日創研NEWSレター4月22日より
「先般、インパクトの強い報道がされました。
それは、 国際通貨基金(IMF)が2020年の世界経済の成長率予測を
マ イナス3.0%と発表したことです。
リーマン・ ショックの時ですらマイナス0.1%です。
ちなみに、世界経済の GDPの損失額は、
リーマン・ショックの時で2兆ドルに対し、 今回は5兆ドルとの予測です。
「大恐慌以来、最悪の不況を経験する可能性が高い」
IMFは見通しで危機感を示しています。
更に、IMFの発表以前に、日経の九州版では
月刊誌「 理念と経営」や「新春経営者セミナー」にてお世話になった
JR九 州の唐池会長が次の様に述べておられました。
「リーマン・ ショックほどの落ち込みにはならないとの見方があるが、
私は違うと思う。
ホテルや航空業界など幅広い産業に壊滅的な被害が出ている。
第2 次世界大戦や世界恐慌に相当する影響。」
いたずらに不安を煽る訳ではありませんが、最悪シナリオを視野に
現実と向き合う必要が高まっているのではな いでしょうか?
ちなみに唐池会長の考えておられる対策は、
・減便や未着手の開発プロジェクトの見直しなど、
聖域なきコスト 削減に取り組む
・駅ビルのテナント店には賃料の減額、支払いの先送りなど、
収入 を得ることより、取引先との関係を重視
・商業施設のあり方を考え直すなど、ビジネスモデルの改革
と述べておられます。
日々、私も会員企業様と話をする中、緊急事態宣言が出された4月 以降では、
業績が一段と悪化、そして、 業績の悪化している業種の拡がりを
実感しています。
コロナ危機への対策は「時間との勝負」です。
「スピード経営」を実践しなければ、生き残れません。
皆さん、今は「待ったなし!」です!」