経済学・経済政策 消費者行動と需要曲線 企業行動と供給曲線 経済学・経済政策 経済指標と財市場の分析


予算制約線と無差別曲線 【平成28年 第15問】

 ある個人が限られた所得を有しており、財X1と財Xを購入することができる。下図には、同一の所得にもとづいて、実線の予算制約線Aと破線の予算制約線Bとが描かれている。また、予算制約線Aと点Eで接する無差別曲線と、予算制約線Bと点Fで接する無差別曲線も描かれている。下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 等しい所得の下で予算制約線が描かれているので、点Eと点Fから得られる効用水準は等しい。×

イ 予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、予算制約線Bの方が、財X2の価格が高いことを示している。×

ウ 予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、予算制約線Bの方が、実質所得が高いことを示している。×

エ 予算制約線Aと予算制約線Bを比較すると、両財の相対価格が異なることが示されている。〇

効用最大化 【平成27年 第14問】

 いま、2つの財、財X1と財X2を消費可能な個人の効用最大化行動を考える。当該の個人は、所得80を有し、財X1の価格は2、財X2の価格は4という条件のもとで、効用が最大になるよう財X1の消費量x1と財X2の消費量x2とを組み合わせることができる。この個人の効用関数はU = x1x2と与えられており、合理的な当該個人は、x1 = 20、x2 = 10という組み合わせを選択することが分かっている。下図では、縦軸の切片a と横軸の切片bとを結ぶ予算制約線と無差別曲線Uの接点として、効用最大化の行動が図示されている。

 この状況を説明する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア この個人は、所得80の使い道として、x1 = 20、x2 =10以外の組み合わせを選択することで効用を一層高める余地が残されている。×予算制約線と無差別曲線Uとの接点がこの消費者の最適消費点

イ 財X2の消費量がゼロならば、財X1を30 消費することで所得80を使い切ることができる。×価格2 × 30= 60

ウ 縦軸の切片aの値は、財X1の価格に応じて変化する。〇×財X2の価格に応じて変化

エ 無差別曲線U上の財の組み合わせ(x1,x2)では、いずれも効用水準が200で一定である。〇同じ無差別曲線上の点であれば、どの点で示される2つの財の組み合わせから得られる個人の効用も同じ水準

 需要の価格弾力性と価格戦略 【平成29年 第13問】

 需要の価格弾力性は、価格の変化によって売上額に影響を及ぼす。需要の価格弾力性と価格戦略に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 需要の価格弾力性が1より小さい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、売上額は増加する。×?

b 需要の価格弾力性が1より小さい場合、企業が価格を引き上げる戦略をとると、需要が減少して、売上額も減少する。〇×

c 需要の価格弾力性が1に等しい場合、企業が価格を変化させる戦略をとっても、売上額は変化しない。〇×〇

d 需要の価格弾力性が1より大きい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、売上額は増加する。〇

[解答群]

  1. aとb
  2. aとc
  3. bとd〇×
  4. cとd〇

需要の価格弾力性<1の場合。

売上高=需要量×価格ですので、仮に、需要の変化率5%、価格の変化率が10%とし、
需要の価格弾力性=5%/10%=0.5<1と仮定すると

売上高=需要量(1+0.05)×価格(1-0.1)=1.05×0.9=0.945<1となり、売上高は減少。

需要の価格弾力性<1の場合。
需要の変化率5%、価格の変化率10%と仮定すると、

需要の価格弾力性=5%/10%=0.5<1。

売上高=需要量(1-0.05)×(1+0.1)=0.95×1.1=1.045>1となり、売上高は増加。

需要の価格弾力性=1の場合。

仮に価格の変化率、需要の変化率ともに5%とすると、

需要の価格弾力性=5%/5%=1

売上高=需要量(1+0.05)×価格(1-0.05)=1.05×0.95=0.9975≒1

需要の価格弾力性が1より大きい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、売上額は増加。

需要の価格弾力性と生産者の総収入 【平成28年 第13問】

 下図では、需要の価格弾力性が1より小さい農産物の需要曲線Dが実線で描かれている。また、当該農産物の供給曲線は破線で描かれており、好天に恵まれるなどの外生的な理由によって、供給曲線が当初のS0からS1へシフトしたものとする。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 供給曲線の右へのシフトは、価格の低下による需要量の増加はあるものの、生産者の総収入を減少させる。〇?

イ 供給曲線の右へのシフトは、価格の低下による需要量の増加を通じて、生産者の総収入を増加させる。×?

ウ 供給曲線の右へのシフトは、価格を低下させるものの、需要量には影響を与えない。×

エ 供給曲線の右へのシフトは、価格を低下させるものの、生産者の総収入には影響を与えない。×

価格に需要量をかけたものを、需要額。この需要額は、消費者から見ると支出額ですが、生産者から見ると総収入

 線形の需要の価格弾力性 【平成25年 第15問】

いま、下図のような線形の需要曲線AB を考える。需要曲線AB上の点L は、線分OMと線分MBの長さが等しくなるような線分ABの中点である。需要曲線AB上の点Kは、点L より左に位置している。

需要曲線の価格弾力性εの絶対値| ε | は、価格をp、数量をxとし、価格が微少にΔpだけ増加したときの数量の微少な変化分をΔxとすれば

と書き表すことができる。この需要曲線に関する説明として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

  1. 点Kにおける △x/△p は、線ODの長さを線分ACの長さで除した値と等しい。×逆?〇
    △x/△p=OD/ACなので、△x/△p は、線ODの長さを線分ACの長さで除した値と等しい。
  2. 点Kにおける p/xは、線分OCの長さを線分ODの長さで除した値と等しい。〇?×〇
     p/x=OC/ODと表されるので、点Kにおける「 px 」は、線分OCの長さを線分ODの長さで除した値と等しい。
  3. 点Kの需要の価格弾力性は、線分BD の長さを線分ODの長さで除すことで求められる。×価格*数量?〇ε=Δxp/Δpx=BD/KD*KD/OD=BD/ODと表されるので、点Kの需要の価格弾力性は、線分BD の長さを線分ODの長さで除すことで求められる。
  4. 点Lの需要の価格弾力性は1より大きい。×?〇点Lの需要の価格弾力性は、線分BM/線分OM=1。

需要の価格弾力性 【平成30年 第12問】

 下図でDA とDB は、それぞれ商品Aと商品Bの需要曲線である。このとき、商品Aと商品Bの需要の価格弾力性に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 価格がP0 から下がると、商品Aの需要の価格弾力性は大きくなる。×

b 価格がP0 から上がると、商品Bの需要の価格弾力性は大きくなる。〇

c 点Eでは、商品Aの需要の価格弾力性は商品Bの需要の価格弾力性よりも大きい。×

d 点Eでは、商品Aの需要の価格弾力性は商品Bの需要の価格弾力性よりも小さい。〇

〔解答群〕

ア aとc

イ aとd

ウ bとc

エ bとd〇

需要の価格弾力性と為替レート 【平成20年 第12問】(設問1)

 原油価格の高騰が起きれば、ガソリンスタンドはガソリン価格の引き上げを余儀なくされる。一方で、ガソリン価格の高騰は買い控えなどによる顧客離れを引き起こしかねない。そこで、ガソリンスタンドでは価格をどのような水準に設定するかが重要となる。この点を踏まえて、下記の設問に答えよ。

(設問1)

 ドル建ての原油価格が上昇しても、ガソリンの円建ての小売価格への影響を小さくする要因の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 円高〇

b 円安

c 低い需要の価格弾力性〇×
価格弾力性が低い場合、小売価格を上げても、需要量はあまり変わりません。そのため、原油価格が上昇し、ガソリン仕入値が上昇すれば、ガソリンスタンドは、その分をガソリンの小売価格に転嫁し、値上げ

d 高い需要の価格弾力性〇
小売価格を上げると需要が大きく減ります。そのため、原油価格が上昇し、ガソリン仕入値が上昇したとしても、ガソリンスタンドは、ガソリンの小売価格を大きく値上げすることをためらう

[解答群]

ア aとc〇×

イ aとd〇

ウ bとc

エ bとd

需要の価格弾力性と為替レート 【平成20年 第12問】(設問2)

 原油価格の高騰が起きれば、ガソリンスタンドはガソリン価格の引き上げを余儀なくされる。一方で、ガソリン価格の高騰は買い控えなどによる顧客離れを引き起こしかねない。そこで、ガソリンスタンドでは価格をどのような水準に設定するかが重要となる。この点を踏まえて、下記の設問に答えよ。

(設問2)

 あるガソリンスタンドが、周りの競合店よりも極端に低い価格を付け、競合店を市場から排除した後に独占的な地位を得ようとする可能性が指摘できる。このような価格戦略を表す言葉として最も適切なものはどれか。

ア 限界価格設定×限界費用に基づいて価格設定を行うこと

イ フルコスト・プライシング×全ての費用を回収できるような水準に価格設定すること

ウ ラムゼイ価格×企業の利潤がゼロとなる、すなわち収入と費用が等しくなる条件のもとで、総余剰を最大化するような価格設定

エ 略奪的価格設定〇一定期間ライバルよりも極端に低い価格を付け、ライバルを市場から排除した後に独占的な地位を得ようとする価格設定

需要曲線のシフト 【平成28年 第12問】

 いま、正常財と考えられる医療に対する需要曲線が下図のように描けるものとする。現状は実線で描かれている需要曲線上の点 A であり、同一の需要曲線上には点 C もある。また、破線の需要曲線上には点 B が描かれている。この図を用いて需要の変化の仕方を考察した記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

  1. 医療の価格を引き上げたとき、医療に対する需要は、点 A から点 B まで移動すると考えられる。×
  2. 医療費の抑制が必要であることを需要者に説得できたとすれば、たとえ価格が変化しなくとも、医療に対する需要は、点 A から点 B まで移動すると考えられる。〇
  3. 需要者の所得が増加すれば、医療に対する需要は、点 A から点 C まで移動すると考えられる。×
  4. 需要者の所得が増加すれば、たとえ価格が変化しなくとも、医療に対する需要は、点 A から点 B まで移動すると考えられる。×

代替効果と所得効果 【平成28年 第16問】

 いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。  下図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。×下級財

b 財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。×上級財

c 財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。〇

d 財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。

[解答群]

ア aとc

イ aとd〇

ウ bとc〇?×

エ bとd

財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、財Xの消費量は減少していますので、財Xはギッフェン財

点Aから点Bへの変化は、財Xの価格が下落したことにより財Xの価格が財Yに比べて相対的に安くなったことによる代替効果を表します。代替効果により、相対的に安くなった財Xの消費量DXは増加

財Xの価格が下落すると、実質所得は増加し所得効果と財Xの消費量が減少で財Xは下級財

代替効果よりも所得効果の方が大きいことにより、代替効果と所得効果の両方を合わせた全部効果では、X財の消費量は減少、財Xは下級財の一種であるギッフェン財

 ある財(X財)の価格が下落したとき別の財(Y財)の需要量が減少する財、ある財(X財)の価格が上昇したとき別の財(Y財)の需要量が増加する財を、粗代替財。粗代替財の需要の交差弾力性は、正の値。

 ある財(X財)の価格が下落したとき別の財(Y財)の需要量が増加する財、ある財(X財)の価格が上昇したとき別の財(Y財)の需要量が減少する財を、粗補完財。粗補完財の需要の交差弾力性は、負の値。

所得効果と代替効果(消費と余暇) 【平成20年 第18問】(設問1)

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 消費と余暇に関する、ある労働者の当初の予算制約式が次のように与えられているとする。

 C=w×(24-L)

 ここで、Cは消費、wは時間当たりの賃金、Lは余暇時間とする。労働者は、余暇時間以外の時間に働くとする。下図のように、人々は消費と余暇に関する無差別曲線と予算制約式により、最適な労働時間と消費水準を決定する。ここで、この労働者の初期の最適点はE点で与えられている。

(設問1)

 賃金が低下し、予算制約式が変化して、下図のように点線で与えられたものとする。このとき、新たな最適点はE′点となった。余暇の時間に対する所得効果と代替効果に関して、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 所得効果の影響より、代替効果の影響の方が大きい。×?〇

イ 代替効果の影響より、所得効果の影響の方が大きい。〇?×

ウ 所得効果の影響と代替効果の影響は同じである。×

エ 所得効果と代替効果、双方とも存在しない。×

代替効果を表すために、新たな予算制約線の傾きと同じ線を、無差別曲線に接するように線描すると無差別曲線と、この2 つの線が点A で接する形
代替効果は、点E から点A への変化。これは、賃金が減った結果、消費量を減らし余暇時間を増やすという代替効果。また、所得効果は、点A から点E’への変化。これは、賃金が減った結果、労働時間を増やし余暇時間を減らすという所得効果 点A から点E’への所得効果による移動より、点E から点A への代替効果による移動のほうが大きい

所得効果と代替効果(消費と余暇) 【平成20年 第18問】(設問2)

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 消費と余暇に関する、ある労働者の当初の予算制約式が次のように与えられているとする。

 C=w×(24-L)

 ここで、Cは消費、wは時間当たりの賃金、Lは余暇時間とする。労働者は、余暇時間以外の時間に働くとする。下図のように、人々は消費と余暇に関する無差別曲線と予算制約式により、最適な労働時間と消費水準を決定する。ここで、この労働者の初期の最適点はE点で与えられている。

(設問2)

 もともとの最適点がE点で与えられている。政府の福祉政策により、所得水準がある一定水準以下の労働者に対して給付金が出ることになった。この場合、労働者が新たに選択する消費と余暇の時間の組み合わせに関して、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 消費は上がって、労働時間を増やす。×

イ 消費は上がって、労働時間を減らす。×

ウ 消費は同じで、労働時間も変わらない。×

エ 消費は下がって、労働時間を増やす。×

オ 消費は下がって、労働時間を減らす。〇

労働供給曲線の後屈(バックワードベンディング) 【平成 29年 第16問】

近年、保育や介護の現場における人手不足が社会問題となっている。この問題に対処するための方策として、これらに関わる職種の賃金の引き上げが検討されることがある。そこで、賃金の引き上げと労働供給の関係を考察することにした。

 下図を参考にしながら、次の文中の空欄A~Dに当てはまる語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 人手不足を解消するためには、現在働いていない人に新規に就労してもらうか、あるいは現在パート勤務などの短時間労働の人に今までよりも長い時間働いてもらうことが必要である。

 すでに働いている人が賃金の上昇によってもっと働くようになるかどうかは、代替効果と所得効果によって決まる。賃金の上昇は( A )効果によって労働供給を増やし、( B )効果によって労働供給を減らす。両者の関係は、通常、低い賃金水準では( C )効果の方が大きく、高い賃金水準では( D )効果の方が大きい。したがって、現在の賃金が低い水準であるならば、賃上げは、労働時間を増やして人手不足の解消に寄与する。逆に、もし現在の賃金が高い水準にあるとすれば、賃上げは労働時間を減らすことになる。

[解答群]

ア A:所得  B:代替  C:所得  D:代替

イ A:所得  B:代替  C:代替  D:所得

ウ A:代替〇  B:所得〇  C:所得  D:代替

エ A:代替〇  B:所得〇  C:代替〇  D:所得〇

スルツキー分解 【平成27年 第13問】

 近年では、企業の業績が上向いてきたことなどもあり賃金が上昇傾向にあるが、賃金上昇が労働者に与える影響を経済モデルで考えてみたい。

 いま、ある消費財の消費量を C、その価格を1とする。個人は、賃金率 wでLという時間だけ労働してwLという所得を稼ぎ、当該の消費財を消費することができる。1日 24時間のうち労働以外の時間を余暇 Rとすると、労働時間はL = 24-R と表すことができる。こうした仮定のもとにある個人は、C=w(24-R)という制約の中で、CとRを組み合わせることになる。ただし、労働に投じることができる時間は、最大で12 時間(L ≦ 12)であるものとする。下図は、上記の仮定を踏まえて、賃金率 w の場合と賃金率 w′ の場合(w < w′)とに分けて、個人が直面する制約が右下がりの直線として描かれている。また、この制約線と無差別曲線 Ui(i=1,2)との接点として、それぞれの場合における最適な Cと R の組み合わせが与えられている。この図で、賃金率が w から w′ へ上昇したものと想定した場合の記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

  1. この図では、賃金率の上昇に伴って生じる所得効果と代替効果を合計した効果(全効果)は、余暇時間を減少させる。×
  2. この図では、賃金率の上昇に伴って生じる所得効果と代替効果を合計した効果(全効果)は、労働時間を減少させる。〇
  3. この図では、賃金率の上昇に伴って生じる所得効果は、労働時間を増加させる。×
  4. この図では、賃金率の上昇に伴って生じる代替効果は、余暇時間を増加させる。×

費用関数【平成30年 第19問】

 下図は、生産と費用の関係を描いたものである。ここでは、ある生産要素の投入は変化するが、他の生産要素の投入は変化しない。つまり、少なくとも1つは固定的インプットが存在する短期の費用関数を考える。


 この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 原点O と点Bを結んだ線の傾きによって、平均費用が求まる。×

b 総費用曲線を見ると、点Dから点Aまでは費用逓増型、点Aから右は費用逓減型となっている。×

c 点Eでは、平均費用と限界費用が一致する。〇

d 平均費用が最小になる生産量より、平均可変費用が最小になる生産量の方が少ない。〇

〔解答群〕

  1. aとb
  2. aとd
  3. bとc
  4. cとd〇

限界費用・平均可変費用の計算 【平成25年 第16問】

分割表示する

いま、競争的市場である製品を生産する企業を考える。総費用TCが当該製品の生産量xの関数として以下のように与えられている。ただし、x>0とする。

TC = 224 + 6x - 2x2 + x3

この費用関数に基づいて計算された限界費用と平均可変費用の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 6 -4x + 3x2 限界費用

b 6 -2x + x2 平均可変費用

c 224/x+ 6 -2x +x2 

d -4x + 3x2

[解答群]

ア aとb

イ aとc〇×

ウ bとc

エ bとd

総費用関数TC = 224 + 6x - 2x2 + x3
可変費用VC= 6x - 2x2 + x3
固定費用FC= 224
限界費用MCは、総費用TCを生産量xで微分したものMC = 6 - 4x + 3x2
平均可変費用AVCは可変費用VCを生産量xで割ったものAVC= (6x - 2x2 + x3) ÷ x = 6 -2x + x2

総費用曲線 【平成27年 第15問】

 下図には、固定費用Fと可変費用で構成される総費用曲線が描かれている。また、原点から始まり総費用曲線と点Kで接する補助線Aと、固定費用Fから始まり総費用曲線と点Mで接する補助線B が描かれている。この図に関する説明として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア 生産量Q2 は、平均費用が最小となる生産量である。〇?原点から総費用曲線上の点を結んだ直線の傾きが最小となる直線は、補助線A

イ 平均可変費用と限界費用が一致する点は操業停止点といわれ、図中で点Kがこれに該当する。×点Kは損益分岐点

ウ 平均費用と限界費用が一致する点は損益分岐点といわれ、図中で点Mがこれに該当する。×平均可変費用と限界費用が一致する点Mは操業停止点

エ  平均費用と平均可変費用は、生産量Q1で一致する。×生産量Q1における平均費用と平均可変費用は一致していません。

限界費用は、生産量を1単位追加するときに増加する費用。総費用曲線の接線の傾き
平均費用は、生産物1単位あたりの費用。原点と総費用曲線上の点を結んだ直線の傾き
平均可変費用は、生産物1単位あたりの可変費用。総費用曲線の縦軸切片と総費用曲線上の点を結んだ直線の傾き。

総費用曲線2 【平成29年 第14問】

 下図には、総費用曲線が描かれている。生産が行われないときの費用は点Aで示されている。この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]

ア AFを1とすると、BFが平均可変費用を表している。〇産出量をQ1としたとき、「総費用CQ1-固定費用HI=可変費用CH」となりますので平均可変費用(可変費用÷産出量)は、「CH/AH」となります。三角形ACHと三角形ABFは相似形ですからCH/AH=BF/AF

イ 原点と点Cを結ぶ直線の傾きが限界費用を表している。×産出量Q1のときの平均費用

ウ 産出量Q0における可変費用はFGに等しい。×FG=0A=HIが固定費用

エ 産出量Q1における固定費用は、Q0における固定費用にHIを加えたものである。×固定費は、産出量の変化があっても一定

オ 点Cにおける総費用曲線の接線の傾きが平均費用を表している。×点Cにおける総費用曲線の接線の傾きは限界費用。産出量増加分に対する費用増加分で特定の産出量の接線の傾き。

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