経済学・経済政策(経済指標と財市場の分析  貨幣市場とIS-LM 分析)

GDPの推移 【平成23年 第2問】

 下図は、日本の名目GDP 成長率と実質GDP 成長率を示したものである。この図から読み取れることおよび経済状況の説明として最も適切なものはどれか。

ア 1960 年代の高度経済成長期には、持続的な物価の上昇が見られ、これは貨幣価値を上昇させる効果を持つ。×

イ 1970 年代前半には、第2次オイルショックに伴い、物価の上昇と不況が発生し、スタグフレーションの現象に陥った。〇×1970 年代前半には、確かに物価の上昇と不況が発生し、スタグフレーションの現象に陥りました。しかし、これは第1次オイルショックに伴うものです。

ウ 1980 年代後半には、円高不況、バブル経済、アジア通貨危機を経験し、その後、長期の景気低迷を迎えることとなった。×円高不況、バブル経済は1980 年代の出来事ですが、アジア通貨危機は1997 年に発生した出来事です。

エ 2000 年代は、持続的な物価の下落が見られ、これは企業の実質債務の増加や実質利子率の上昇を生じさせる効果を持つ。〇デフレは企業の実質債務の増加や実質利子率の上昇を生じさせる効果を持ちます。

オ 「名目GDP 成長率=実質GDP 成長率-GDP デフレータ変化率」という関係が成立し、名目GDP 成長率と実質GDP 成長率の差は物価の変化を表している。×名目GDP 成長率=実質GDP 成長率+GDP デフレータの変化率

産業連関表 【平成22年 第17問】

 一国の成長戦略の策定において、経済政策の効果が高い産業への投資が求められる場合がある。そこで、重点的な産業の選択のための1つの方法として、産業連関表を用いた分析がある。

 下表において、A産業で1単位の生産を行うために必要なB産業からの原材料投入の構成を示す係数として、最も適切な数値を下記の解答群から選べ。

出所:総務省「産業連関表の仕組み」(総務省ホームページ)

[解答群]

ア 0.1

イ 0.2〇

ウ 0.3

エ 0.5

A産業におけるB産業からの原材料投入の構成比は、B産業からの原材料60÷A産業の生産額300=0.2 

均衡予算乗数定理 【平成25年 第4問】

いま、GDP をY = C + I + G、消費関数をC = C+ c(Y-T)で表すものとする。ただし、各記号の定義は以下のとおりである。

Y:GDP である。

C:消費である。

I:投資であり10とする。

G:政府支出であり2とする。

C0:基礎的消費であり2とする。

c:限界消費性向であり0.8 とする。

T:租税であり2とする。

政府が均衡予算を採用しているとき、上記の状況から政府が租税を1増加させたときのGDP の説明として最も適切なものはどれか。

ア GDPは0.8低下する。

イ GDPは1増加する。

ウ GDPは1低下する。

エ GDPは変わらない。

Y = C+ c(Y-T) + I + G
Y=2+0.8(Y-2)+10+2
Y=2+0.8Y-1.6+12
0.2Y=12.4
Y=62

Y = C+ c(Y-T) + I + G
Y=2+0.8(Y-3)+10+3
Y=2+0.8Y-2.4+13
0.2Y=12.6
Y=63

日本銀行の金融政策と貨幣【令和元年 第6問】

 日本経済は、日本銀行による金融政策から影響を受けている。貨幣に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 中央銀行が買いオペを実施すると、マネタリー・ベースが増加する。〇

b マネー・ストックM1は、現金通貨、預金通貨、準通貨、譲渡性預金の合計である。×

マネー・ストックM1には、定期預金、譲渡性預金は含まれません。記述の内容はM2の定義になります。

M1=現金通貨+全預金取扱機関に預けられた預金通貨

c マネー・ストックをマネタリー・ベースで除した値は「信用乗数」と呼ばれる。〇×〇

信用乗数(貨幣乗数)=マネー・ストック/マネタリー・ベース

ハイパワード・マネー=流通現金通貨+準備預金

d 準備預金が増えると、信用乗数は大きくなる。〇×

信用乗数(貨幣乗数)↓=マネー・ストック/マネタリー・ベース↑

〔解答群〕

  1. aとc〇
  2. aとd
  3. bとc
  4. bとd

IS曲線とLM曲線 【平成29年 第9問(設問2)】

下図は、IS 曲線と LM 曲線を描いている。この図に基づいて、下記の設問に答えよ。

(設問2)

 公債の資産効果を IS-LM 分析によって考察する。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 資産効果は、家計の消費支出を刺激することで、IS 曲線を左方にシフトさせる。×資産効果は消費支出を刺激することでIS曲線を右方にシフトさせます。×
  2. 資産効果は、必ず GDP を増加させる。×GDPが上昇するかどうかはIS曲線の右シフト幅とLM曲線の左シフト幅に依存するため、必ずGDPを増加させるとは言えません。
  3. 資産効果は、必ず利子率を上昇させる。〇資産効果はIS曲線を右方シフトさせ、LM曲線を左方シフトさせることで必ず利子率を上昇させます。
  4. 資産効果は、貨幣需要を増加させることで、LM 曲線を右方にシフトさせる。×貨幣需要の増加は、LM曲線を左方シフトさせる

ファイルとデータベース 因縁のリポジトリ&COUNTIF文、まさかの7回連続不正解。頑固な誤定着で傷心。リポジトリとは、ソフトウェア開発の各行程の情報を一元管理するデータベース。システムの設計情報やプログラムデータ、データの更新情報などが格納。外部スキーマが、データベース利用者や、アプリケーションプログラムから見たデータの定義を表現。「>C2」つまりC2より大きな値を求める式。存在しないため、COUNTIF文は0。これに1を加えて、1位。

システム構成とネットワーク 7周目で遂に要復習チェック残単元クリア!遂に1MB=1024KB1024KB8bit=8,388,608bit定着。

情報システムの開発 フィーチャ機能駆動開発は、フィーチャとよばれる機能を短期間で繰り返し開発していくもの。システム開発プロセスを逐次的に確実に行うというわけではない。

スマート問題集:4-1 コンピュータの基礎 正解するも正確な定着にあと一歩。平均アクセス時間 = キャッシュメモリのアクセス時間 × H + 主記憶装置のアクセス時間×(1 - H)。科目一巡した為、他弱点科目へ。

市場均衡 蜘蛛の巣理論により安定であるのは、「供給曲線の傾きの絶対値」が「需要曲線の傾きの絶対値」を上回るとき。

不完全競争と市場の失敗 まさかの全問正解w

不完全競争と市場の失敗 外部不経済、社会的に望ましい均衡 点よりも供給量が増えると、社会的にはマイナスの余剰が発生。

スマート問題集:5-5 経済指標と財市場の分析 GDPデフレータの算出方法忘却!パーシェ指数で計算。GDPデフレータ=名目GDP/実質GDP×100。

要復習チェック残1次試験全体(合格模試及び平成30年度令和元・2年度1次試験過去問題除く)1645問中224問→202問。

(企業経営理論447問中残44問 財務・会計342問中残46問 運営管理434問中残38問 経営情報システム335問中残2問 経済学・経済政策331問中残53問 経営法務321問中残15問 中小企業経営・政策379問中残2問)

経営情報システムの要復習チェック残6問→4問へ2問、経済学・経済政策の要復習チェック残73問→53問へ20問、計22問減らせました!

2021年06月10日 (木) の学習履歴
5時間30分
スマート問題集-1次試験全科目セット [2021年度試験対応]1時間36分(4レッスン終了)
科目4 経営情報システム08分55秒
スマート問題集:4-1 コンピュータの基礎05分00秒 17/17点
スマート問題集:4-2 ファイルとデータベース05秒
スマート問題集:4-3 システム構成とネットワーク03分35秒 22/22点
スマート問題集:4-5 経営と情報システム05秒
スマート問題集:4-6 情報システムの開発05秒
スマート問題集:4-7 プログラム言語とWebアプリケーション05秒
科目5 経済学・経済政策1時間27分
スマート問題集:5-4 不完全競争と市場の失敗49分45秒 15/15点
スマート問題集:5-5 経済指標と財市場の分析37分35秒 19/21点
過去問セレクト講座-1次試験全科目セット[2021年度試験対応]1時間36分(4レッスン終了)
科目4 経営情報システム25分30秒
過去問セレクト演習-4-1 コンピュータの基礎10秒
過去問セレクト演習-4-2 ファイルとデータベース13分25秒 13/15点
過去問セレクト演習-4-4 インターネットとセキュリティ05秒
過去問セレクト演習-4-6 情報システムの開発11分45秒 14/15点
過去問セレクト演習-4-7 プログラム言語とWeb アプリケーション05秒
科目5 経済学・経済政策1時間11分
過去問セレクト演習-5-3 市場均衡43分50秒 11/14点
過去問セレクト演習-5-4 不完全競争と市場の失敗27分35秒 11/13点
その他の学習履歴2時間17分
問題集2時間02分
その他15分00秒
中小企業診断士
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