れた学習習慣を開始、朝と就寝前に見返すことにしてみました。一科目全体を5分10分で再確認出来るツールは忘却防止に助かりそうです。


朝1発目のモーニング不正解、ありがとう

2巡目なのに初見問題が多い感じがするのも嫌だ。

微分、分かったつもりが分かってませんでしたw

蜘蛛の巣理論、名称と形は印象的だから覚えてたけど、肝心の中身忘れw

課税による余剰への影響の計算方法、激しく忘却

ラムゼイ・ルールも印象深い名称だから覚えてるけど肝心の内容忘れ。。

2021年02月10日 (水) の学習履歴
5時間
過去問セレクト講座-1次試験全科目セット[2021年度試験対応]1時間46分(1レッスン終了)
科目5 経済学・経済政策1時間46分
過去問セレクト演習-5-2 企業行動と供給曲線1時間46分 11/12点
スマート問題集-1次試験全科目セット [2021年度試験対応]1時間12分(1レッスン終了)
科目5 経済学・経済政策1時間12分
スマート問題集:5-3 市場均衡1時間12分 10/16点
その他の学習履歴2時間02分
問題集1時間37分
その他25分00秒
中小企業診断士
いいね! 19


 



Share Button