令和元年 12月09日開催の盆栽ワークショップ講師育成事業第7回講座を受講しました。
受講内容 寒紅梅寄植え
準備された材料を元に、今回の制作である寒紅梅寄植えについて受講しました。
暖かい場所に置くと2週間位で開花するので野外に置くとか冷蔵庫に入れるとかで時期を調節出来ます。
綺麗な花にしたければ室内ではなくて日光の当たる場所に置くのが良いです。
肥料で大事なのは春です。
薬剤はいつものベニカファインスプレーが便利です。
大きい芽が花芽、小さい芽が葉芽です。
咲いた後の剪定は葉芽を1・2箇所残して切るのがコツです。
花芽は花が咲いたら落ちます。
そして葉芽を残さないと新しい枝が伸びません。
枝の向きを修正したい場合は針金で向きを変えると1年位で固まります。
梅は生命力が強いので軸だけにしても復活します。
次は寄植えの配置・石組みの手法です。
左に間を取るのを左流れとも呼びます。
こんな形です。
左側の小が大きいと全体的に違和感が出ます。
左側の小が無くても纏まっています。
右流れも同様です。
手前に間を取る配置です。
奥に間を取る配置です。
手前に間を取るのは広い庭に有効で、奥に間を取るのは狭い庭に有効です。
裏から見ても綺麗に見える様に目指します。
「銘木に裏表なし」という格言もあります。
左流れは左に弱いところをとる意味です。
鉢植えで寄せたいけど根が邪魔な場合は右上図の様に刈り取った位置に別木を植えます。
寒紅梅の根を切り取って寄植えしました。
黒土と小石と苔で化粧していきます。
白砂を置く部分を明確にし、水をかけて黒土を固めます。
白石をスプーンで少しづつ置いていきます。
出来ました!通常は白砂部分は池を表しますが、今回は豊島美術館をイメージしました。
以上