運営管理 IE(Industrial Engineering 生産のオペレーション

運営管理も覚えることが山盛りです^^;

マテリアルハンドリングは輸送機械や自動化装置を指す場合が多いです。

 平均活性示数は、停滞工程の活性示数の合計を停滞工程数で割った値として求めることができます。

 マテリアルハンドリングによって、運搬の自動化や効率化が図れるようになります。

 運搬管理を改善するには、非効率な部分をなくすことが必要になります。具体的には、レイアウトの変更、運搬方法の改善、運搬制度の改善があります。

 運搬活性示数は、物を移動するときに「すでに省かれている手間の数」を表し、0から4の間の数値を取ります。

時間研究

 人的余裕に含まれるのは、休憩やトイレに行くなど人間的な要素で必要な余裕です。

 外掛け法による余裕率は、正味時間に対する余裕時間の割合です。このため、「余裕時間 = 正味時間 × 余裕率」 となります。

 レイティング係数は、基準とする作業ペースを100%とした場合の、作業者の作業ペースです。

標準時間の設定法

 PTS法は、動作を微動作(サーブリッグ)のレベルに分解し、あらかじめ定められた微動作ごとの標準時間を合計する方法です。

工程分析

 フロムツーチャートでは、各工程間でどれぐらいの物量が流れているかを分析します。

運搬活性分析

活性示数

 運搬のしやすさを表す数値で、活性示数は、0から4の間の数値を取ります。

 PTS法は、動作を微動作(サーブリッグ)のレベルに分解し、あらかじめ定められた微動作ごとの標準時間を合計する方法です。

主体作業は、ロットの間の主体となる作業です。

 余裕時間は、様々な理由で発生する遅れの時間です。余裕は、さらに管理余裕と、人的余裕に分類されます。管理余裕は更に、作業余裕と職場余裕に分類されます。

 作業余裕は、機械の調整など、作業を行う中で不規則的、偶発的に発生する作業や状況です。

 職場余裕は作業の管理のために不規則的、偶発的に発生する作業や状況で打合せをするなど、作業の管理に必要な余裕です。

 人的余裕は、疲労余裕と用途余裕に分類されます。疲労余裕は休憩などで用途余裕は人間として普通に発生する生理的欲求でトイレに行くなどで必要な余裕です。

 

時間計測と分析 【平成28年 第15問】

 作業改善を目的とした時間測定と分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 作業時間が管理状態にあるかどうかを確認するために、pn管理図を作成して分析した。

イ 作業時間の測定精度を高めるために、やり直しを行った作業等の異常値は記録から除外して測定を行った。

ウ 作業方法の変化を見つけ易くするために、作業の各サイクルに規則的に表れる要素作業と不規則に表れる要素作業は区別して時間測定を行った。

エ 測定対象となる作業者に心理的な負担を与えないために、測定の実施を事前に通告せずに作業者から見えない場所で測定を行った。

 pn管理図は計数値に対する管理図であるため、計量値である作業時間を管理する用途には向いていません。

管理図には、管理対象がとる値や、管理する品質により、いくつかの種類があります。

長さ、重量、時間、硬さ、純度などといった計量値の管理では、Xbar-R管理図が用いられます。

不良数などの計数値の管理では、p管理図 (不良率)、pn管理図 (不良数の個数)、c管理図 (一定単位の中の欠点数)、u管理図 (単位が一定でないものの欠点数)が用いられます。

標準時間 【平成23年 第15問】

 標準時間の算定法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア PTS 法では、長時間の作業の標準時間を簡便に算定することができる。

イ 経験見積法では、余裕時間を必ず別途算定しなければならない。

ウ 実績資料法では、精度の高い標準時間を得ることができる。

エ ストップウォッチ法では、レイティングを行う必要がある。

PTS 法とは、動作を微動作のレベルに分解し、あらかじめ定められた微動作ごとの標準時間を合計する方法です。

経験見積法とは、経験者の実績と経験によって標準時間を見積もる方法です。

実績資料法とは、過去の作業日報などから標準時間を見積もる方法です。

ストップウォッチ法とは、作業の要素ごとにストップウォッチで時間を測定する手法です。

標準時間2 【平成29年 第10問】

 標準時間に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア PTS法ではレイティングを行う必要はない。

イ 内掛け法では、正味時間に対する余裕時間の割合で余裕率を考える。

ウ 主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものである。

エ 人的余裕は、用達余裕と疲労余裕に分けられる。

内掛け法では、正味時間に余裕時間を加えた標準時間に対して、余裕時間がどれくらいの割合なのかで余裕率を求めます。

主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものになります。

余裕は管理余裕と人的余裕に分けられます。管理余裕は作業余裕と職場余裕、人的余裕は用達余裕と疲労余裕にそれぞれ分けられます。

標準時間は、正味時間と余裕時間から構成されます。

 正味時間は、主体作業と準備段取作業を遂行するのに必要な時間です。主体作業は、ロットの間の主体となる作業です。準備段取作業は、ロットごと、もしくは始業や終業時に発生する、準備や段取、後始末などの作業です。

 余裕時間は、様々な理由で発生する遅れの時間です。

余裕は、さらに管理余裕と、人的余裕に分類されます。

管理余裕は更に、作業余裕と職場余裕に分類されます。

 作業余裕は、機械の調整など、作業を行う中で不規則的、偶発的に発生する作業や状況です。

 職場余裕は作業の管理のために不規則的、偶発的に発生する作業や状況で打合せをするなど、作業の管理に必要な余裕です。

 人的余裕は、疲労余裕と用途余裕に分類されます。


工程分析・動作研究 【平成20年 第7問】

 ある社員食堂において、食事をする人の流れの問題点を見いだしたい。次の条件のもとで用いられる生産管理の分析手法として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。

【条件】

 食事をする人は、出入り口から入り、食券を購入し、トレーを取り、カウンターで食事を受け取り、はしやお茶のエリアで必要なものを取り、席で食事をし、食器の載ったトレーを棚に返却し、出入り口から出る。

〔解答群〕

ア 稼働分析

イ 作業者工程分析

ウ 流動数分析

エ レイアウト分析

稼働分析とは、作業の効率を分析します。

作業者工程分析とは、作業者の作業を中心に分析するものです。作業者工程分析では、加工、移動、手待ち、検査の4 つで分析され、作業手順や作業の無駄の改善などに利用されます。

流動数分析とは、前工程からの仕掛品の受入数量と次工程への払出数量の差から、仕掛品の在庫量や停滞時間などを把握する分析手法です。

作業者工程分析 【平成26年 第17問】

 以下の①~④に示す事象に対して作業者工程分析を行った。「作業」に分類された事象の数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

①対象物を左手から右手に持ち替える。

②機械設備での対象物の加工を作業者が監視する。

③対象物を加工するための前準備や加工後の後始末をする。

④出荷のために対象物の数量を確認する。


〔解答群〕 ア 1個 イ 2個 ウ 3個 エ 4個

作業者工程分析では、対象物の加工そのものだけでなく、「加工するための前準備や加工後の後始末」も加工に含まれます。

作業工程分析では、数量検査と品質検査は分かれておらず、どちらも検査となります。

PTS法【平成30年 第15問】

 新製品を組み立てるための標準時間をPTS(Predetermined Time Standard)法を利用して算定することにした。標準時間を設定するための準備に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a PTS 法で算定された標準時間を組立作業を行う作業者の習熟度に応じて調整するために、作業者の組立職場での就業年数を調査した。

b 設備による加工時間を別途付与するために、設備で試加工を実施して加工時間を計測した。

c 標準時間を見積もるための基礎資料を整備するために、既存製品の組立作業に対して時間分析を実施した。

d 試作品を組み立てるための模擬ラインを敷設して、製品組立の標準作業を決定した。

〔解答群〕

  1. aとb
  2. aとd
  3. bとc
  4. bとd

「標準時間を組立作業を行う作業者の習熟度に応じて調整する」という作業は、実際に観測した作業時間を正味時間に修正する「レイティング」のことです。

「標準時間を見積もるための基礎資料を整備する」という作業は、直接時間を観測せずに、あらかじめ用意しておいた作業要素別の標準時間を合計することで、標準時間を合成する「標準時間資料法」という方法を指しています。

標準時間2 【平成29年 第10問】

 標準時間に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア PTS法ではレイティングを行う必要はない。

イ 内掛け法では、正味時間に対する余裕時間の割合で余裕率を考える。

ウ 主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものである。

エ 人的余裕は、用達余裕と疲労余裕に分けられる。

 内掛け法では、正味時間に余裕時間を加えた標準時間に対して、余裕時間がどれくらいの割合なのかで余裕率を求めます。

 主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものになります。

余裕は管理余裕と人的余裕に分けられます。

管理余裕は作業余裕と職場余裕、人的余裕は用達余裕と疲労余裕にそれぞれ分けられます。

用達余裕とは水飲みやトイレなどの生理的欲求で発生する時間、疲労余裕とは作業者が疲労回復のために休憩する時間や疲労によって仕事が遅くなるために余計に発生する時間のことを言います。





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