初代座長として挨拶させて頂きました。
***
高松第1支部・経営指針を創る会初代座長発表 支部創る会設立への思い
今回、支部で経営指針を創る会の設立と初代座長で係わりさせて頂きました小笠原でございます。
そもそも経営指針を創る会とは何ぞや?という方もおられますので、設立の経緯について私の思いをお伝えさせて頂きます。経営指針を創る会とは経営の理念や方針や計画を一緒に共に創っていく会のことです。
まず私自身2002年に創業したのですが経営知識ゼロからのスタートで10年経っても中々上手くいかず、経営の勉強を真剣にする為に調べていくと、経営指針書という経営の計画書づくりが効果的なことが分かりました。ただ、独学では難しいので教えてくれる学校みたいなところがないか探したんですが、数件しか無くて、それも100万200万必要だったり東京等の遠方だったりして参加が難しかったんです(第1の壁)。
そんな中、1件だけ費用も10万位と比較的低額で、しかも香川県で開催されているところがありました。それが香川同友会全体で開催している経営指針を創る会でした。そこで藁にもすがる思いで2016年に同友会に入会して早速申込んだのですがまさかの落選!理由は売上が低すぎること、規模が小さすぎることでした。指導出来る人数が定員24名で限りがあるので仕方がないとしても、業績が悪いから藁にもすがる思いで入会して応募したのに売上や従業員数が1人前の会社でないと創る会に入学すら出来ませんでした(第2の壁)。
しかし拾う神ありで、創る会の有志7人位が落選した私達3人だけの為に「ミニ創る会」と称して2017年に毎月1回半年間に渡って無料で指導してくれました。皆お忙しいのに時間と労力を割いて指導してくれたんです。この感謝は忘れられません。そしてその後少し業績が上がり、念願の創る会本会へ2018年に入学出来て学び始めれたのですが、理念も抽象的であったりして難解だったり、自分の想いを先輩社長方に誤解なく伝える難しさ等で、受講中はとても苦労しました。
そんな中、他の支部から参加している受講生達の多くは支部内にも創る会が設立されていて支部内のメンバーに相談出来てサポートして貰えているとのことでした。私が所属した高松第1支部には創る会は存在していないとのことで、他に頼れる人も居らず、独りで解決せねばならず寂しくもあり、手厚い他支部のサポート体制が羨ましくも感じました(第3の壁)。
何とか創る会を修了後、高松第1支部の役員もしていましたので役員会で支部の今後の課題を話し合う中で高松第1支部内の経営指針を創る会発足の必要性を提案させて頂きましたが、時期尚早だったのか不採用でした。
しかし、ここでも捨てる神あれば拾う神ありで、比較的若手役員だった私の意見を汲み取ろうと幹部役員達が動いて頂き、2019年に商売繁盛経営部会を発足出来ました。受講希望会員を募り、会社訪問して現地で経営指針づくりをディスカッションしながら創り始めました。他支部と比べて、高松第1支部は会員の経営指針作成率が悪いと理事会で突き上げられているという話も役員から聞きました。
ところがそんな矢先にコロナで2020年は活動が全く出来なくなり、本来ならばこんな大不況の時こそ高松第1支部内でも経営指針を創る勉強会が必要であるのに何も出来ない部会長としての焦りと反省が生まれました。そこで2021年は何とか再開しようと決意して相談したところ、役員会でも同様に部会を支部の経営指針を創る会に格上げして活動しようという機運になっており、こうして高松第1支部・経営指針を創る会は発足致しました。
運営にあたりましては、私が2017年にミニ創る会で教えて頂いた大先輩も他支部から参加して頂いたり、高松第一支部の錚々たるメンバーに指導参加して頂くことが出来、創る会本会にも勝る超豪華なパートナー陣営で開催することが出来ました。
今回、4人受講されまして、お1人は社業が忙しすぎるということでリタイアされて残念でしたが、3人は最後まで頑張って取組み、経営指針書を創り上げました。創る会本会の受講生と比べても遜色のない出来栄えです。
受講生達は修了後に経営指針を創る会とどう関わっていくのかと言いますと、次年度からは受講生達を指導していく「パートナー」として関わり、人に教えることで自らも教わり学んでいき、自社と他社の経営指針を共に切磋琢磨していくことが出来ます。
最後になりましたが、一緒に創る会を運営して頂きました受講生含め参加者の方々に厚くお礼を申し上げます。少し大げさですが草の根的に会社や支部や地域や世の中が良くなっていく、良い仕事を皆様と一緒に為せたと思っています。誠にありがとうございました。