基礎力アップ期の経営情報システムが6日間で意外に早く修了し、2巡目の経済学・経済政策に入りました。忘れていないか恐々です。
UMLとは、Unified Modeling Language(統一モデリング言語)の略語で、分析から設計、実装まで、オブジェクト指向開発に一貫して用いられるモデリング手法です。
見積手法 【平成30年 第18問】
ソフトウェア開発では、仕様の曖昧さなどが原因で工数オーバーとなるケースが散見される。開発規模の見積もりに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア CoBRA 法では、開発工数は開発規模に比例することを仮定するとともに、さまざまな変動要因によって工数増加が発生することを加味している。
イ LOC 法では、画面や帳票の数をもとに開発規模を計算するため、仕様書が完成する前の要件定義段階での見積もりは難しい。
ウ 標準タスク法は、ソフトウェアの構造を WBS(Work Breakdown Structure)に分解し、WBS ごとに工数を積み上げて開発規模を見積もる方法である。
エ ファンクション・ポイント法は、システムのファンクションごとにプログラマーのスキルを数値化した重みを付けて、プログラム・ステップ数を算出する。
CoBRA(Cost estimation, Benchmarking and Risk Assessment)法とは、ソフトウェア開発プロジェクトの経験豊富なプロジェクト・マネージャー等の経験・知識などを元に、様々な要因をコストの変動要因として抽出、定量化することで、透明性が高く説得力のある見積を作成する方法です。
近年のシステム開発手法 【平成26年 第15問】
近年注目されているシステム開発手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア エクストリームプログラミングは、システムテストを省くなどしてウォーターフォール型システム開発を改善した手法である。
イ エンベデッドシステムは、あらかじめインストールしておいたアプリケーションを有効に利用してシステム開発を行う手法である。
ウ オープンデータは、開発前にシステム構想およびデータをユーザに示し、ユーザからのアイデアを取り入れながらシステム開発を行う手法である。
エ スクラムは、開発途中でユーザの要求が変化することに対処しやすいアジャイルソフトウェア開発のひとつの手法である。
エンベデッドシステムは、組込みシステムとも呼ばれます。名称が示すように、家電製品や自動車、機械などに組み込まれるコンピュータシステムのことを指します。よって、イの記述は不適切です。
オープンデータとは、広義では、制限なく広く利用が許可されているデータのことです。
スクラムは、エクストリームプログラミングと同じく、アジャイル開発プロセスの1つです。
アジャイルシステム開発 【平成27年 第18問】
近年の多様なIT 機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。
イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。
ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。
エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。
フィーチャ機能駆動開発は、フィーチャとよばれる機能を短期間で繰り返し開発していくものです。
スクラムは、チームで仕事の進めるためのフレームワークです。
ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト 【平成25年 第19問】
ソフトウェアのテスト方法には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、およびこれらの混合であるグレーボックステストがある。これらのうち、前2者に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア ブラックボックステストでは、すべての場合を網羅した組み合わせテストによっても、すべての組み合わせバグを検出できるとは限らない。
イ ブラックボックステストは、システム仕様の視点からのテストである。
ウ ブラックボックステストは、テスト対象が小さい場合にはホワイトボックステストよりも効果が高い。
エ ホワイトボックステストは、主にテスト段階の後期に行う。
ホワイトボックステストでは、プログラム内部の命令文や条件分岐などの処理をどれだけチェックしたかを重要視します。
ブラックボックステストは、入出力の観点からプログラムが仕様通りに動作するかを確認するテストと言うことができます。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が公表している「ソフトウェア見積もりガイドブック」には、ホワイトボックステストは「テスト対象が小さい場合は効果が高い一方、テスト対象が大きい場合は情報が大きすぎて扱い切れないという問題がある」と記載されています。
回帰テスト、A/Bテスト 【平成30年 第21問】
中小企業が外注によって情報システムを開発する場合、外注先に任せきりにするのではなく、情報システムのテストに留意するなど、当事者意識を持つ必要がある。 テストに関する記述として最も適切なものはどれか。
ア システム開発の最終段階で、発注者として、そのシステムが実際に運用できるか否かを、人間系も含めて行うテストをベータテストという。
イ ソースコードの開発・追加・修正を終えたソフトウェアが正常に機能する状態にあるかを確認する予備的なテストをアルファテストという。
ウ 対象箇所や操作手順などを事前に定めず、実施者がテスト項目をランダムに選んで実行するテストを A/B テストという。
エ プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストを回帰テストという。
ベータテストとは、ソフトウェアサービスやプログラムなどの、正式版リリース直前の状態のものを、一部のユーザに利用してもらい、機能や使い勝手などを評価してもらうテストのことです。
アジャイルシステム開発 【平成27年 第18問】
近年の多様なIT 機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。
イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。
ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。
エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。
フィーチャ機能駆動開発は、フィーチャとよばれる機能を短期間で繰り返し開発していくものです。ソフトウェア工学に基づいたベストプラクティスを中心として構築されています。要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行うというわけではありません。よって、記述は不適切です。
スクラムは、モデリング段階とコーディング段階を往復しながらソフトウェア開発を行う「ラウンドトリップ・エンジニアリング」を取り入れたシステム開発です。