情報システムの移行 【令和2年 第16問】
既存の情報システムから新しい情報システムに移行することは、しばしば困難を伴う。システム移行に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 移行規模が大きいほど、移行の時間を少なくするために一斉移行方式をとった方が良い。×
- オンプレミスの情報システムからクラウドサービスを利用した情報システムに移行する際には、全面的に移行するために、IaaS が提供するアプリケーションの機能だけを検討すれば良い。×
- 既存のシステムが当面、問題なく稼働している場合には、コストの面から見て、機能追加や手直しをしたりせず、システム移行はできるだけ遅らせた方が良い。×
- スクラッチ開発した情報システムを刷新するためにパッケージソフトウェアの導入を図る際には、カスタマイズのコストを検討して、現状の業務プロセスの見直しを考慮する必要がある。〇
オンプレミスとは、自社でシステムを保有する形態
IaaS(Infrastructure as a Service)は、コンピュータやネットワーク等のインフラのみをクラウドコンピューティングとして提供するサービス
スクラッチ開発とは、1からオリジナルでシステムを開発すること
開発方法論 【平成22年 第14問】
システム開発の基本フェーズは、フェーズ1:要件定義、フェーズ2:外部設計、フェーズ3:内部設計、フェーズ4:プログラム開発、フェーズ5:各種テスト、フェーズ6:稼働である。これら各フェーズを後戻りすることなく順に行っていく方法論を、ウォータフォール型システム開発方法論と呼ぶ。しかし、この方法論には種々の課題があるとされ、その課題の解消を目的に多様な方法論が開発されている。そのような方法論に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア RAD は、ウォータフォール型システム開発方法論よりも迅速に開発することを目的としたもので、システムエンジニアだけで構成される大人数の開発チームで一気に開発する方法論である。×エンドユーザを含む少人数のチームで担当し、開発期間を短縮する手法
イ システム開発を迅速かつ確実に進める方法論としてXP があるが、それは仕様書をほとんど作成せず、ストーリーカードと受け入れテストを中心に開発を進める方法論である。×〇XP では仕様書をほとんど作成せず、ストーリーカードと受け入れテストを中心に開発
ウ スパイラル開発は、1つのフェーズが終わったら、もう一度、そのフェーズを繰り返すペアプログラミングと呼ばれる手法を用いて確実にシステムを開発していく方法論である。×。ペアプログラミングとは、2 人1 組で開発を進めていく手法のことで、XP
エ プロトタイピングは、フェーズ5の各種テストを簡略に行う方法論である。?×プロトタイプとはいえ、テストフェーズを簡略化できるものではありません。
プロジェクト管理手法 【平成22年 第22問】
中小企業診断士は中小企業経営者を支援して、企業のシステム開発プロジェクトに関与することがある。このようなシステム開発のプロジェクト管理で用いるWBS(Work Breakdown Structure)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア WBS 作成には、PMBOK が規定した標準作成方法が利用できる。〇×PMBOK で標準作成方法が定義されているわけではありません。
イ 成果物を得るのに必要な工程や作業について記述する。〇
ウ 担当者の分担に基づいて、WBS を作成する。×プロジェクトの最終成果物と、その作成に必要な全ての作業に基づいて作成
エ プロジェクトの実施段階で、管理資料として作成する。×計画段階で作成
要件定義 【平成22年 第18問】
情報システム開発の上流工程に関して留意すべき事項が、例えば原理原則として、いくつか提案されている。そのような留意すべき事項の記述として最も適切なものはどれか。
ア 開発プロセスの進展に合わせて反復して行う多段階の見積りは、見積り変動により発注者や開発者のリスクを増大させる。〇?×見積の精度が上がることで、発注者や開発者のリスクは軽減
イ 数値化していない要件は、それを満たしているか否かの判定基準が人によって異なるので、数値化すべきである。〇
ウ 要件定義に未確定な部分があるときは、漏れがないように決定を先送りすべきである。×
エ 要件定義の設定は、発注者と開発者の共同責任である。?×発注者が責任を持って行う作業
見積手法 【平成30年 第18問】
ソフトウェア開発では、仕様の曖昧さなどが原因で工数オーバーとなるケースが散見される。開発規模の見積もりに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア CoBRA 法では、開発工数は開発規模に比例することを仮定するとともに、さまざまな変動要因によって工数増加が発生することを加味している。?〇
CoBRA(Cost estimation, Benchmarking and Risk Assessment)法とは、ソフトウェア開発プロジェクトの経験豊富なプロジェクト・マネージャー等の経験・知識などを元に、様々な要因をコストの変動要因として抽出、定量化することで、透明性が高く説得力のある見積を作成する方法
イ LOC 法では、画面や帳票の数をもとに開発規模を計算するため、仕様書が完成する前の要件定義段階での見積もりは難しい。?×LOC(Lines Of Code)法とは、プログラム(ソースコード)の行数により、開発規模を見積もる方法
ウ 標準タスク法は、ソフトウェアの構造を WBS(Work Breakdown Structure)に分解し、WBS ごとに工数を積み上げて開発規模を見積もる方法である。?〇×正しくは「ソフトウェアの作業工程をWBSに分解」
エ ファンクション・ポイント法は、システムのファンクションごとにプログラマーのスキルを数値化した重みを付けて、プログラム・ステップ数を算出する。〇×プログラマーのスキルを数値化した重みをつけるものではありません。
設計手法 【平成20年 第13問】
情報システムの設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア DFDは、データの流れ、その時間的情報を記述する手法であり、要件定義の際に用いられる。×
イ ER図は、データベース設計を行う際に利用される記憶領域の配置を検討するために用いられる。×
ウ STD(状態遷移図)は、外部設計や内部設計において、画面設計などに用いられる。〇
エ UMLは、ウォータフォール型システム開発において統一的に利用できるシステム記述言語である。×UMLはオブジェクト指向アプローチで設計する際の、各種の設計図の書き方を標準化したもの
設計手法と設計図 【平成24年 第17問】
ある中小販売企業では、インターネットで受注を開始することにした。それに先立ち、下記の図を描いてインターネットによる受注システムの検討を行っている。この図に関する説明として最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、この図は未完成である。
[解答群]
ア 業務のデータの流れと処理の関係を記述したDFD である。〇
イ データベースをどのように構築したら良いかを示すERD である。×エンティティは「注文」や「商品」などのデータを表し、リレーションでは、「注文」と「商品」の間の関係を表します。
ウ 利用者がシステムとどのようにやり取りするかを示すユースケース図である。?×UML(Unified Modeling Language)のひとつで、機能であるユースケースの間の関連を簡単に表した図です。ユースケース図は、要件定義などの上流工程で、業務の機能を表現
エ 利用者相互のコミュニケーションの関係を描いたコミュニケーション図である。?×コミュニケーション図もUML(Unified Modeling Language)のひとつで、オブジェクト同士でやり取りされるメッセージを記述したもの
システム分析・設計に使われる図 【平成26年 第17問】
下図のA~Dは、システム分析もしくはシステム設計に使われる図である。図とその名称の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[解答群]
ア 図A:アクティビティ図 図B:ステートチャート図
図C:DFD 図D:ユースケース図
イ 図A:コミュニケーション図 図B:アクティビティ図?〇
図C:オブジェクト図 図D:配置図
ウ 図A:ユースケース図〇 図B:DFD
図C:アクティビティ図 図D:コミュニケーション図
エ 図A:ユースケース図〇 図B:アクティビティ図?〇
図C:DFD 図D:コミュニケーション図?〇
UMLとは、Unified(統一な) Modeling(モデリング) Language(言語)の意味で、 システム開発中に統一されたモデリング言語
システム設計に使われる図 【平成27年 第16問】
システム設計の際に使われる図に関する以下の①〜④の記述と、図の名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
①情報システムの内外の関係するデータの流れを表す図である。
②データを、実体、関連およびそれらの属性を要素としてモデル化する図である。
③システムにはどのような利用者がいるのか、利用者はどのような操作をするの
かを示すために使われる図である。
④システムの物理的構成要素の依存関係に注目してシステムの構造を記述する図
である。
[解答群]
ア ①:DFD〇 ②:ERD〇 ③:アクティビティ図 ④:配置図
イ ①:DFD ②:ERD ③:ユースケース図〇 ④:コンポーネント図?〇
ウ ①:ERD ②:DFD ③:ステートチャート図 ④:コンポーネント図
エ ①:ERD ②:DFD ③:ユースケース図 ④:配置図
近年のシステム開発手法 【平成26年 第15問】
近年注目されているシステム開発手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア エクストリームプログラミングは、システムテストを省くなどしてウォーターフォール型システム開発を改善した手法である。×システムテストを省いているわけではありません
イ エンベデッドシステムは、あらかじめインストールしておいたアプリケーションを有効に利用してシステム開発を行う手法である。?エンベデッドシステムは、組込みシステムとも呼ばれます。
ウ オープンデータは、開発前にシステム構想およびデータをユーザに示し、ユーザからのアイデアを取り入れながらシステム開発を行う手法である。?〇×オープンデータとは、広義では、制限なく広く利用が許可されているデータのことです。
エ スクラムは、開発途中でユーザの要求が変化することに対処しやすいアジャイルソフトウェア開発のひとつの手法である。?〇各メンバーが協力しながら、チーム全体が同じ目的を共有することを重要視します。
アジャイルシステム開発 【平成27年 第18問】
近年の多様なIT 機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。?〇×フィーチャとよばれる機能を短期間で繰り返し開発していくものです。
イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。?×〇スクラムは、チームで仕事の進めるためのフレームワークです。
ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。?×開発者同士がかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いるもの
エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。×複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成するものではありません。
テスト方法 【平成20年 第14問】
ある事業所で、受発注処理や商品管理に関わる業務の基幹となるシステムが古くなってきたので、事業所の業務をよく知るソフトウェアハウスが主体となって、ウォータフォール型システム開発方法論によって新規のシステムを開発することにした。システムの移行を円滑に行うためにはシステムテストが必要になる。これに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 事業所側も、システムを構成するモジュールテストをソフトウェアハウスで行う段階から原則として参画しなければならない。×ユーザが中心となって行うのは、原則として検収テスト以降
イ 想定される最大業務負荷に耐えられるかどうかを確認するシステムテストを、事業所側でも行う方がよい。〇×〇ユーザも参画して最大業務負荷のテストを行うことは有用
ウ ソフトウェアハウスで行うテストとして、とにかく最初にシステム全体を完成させて、システムテストを行う方がよい。×〇×全てのモジュールにおいて開発が完了していなくても、完成したモジュールから順次単体テストを行うことがあります。
エ ブラックボックステストをソフトウェアハウスが行う場合、事業所側は今まで例外処理されていたデータだけをテストデータとして提供する。×入力データには、正常処理されたものや例外処理されたものなど、様々なパターンを用意します。
品質レビュー 【平成23年 第20問】
ソフトウェア品質レビュー技法のうち、インスペクションの説明として最も適切なものはどれか。
ア プログラム作成者、進行まとめ役、記録係、説明役、レビュー役を明確に決めて、厳格なレビューを公式に行う。〇
イ プログラム作成者が他のメンバに問題点を説明して、コメントをもらう。×進行まとめ役を明確にし、進行まとめ役にて進められます。
ウ プログラム作成者とレビュー担当者の2名だけで、作成したプログラムを調べる。×プログラム作成者、進行まとめ役、記録係、説明役、レビュー役が参加した上で行われます。
エ プログラムを検査担当者に回覧して、個別にプログラムを調べてレビュー結果を戻してもらう。×プログラム作成者、進行まとめ役、記録係、説明役、レビュー役といった役割を明確にした上でレビューを行うものであり、検査担当者に回覧するものではありません。
ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト 【平成25年 第19問】
ソフトウェアのテスト方法には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、およびこれらの混合であるグレーボックステストがある。これらのうち、前2者に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア ブラックボックステストでは、すべての場合を網羅した組み合わせテストによっても、すべての組み合わせバグを検出できるとは限らない。〇×すべての場合を網羅した組み合わせは膨大になるため、そのようなテストを行うことは実質的には不可能です。
イ ブラックボックステストは、システム仕様の視点からのテストである。?×〇ブラックボックステストは、プログラムの入力と出力に注目して、さまざまな入力に対して、プログラムの仕様どおりの出力が得られるかを確認するテスト
ウ ブラックボックステストは、テスト対象が小さい場合にはホワイトボックステストよりも効果が高い。×
エ ホワイトボックステストは、主にテスト段階の後期に行う。×
回帰テスト、A/Bテスト 【平成30年 第21問】
中小企業が外注によって情報システムを開発する場合、外注先に任せきりにするのではなく、情報システムのテストに留意するなど、当事者意識を持つ必要がある。 テストに関する記述として最も適切なものはどれか。
ア システム開発の最終段階で、発注者として、そのシステムが実際に運用できるか否かを、人間系も含めて行うテストをベータテストという。?×ベータテストとは、ソフトウェアサービスやプログラムなどの、正式版リリース直前の状態のものを、一部のユーザに利用してもらい、機能や使い勝手などを評価してもらうテストのこと
イ ソースコードの開発・追加・修正を終えたソフトウェアが正常に機能する状態にあるかを確認する予備的なテストをアルファテストという。?×アルファテストとは、ソフトウェアサービスやプログラムなどの、開発初期段階の状態のものを、一部のユーザに利用してもらい、機能や使い勝手などを評価してもらうテストのことです。
ウ 対象箇所や操作手順などを事前に定めず、実施者がテスト項目をランダムに選んで実行するテストを A/B テストという。?×A/Bテストとは、異なるデザインやレイアウトを実際にユーザに提示して、どちらがユーザに支持されるかを確認するテストのことです。
エ プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストを回帰テストという。?×〇回帰テストとは、プログラムに修正を加える際に、その修正が、既存のプログラムに悪影響を及ぼさないかどうか、検証するためのテストのことです。リグレッションテスト
アジャイルシステム開発 【平成27年 第18問
近年の多様なIT 機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。×逐次的に確実に行うというわけではありません。
イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。〇
ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。
エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。
見積手法 【平成30年 第18問】
ソフトウェア開発では、仕様の曖昧さなどが原因で工数オーバーとなるケースが散見される。開発規模の見積もりに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア CoBRA 法では、開発工数は開発規模に比例することを仮定するとともに、さまざまな変動要因によって工数増加が発生することを加味している。〇CoBRA(Cost estimation, Benchmarking and Risk Assessment)法とは、ソフトウェア開発プロジェクトの経験豊富なプロジェクト・マネージャー等の経験・知識などを元に、様々な要因をコストの変動要因として抽出、定量化することで、透明性が高く説得力のある見積を作成する方法
イ LOC 法では、画面や帳票の数をもとに開発規模を計算するため、仕様書が完成する前の要件定義段階での見積もりは難しい。×LOC(Lines Of Code)法とは、プログラム(ソースコード)の行数により、開発規模を見積もる方法
ウ 標準タスク法は、ソフトウェアの構造を WBS(Work Breakdown Structure)に分解し、WBS ごとに工数を積み上げて開発規模を見積もる方法である。
エ ファンクション・ポイント法は、システムのファンクションごとにプログラマーのスキルを数値化した重みを付けて、プログラム・ステップ数を算出する。
近年のシステム開発手法 【平成26年 第15問】
近年注目されているシステム開発手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア エクストリームプログラミングは、システムテストを省くなどしてウォーターフォール型システム開発を改善した手法である。
イ エンベデッドシステムは、あらかじめインストールしておいたアプリケーションを有効に利用してシステム開発を行う手法である。×エンベデッドシステムは、組込みシステムとも呼ばれます。
ウ オープンデータは、開発前にシステム構想およびデータをユーザに示し、ユーザからのアイデアを取り入れながらシステム開発を行う手法である。
エ スクラムは、開発途中でユーザの要求が変化することに対処しやすいアジャイルソフトウェア開発のひとつの手法である。
回帰テスト、A/Bテスト 【平成30年 第21問】
中小企業が外注によって情報システムを開発する場合、外注先に任せきりにするのではなく、情報システムのテストに留意するなど、当事者意識を持つ必要がある。 テストに関する記述として最も適切なものはどれか。
ア システム開発の最終段階で、発注者として、そのシステムが実際に運用できるか否かを、人間系も含めて行うテストをベータテストという。×ベータテストとは、ソフトウェアサービスやプログラムなどの、正式版リリース直前の状態のものを、一部のユーザに利用してもらい、機能や使い勝手などを評価してもらうテスト
イ ソースコードの開発・追加・修正を終えたソフトウェアが正常に機能する状態にあるかを確認する予備的なテストをアルファテストという。×ベータテストの前段階で実施するもの
ウ 対象箇所や操作手順などを事前に定めず、実施者がテスト項目をランダムに選んで実行するテストを A/B テストという。×異なるデザインやレイアウトを実際にユーザに提示して、どちらがユーザに支持されるかを確認するテスト
エ プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストを回帰テストという。
言語プロセッサ1
アセンブラ言語を機械語に翻訳する言語プロセッサをアセンブラ
言語プロセッサ2
インタプリタは作成中のプログラムでも実行することが可能である。〇
手続き型言語
〇COBOL、C言語、FORTRANはコンパイラ型のプログラム言語であり、BASICはインタプリタ型のプログラム言語。
手続き型の言語では、処理の順番に沿って1つずつ命令を記述。代表的な手続き型言語には、COBOL、C言語、FORTRAN、BASICなど
非手続き型言語
Javaのソースプログラムをコンパイルした後の中間コードは特定のCPUに依存せずに実行できる。〇
非手続き型の言語は、細かい処理手順をあまり意識せずに、実現したい機能を中心に記述
代表的な非手続き型言語には、「C++」や「Java」などのオブジェクト指向言語
C++は、C言語にオブジェクト指向の特徴を加えた言語です。オブジェクト指向では、データとそれを操作する処理を一体化します。これによって、オブジェクトを部品のように組み合わせて開発
Javaは、C++で導入されたオブジェクト指向を、さらに強化したオブジェクト指向言語
SQL言語は、データベースへの問合せなどの操作を行う言語であり、非手続き型言語に分類
プログラミング言語の種類
機械語を第1世代、アセンブラ言語を第2世代、手続き型言語を第3世代の言語、第4世代言語は、エンドユーザが対話的に使用できる言語であり、代表例はSQL言語。
第4世代言語は「4GL」とも呼ばれます。
Webアプリケーションの構成
業務処理はサーバ側で実行し,クライアントはHTML文書を読み込み、その結果を画面に表示する。?〇
Web アプリケーションの処理形態1
JSPは、Javaによるサーバサイドアプリケーションを実現するためのテクノロジである。?〇
プログラムをWebサーバで実行する方法を「サーバサイドアプリケーション」
ASP(Active Server Pages)
JSP(Java Server Pages)
CGI(Common Gateway Interface)Webサーバから外部のプログラムを実行する仕組み
クライアントのWebブラウザで実行する方法を「クライアントサイドアプリケーション」
Web アプリケーションの処理形態2
クライアントサイドアプリケーションは、クライアントであるWebブラウザでプログラムを実行する形態であり、Webサーバの負荷を軽減することができる。〇
マークアップ言語
XMLは、ネットワーク上でのデータ交換に使用され、電子商取引にも利用されている。〇
XML
ebXMLは、SOAPを拡張した規格であり、電子商取引における標準技術の策定を目的としている。〇
SGMLは、マークアップ言語の1つであり、タグを自由に定義できるメタ言語
XSLは、XML文書の見た目や表示スタイルを指定するための言語
XBRLは、財務諸表の作成・流通の効率化や再利用が促進されるように標準化されたXMLベースの言語
ebXMLは、世界規模での電子商取引に使われる標準技術の策定を目的とした団体およびその規格
Webサービス
SOAPは、アプリケーション間の通信を行うためのプロトコル
WSDLは、Webサービスのインタフェースを記述したもの
UDDIは、Webサービスを検索するためのシステム
SOAとは、サービス指向アーキテクチャのこと
プログラム言語の概要 【平成24年 第5問】
業務の処理にソフトウェアを使用する場合、中小企業診断士が、そのソフトウェアの利用を支援するだけでなく、状況によってはソフトウェアそのものの開発にかかわったりする場面もある。ソフトウェアの機能や開発に関する記述として最も適切なものはどれか。
- OS とは、BIOS(Basic Input/Output System)に先立って起動し、ディスプレイやキーボードが使えるようにするソフトウェアである。×
- コンパイラとは、高級言語で書かれたプログラムをコンピュータが実行可能な機械語に翻訳するソフトウェアである。×〇
- ミドルウェアとは、FORTRAN などの第一世代高級言語とCやJava などの第二世代の間に登場したプログラミング言語である。×
- リンカとは、ネットワークを機能させるソフトウェアである。?
リンカとは、コンパイラによって翻訳された、個々の機械語のブロックを結合し、実行可能なプログラムを生成するソフトウェアのこと
プログラム言語の種類 【平成27年 第4問】
ソフトウェアの開発には多様なプログラミング言語が使われるが、それぞれ特徴がある。下記の記述のうち最も適切なものはどれか。
- C は、OS も開発できる言語であるが、メモリ解放の指示を忘れるとメモリリークバグが発生することがある。?〇
- C# は、日本人が開発したオブジェクト指向型言語であるが、Perl を参考にして開発された。?×Rubyのこと
- Java は、インタプリタ言語なので、初心者にも習得がしやすい。?×初心者にも習得しやすいインタプリタ言語ではありません。
- Perl は、HTML とともに記述することができるサーバサイドスクリプト言語で、Web ページ作成に特化している。?×PHPに関する内容
プログラム言語の種類 【平成20年 第6問】
インターネットで用いられるプログラム言語の処理形態に関する以下の記述について、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a HTMLで記述されたプログラムはWebサーバ上で処理され、その結果がインターネットを経由してクライアントパソコン上に送り届けられる。×
b JavaScript の記述を含むプログラムは、そのままインターネットを経由してクライアントパソコン上に送り届けられる。×〇クライアントであるWeb ブラウザでプログラムを実行する形態
c Java アプレットで記述されたプログラムは、機械語にコンパイルされてWeb サーバ内に格納されている。クライアントパソコンからリクエストがあった場合、機械語のプログラムがインターネットを経由してクライアントパソコン上に送り届けられる。×機械語にコンパイルされたプログラムではない
d PHP によりデータベースサーバヘの検索要求が記述されたプログラムでは、検索引数を取得後、Webサーバ内にあるプログラムの実行によりデータベースサーバに対して問い合わせが行われ、その結果がインターネットを経由してクライアントパソコン上に送り届けられる。?〇
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとd ?
エ cとd
HTML 【平成21年 第4問】
さまざまな業種においてeビジネスとのかかわりが求められている。自社製品の告知などのためにWeb サーバの運用を行うことがeビジネスの第一歩であり、そのためには情報発信に利用するHTML の特徴に注意を払う必要がある。HTML に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア HTML ではタグと呼ばれる形式で各種の指示を文書中に埋め込むので、指示の開始と終了を記述する必要がある。〇×「改行」を示す<br>
のように、終了タグを記述しなくてもよいタグも存在します。
イ HTML で指定できる文字の色数は256 種類である。×
ウ HTML にはリンク機能があり、アンカーによって示された文字や画像をマウスでクリックして、異なったページを表示させることができる。〇
エ HTML には表やグラフの表示機能がないので、スクリプト言語を併用して表示させたり、他のソフトウェアを使用して作成した表やグラフを画像データに変換して表示させたりする必要がある。×
プログラム言語(インターネット) 【平成23年 第3問】
近年、情報システムの開発には多様な言語が用いられるようになってきた。それらを適切に使い分けるためには、各言語の特徴を把握しておく必要がある。言語に関する説明として最も適切なものはどれか。
ア COBOL は科学技術計算のために開発された手続き型プログラミング言語である。×
イ HTML はWWW で使用されるハイパーテキストを記述するための言語で、SGML の元となっている言語である。×
ウ Java はUNIX 用のテキスト処理用言語として開発されたインタプリタ型言語である。〇×
エ XML はネットワーク上でデータ交換に使用される言語で、近年ではデータベースの開発にも利用されている。〇
WEBサイトの開発 【平成27年 第2問】
自社のWeb サイトの開発にあたっては、利用可能な様々な言語や仕組みがあり、Webコンテンツごとに必要な機能や表現に合ったものを使用する必要がある。
これらの言語や仕組みの特徴に関する以下の①~④の記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① Webページに記述された文書・データの表示位置の指示や表の定義、および、文字修飾指示等の表示方法に関する事項を記述するもの。
② Webページ内でHTMLとともに記述することができるスクリプト言語で、サーバ側においてスクリプトを処理し、その結果を端末側で表示することが可能であり、データベースとの連携も容易である。
③ Webページの中に実行可能なコマンドを埋め込み、それをサーバ側で実行させ、実行結 果を端末側で表示させる仕組み。
④ コンピュータグラフィックスに関する図形、画像データを扱うベクターイメージデータをXMLの規格に従って記述するもの。[解答群]
ア ①:CSS〇 ②:ASP ③:PHP ④:SGML
イ ①:CSS ②:PHP〇 ③:SSI ④:SVG?〇
ウ ①:SMIL ②:Javaアプレット ③:ASP ④:SSI
エ ①:SVG ②:SMIL ③:PHP ④:SGML
PHPは、動的サービスを作成するためのプログラミング言語で、データベースを操作する命令があらかじめ組み込まれているのが特徴
SSI は、HTMLの中にWebサーバ側で実行するコマンドを埋め込んでおき、その実行結果をクライアントサーバに返します。
SVG(Scalable Vector Graphics)は、XMLをベースとした、2次元ベクターイメージ用の画像形式 拡大や縮小をしても画面表示上の描写の劣化が起きません。
WEBサービス、SAAS 【平成22年 第11問】
近年、インターネットを介して多様な情報システムサービスが提供されるようになった。代表的なネットワークサービスに関する記述として最も適切なものはどれか。
ア インターネット上のどこかにある販売管理向けソフトウェアを利用し、自社ではそのソフトウェアを持たない仕組みはASP である。×ASP(Application Service Provider)とは、アプリケーションソフトの機能を、ネットワーク経由で顧客に提供する事業者、もしくはサービスのこと
イ 業務用のアプリケーションソフトウェアパッケージを、インターネットを介して顧客がダウンロードして利用するサービスはサース(SaaS)である。〇×ダウンロードする必要はない
ウ メッセージ交換をXML で行い、通信はSOAP のデータおよび命令交換ルールに従って行う仕組みはWeb サービスである。?〇
エ ユーザの要求に応じてネットワーク設備を割り当てるサービスはパース(PaaS)である。×PaaS(Platform as a Service)は、ソフトウェアを構築・稼働させるためのプラットフォームを、インターネット経由で提供するサービス
IaaS(Infrastructure as a Service)のこと
WEBサービスの開発手法 【令和元年 第5問】
Webサービス開発では、従来のシステム開発とは異なる手法を採用することで、開発の迅速化やコストを低減することができる。
そのような開発手法の1つであるマッシュアップに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 開発対象のシステムを分割し、短期間に計画・分析・プログラミング・テストなどを繰り返して実施する方法である。?×インクリメンタルモデルと呼ばれる開発モデルの説明
- 既存ソフトウェアの動作を解析することで、プログラムの仕様やソースコードを導き出す方法である。?×リバースエンジニアリングに関する説明
- 公開されている複数のWebサービスを組み合わせることで新しいサービスを提供する方法である。?〇
- 部品として開発されたプログラムを組み合わせてプログラムを開発する方法である。?×SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)は、アプリケーションを部品化して、それらを組み合わせることでシステムを構成するアーキテクチャ(設計思想)や方法のこと
WEB環境におけるソフトウェア開発 【平成30年 第6問】
Web 環境におけるソフトウェア開発においては、開発目的に応じて利用可能なさまざまなプログラミング言語などを組み合わせて実現していくことが必要になる。以下の①~④の記述と、それらに対応するプログラミング言語などの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① HTML ファイルの中で記述され、動的な Web ページを作成することができる。
② データベースと連携した Web ページを作成することができる。
③ Web サーバと非同期通信を行うことで、Web ページの一部分のみのデータ内容を動的に更新することができる技術である。
④ Web ページのフォントや文字の大きさ、行間、表示位置の指示など、表示方法に関する事項を定義するために利用する
[解答群]
ア ①:Java ②:jQuery ③:Perl ④:CSS〇
イ ①:Java ②:PHP 〇③:Perl ④:XSL
ウ ①:JavaScript ②:jQuery ③:Ajax ④:XSL
エ ①:JavaScript ②:PHP〇 ③:Ajax ④:CSS〇
WebサーバとWebブラウザ間において、非同期通信を行う技術は、Ajax
Space CoBRA 法 LOC法 フィーチャ駆動開発 SOAP、WSDL、UDDI
リンカ Ajax 初めまして!
JavaScriptとJavaアプレット、紛らわしいですね。。
2021年02月06日 (土) の学習履歴
5時間
過去問セレクト講座-1次試験全科目セット[2021年度試験対応]1時間54分(2レッスン終了)
科目4 経営情報システム1時間54分
過去問セレクト演習-4-6 情報システムの開発1時間22分 15/15点
過去問セレクト演習-4-7 プログラム言語とWeb アプリケーション31分40秒 7/9点
スマート問題集-1次試験全科目セット [2021年度試験対応]1時間15分(1レッスン終了)
科目4 経営情報システム1時間15分
スマート問題集:4-7 プログラム言語とWebアプリケーション1時間15分 12/12点
その他の学習履歴1時間50分
問題集1時間20分
その他30分00秒
中小企業診断士
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